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公開番号2024168665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085538
出願日2023-05-24
発明の名称運転支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/0968 20060101AFI20241128BHJP(信号)
要約【課題】ユーザによる操作の煩雑さを低減しつつ運転支援を開始させることが可能な運転支援装置を提供する。
【解決手段】ユーザの操作によって実行され、ユーザによる車両の運転操作を支援するための運転支援を行う運転支援装置1であって、車両の現在位置を取得する位置情報取得部9と、ユーザによって登録された、運転支援を実行する所定の地点を含む運転支援に関するデータを記憶する運転支援データ記憶部11と、車両が所定の地点に到達した場合に、データに基づく運転支援を実行するための所定の操作を行うことをユーザに対して提案する通知部13と、ユーザが所定の操作を行った場合に、データに基づく運転支援を実行する運転支援制御部12と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの操作によって実行され、前記ユーザによる車両の運転操作を支援するための運転支援を行う運転支援装置であって、
前記車両の現在位置を取得する位置情報取得部と、
前記ユーザによって登録された、前記運転支援を実行する所定の地点を含む前記運転支援に関するデータを記憶する運転支援データ記憶部と、
前記車両が前記所定の地点に到達した場合に、前記データに基づく前記運転支援を実行するための所定の操作を行うことを前記ユーザに対して提案する通知部と、
前記ユーザが前記所定の操作を行った場合に、前記データに基づく前記運転支援を実行する運転支援制御部と、を備えている
ことを特徴とする運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術を利用した車両の運転支援装置に関し、特に、ユーザに運転支援システムの利用を促進するための運転支援装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが受け入れやすいタイミングで運転支援装置の利用を促すように構成された車両用制御装置が開示されている。特許文献1の装置では、ユーザによるクルーズスイッチの操作に応じてパワートレーン・シャーシ系を制御して、車両のクルーズ制御を実行する。特許文献1の装置では、ユーザに対してクルーズ制御を利用することを推奨する通知が可能な通知可能区間が設定されている。その通知可能区間は、ユーザによって設定された目的地までの経路上において、車線の合流や分岐、急カーブなどの道路形状に基づいて設定される。また、通知可能区間であっても、天候やアクセサリ機器の操作状態などに基づいて運転負荷が所定レベル以上となった場合には、その通知を行わないように構成されている。また、特許文献1の装置では、クルーズ制御が利用されることなく、通知可能区間に車両が進入し、運転負荷が所定レベル未満である場合には、クルーズ制御を奨励する音声信号をスピーカから出力するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6673171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ユーザの運転負荷が所定レベル未満の場合にクルーズ制御を推奨する通知が実行されるので、ユーザがその通知を煩わしく感じることを抑制することができる、と記載されている。一方で、特許文献1の装置では、クルーズ制御を実行する場合に、ユーザがクルーズスイッチを操作しなければならない。また、車両にはユーザが所定の操作を行うことによって開始する複数の運転支援制御が搭載されている場合がある。そのような場合には、ユーザが運転支援制御ごとにその操作を行わなければならない。例えば、ユーザによっては、定期的に走行する道路において、所定の区間では複数の運転支援制御を実行しつつ走行する場合がある。そのような場合に、ユーザは、その所定の区間に到達するたびに所定の操作を行って複数の運転支援制御を開始させる必要があるので、ユーザが煩わしく感じるなどの不都合が生じる可能性があった。
【0005】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、ユーザによる操作の煩雑さを低減しつつ運転支援を開始させることが可能な運転支援装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、ユーザの操作によって実行され、前記ユーザによる車両の運転操作を支援するための運転支援を行う運転支援装置であって、前記車両の現在位置を取得する位置情報取得部と、前記ユーザによって登録された、前記運転支援を実行する所定の地点を含む前記運転支援に関するデータを記憶する運転支援データ記憶部と、前記車両が前記所定の地点に到達した場合に、前記データに基づく前記運転支援を実行するための所定の操作を行うことを前記ユーザに対して提案する通知部と、前記ユーザが前記所定の操作を行った場合に、前記データに基づく前記運転支援を実行する運転支援制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の運転支援装置によれば、ユーザの操作によって実行される運転支援を含んでおり、その運転支援を実行する所定の地点を登録することができる。そのときに、運転支援に関するデータ、つまり、ユーザによって登録された運転支援の設定なども併せて記憶する。そして、車両が所定の地点に到達した場合には、記憶されたデータに基づく運転支援を実行することをユーザに提案し、ユーザが承諾した場合には、その運転支援が実行される。例えば、ユーザが定期的にその運転支援を利用して走行する道路において、所定の操作を行うこと、例えば、ステアリングスイッチを押して承諾することのみによって、登録されたデータに基づく運転支援を再現することができる。そのため、特定の場所においてユーザが繰り返し行う運転支援に関する操作を簡素化することができる。あるいは、ユーザが定期的に複数の運転支援を使用して所定の地点を走行する場合であっても、走行中に、毎回運転支援を全て設定し直すなどの操作をする必要がなくなるので、ユーザが煩わしさを感じることを抑制することができる。さらに、運転支援の利用を提案するので、ユーザに対して運転支援の使用を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態における運転支援装置を搭載した車両の一例を示す図である。
本発明の実施形態における運転支援装置の機能構成を説明するためのブロック図である。
本発明の実施形態における運転支援装置によって実行される制御の一例を示すフローチャートであり、所定の運転支援システムを登録するときに実行されるフローチャートである。
本発明の実施形態における運転支援装置によって実行される制御の一例を示すフローチャートであり、登録されているデータに基づく所定の運転支援システムを再現するときに実行されるフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、本発明を限定するものではない。
【0010】
図1には、本発明の実施形態における運転支援装置を適用した車両Veを示してある。本発明の実施形態における運転支援装置1は、先進運転支援システム(ADAS)とも称される複数の運転支援システムを含んでいる。例えば、運転支援システムには、自動ブレーキなどのユーザの操作によらずに自動的に作動する運転支援や、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などのユーザによる操作によって開始される運転支援などが含まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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