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公開番号2025151261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024052592
出願日2024-03-27
発明の名称車室内異常検知装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人
主分類G08B 21/00 20060101AFI20251002BHJP(信号)
要約【課題】消費電力を抑えつつ、車両が異常事象に至る前の車室内の異常状態を検知する。
【解決手段】車両のシート座面の下側領域および乗員の足元付近のフロアカーペット上側領域あるいは下側領域に面状に配列された圧力センサ群からのセンサ信号を入力するセンサ信号処理部110と、センサ信号レベルと所定の閾値とを比較する比較部120と、車両の駆動系が停止している状態で、比較部からセンサ信号レベルが所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に起動し、少なくとも車室内におけるキーの有無を判定する判定部130と、判定部130と同様のタイミングで起動し、判定部130の判定結果により、車室内にキーが無い場合に、車室内の異常を検知する異常検知部140と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
面状に配列された圧力センサ群からのセンサ信号を入力するセンサ信号処理部と、
前記センサ信号処理部が入力したセンサ信号レベルと所定の閾値とを比較する比較部と、
車両の駆動系が停止している状態で、前記比較部から前記センサ信号レベルが前記所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に起動し、少なくとも車室内におけるキーの有無を判定する判定部と、
前記車両の駆動系が停止している状態で、前記比較部から前記センサ信号レベルが前記所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に起動し、前記判定部の判定結果により、前記車室内にキーが無い場合に、前記車室内の異常を検知する異常検知部と、
を備えたことを特徴とする車室内異常検知装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記所定の閾値は、チャイルドシートあるいはジュニアシートをシートに設置した場合の前記チャイルドシートあるいはジュニアシートの重量を排除するためのものであり、乗員が設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の車室内異常検知装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記車両のドアキーの施解錠状態を判定し、前記異常検知部は、前記判定部の判定結果により、前記車両のドアキーが施錠状態であり、前記車室内にキーが無い場合に、乗員の置き去りを検知することを特徴とする請求項1に記載の車室内異常検知装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記車両のドアキーの施解錠状態を判定し、前記異常検知部は、前記判定部の判定結果により、前記車両のドアキーが解錠状態であり、前記車室内にキーが無い場合に、第三者の侵入を検知することを特徴とする請求項1に記載の車室内異常検知装置。
【請求項5】
異常状態を車室内外に報知する報知部を備え、
前記異常検知部が異常状態を検知した場合に、前記報知部が作動することを特徴とする請求項3または4のいずれか1項に記載の車室内異常検知装置。
【請求項6】
プレッシャーセンサと、コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサに通信可能に接続される1つまたは複数のメモリと、
を含み、
前記1つまたは複数のプロセッサは、
面状に配列されたプレッシャーセンサ群からのセンサ信号を入力し、
入力したセンサ信号レベルと所定の閾値とを比較し、
車両の駆動系が停止している状態で、前記センサ信号レベルが前記所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に前記車両の駆動系を起動し、少なくとも車室内におけるキーの有無を判定し、
判定結果により、車室内にキーが無い場合に、前記車室内の異常を検知することを特徴とする車室内異常検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内異常検知装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、第三者がピッキング等の手法によって、駐車中の車両に侵入し、金品を持ち去る車上荒らしや車両の盗難等が社会問題化している。また、特に、夏場の気温の高い時期に、幼い子供等が車室内に取り残され、重篤な状態となる置き去りも社会問題として注目されている。
【0003】
上記のような盗難防止に関して、警報音の音響出力を制御する警報制御手段と、所定操作に応じて、前記警報音の音響出力を解除する警報解除手段とを有し、警報制御手段は、第1タイミング信号を検出すると、車室内への第1警報音を音響出力させる第1警報制御手段と、前記車室内への第1警報音の音響出力中に、第2タイミング信号を検出すると、車室外への第2警報音を音響出力させる第2警報制御手段とを有する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、上記のような置き去りに関して、車両の車室に存在する人を検知するためのセンサにより得られたセンサ信号に基づいて、車室への人の置き去りを検出する置き去り検出部と、置き去りが検出された場合、置き去りに対応する制御の内容を、車両位置取得部が取得する車両の位置に応じて決定する制御内容決定部と、を備えた装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-291833号公報
特開2020-004242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、車室内および車室外に警報音を出力するものであるが、この警報音が出力されるのは、モードスイッチの操作によって、監視モードとなっている場合であり、車両がイグニッションOFFで駐車状態にある時に、起こりうる車上荒らしや車両の盗難に対して、装置を機能させるためには、消費電力が増大し、現実的ではないという課題があった。
また、特許文献1に記載の技術では、ルームランプの点灯やイグニッションスイッチのオン操作、車速パルスの検出をトリガに車室内への第三者の不正侵入を検知するものであるが、イグニッションスイッチのオン操作、車速パルスの検出を行った時点では、既に、第三者によって車両が奪われている状態であることから、第三者の不正行為を未然に防止するものではない。
【0007】
また、特許文献2に記載の技術は、車室への人の置き去りを検出したときの車両の位置に応じて、置き去りに対応する車両への制御を決定するものであるが、車両がイグニッションOFFで停車状態にある時に、起こりうる置き去りに対して、装置を機能させるためには、消費電力が増大し、現実的ではないという課題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、車室への人の置き去りを検出した時に機能するものであって、置き去りを予見して、これを未然に防止するものではない。
【0008】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、消費電力を抑えつつ、車両が異常事象に至る前の車室内の異常状態を検知する車室内異常検知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
形態1;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、配列された圧力センサ群からのセンサ信号を入力するセンサ信号処理部と、前記センサ信号処理部が入力したセンサ信号レベルと所定の閾値とを比較する比較部と、前記車両の駆動系が停止している状態で、前記比較部から前記センサ信号レベルが前記所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に起動し、少なくとも車室内におけるキーの有無を判定する判定部と、前記車両の駆動系が停止している状態で、前記比較部から前記センサ信号レベルが前記所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に起動し、前記判定部の判定結果により、前記車室内にキーが無い場合に、前記車室内の異常を検知する異常検知部と、を備えたことを特徴とする車室内異常検知装置を提案している。
【0010】
形態2;本発明の1またはそれ以上の実施形態は、プレッシャーセンサと、コントローラと、を備え、前記コントローラは、1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサに通信可能に接続される1つまたは複数のメモリと、を含み、前記1つまたは複数のプロセッサは、面状に配列されたプレッシャーセンサ群からのセンサ信号を入力し、入力した前記センサ信号レベルと所定の閾値とを比較し、車両の駆動系が停止している状態で、前記センサ信号レベルが前記所定の閾値を超えている旨の比較結果を入力した場合に前記車両の駆動系を起動し、少なくとも車室内におけるキーの有無を判定し、判定結果により、車室内にキーが無い場合に、前記車室内の異常を検知することを特徴とする車室内異常検知装置を提案している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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