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公開番号2025012298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115033
出願日2023-07-13
発明の名称三次元造形食品用インク
出願人MP五協フード&ケミカル株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類A23L 5/00 20160101AFI20250117BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明は、成形性及び保形性に優れる三次元造形食品を簡便に製造可能な三次元造形食品用インクを提供することを課題とする。
【解決手段】食材と、食物繊維とを含み、前記食物繊維の保水力が自重の15倍以上である、三次元造形食品用インク。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
食材と、食物繊維とを含み、
前記食物繊維の保水力が自重の15倍以上である、三次元造形食品用インク。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記食物繊維が果実由来又は穀物由来である、請求項1に記載の三次元造形食品用インク。
【請求項3】
前記食物繊維がシトラス由来、リンゴ由来、又はコーン由来である、請求項2に記載の三次元造形食品用インク。
【請求項4】
水の含有量が50質量%以上である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の三次元造形食品用インク。
【請求項5】
前記食物繊維の含有量が5質量%以下である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の三次元造形食品用インク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、三次元造形食品用インクに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
食品分野では、3Dプリンタ等で製造される三次元造形食品が利用されている。例えば、食品の嗜好性を高めるために、三次元造形食品の立体形状を利用することが提案されている。また、三次元造形食品は、形状などのデータが入力された3Dプリンタで自動的に製造され得るため、介護施設や病院などの施設における人手不足の解消に寄与すると考えられている。
【0003】
従来、三次元造形食品の製造に用いられるインクについての検討がなされている。例えば、特許文献1には、アルファ化澱粉等の基材と、該基材を分解し得るアミラーゼ等の分解剤と、アルギン酸ナトリウム等のゲル化剤とを含むインクが記載されている。かかるインクによれば、分解剤により基材が分解されるとともに、ゲル化剤によりインクがゲル化することによって、保形性等が付与された三次元造形食品が得られるとされている。
【0004】
また、特許文献2には、豆類から抽出されたゲル化剤を含むインクが記載されている。かかるインクによれば、ゲル化剤のゲル化温度が10℃以下であるため、吐出前のインクを加温せずとも三次元造形食品を製造できるとされている。一方、特許文献3には、ゲル化温度が40℃程度の脱アシル型ジェランガムを含むインクが記載されている。かかるインクによれば、吐出先の雰囲気が室温であっても造形が可能とされている。
【0005】
これらの他、特許文献4では、澱粉粉末と水とを含むインクにレーザー光を照射することによって該インクをゲル化させる方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-102261号公報
特開2021-112183号公報
特開2023-35748号公報
特開2022-26221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年の外食産業等の食品に対する嗜好性の高まりから、より複雑な立体形状を有する三次元造形食品の提供が望まれ得る。そして、かかる要望を満たすために、三次元造形食品用インクには、複雑な立体形状を成形するための成形性が求められる。成形性としては、例えば、尖った角部のような形状を成形可能な性能が挙げられる。また、三次元造形食品用インクには、製造後から喫食までの間において当該立体形状を維持するための保形性が求められる。保形性としては、所定の高さを維持可能な性能、言い換えれば、崩れ落ちを抑制し得る性能が特に重要である。しかしながら、従来技術のインクでは、所望の成形性及び保形性を三次元造形食品に十分に付与できない場合がある。
【0008】
また、特許文献1及び特許文献2の技術のように、従来多用されているゲル化剤を含むインクでは、一般的に、3Dプリンタ等からの吐出前にゲル化が生じないようにするために、加温等の温度制御が必要となる場合がある。また、吐出後にゲル化を促進するために、冷却等の温度制御が必要となる場合がある。よって、従来技術のインクは、三次元造形食品のより簡便な製造という点において改善の余地がある。そして、かかる改善は、外食産業等における三次元造形食品の普及において特に重要と考えられる。
【0009】
上記事情に鑑み、本発明は、成形性及び保形性に優れる三次元造形食品を簡便に製造可能な三次元造形食品用インクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る三次元造形食品用インクは、
食材と、食物繊維とを含み、
前記食物繊維の保水力が自重の15倍以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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