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公開番号2025012158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114773
出願日2023-07-12
発明の名称シート搬送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 5/06 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートの搬送方向を反転させた後に、シートの引っ張り合い又は撓みが生じることを低減する。
【解決手段】シート搬送装置は、第1搬送部と、第2搬送部と、駆動源と、駆動伝達部と、を備え、第1搬送部がシートを第2搬送方向に搬送しており且つ第2搬送部がシートを搬送していない時は、第1搬送部が駆動力によって第1搬送速度でシートを搬送するように駆動伝達部が第2伝達状態となり、第2搬送部によるシートの搬送速度は、第1搬送速度よりも速い第2搬送速度であり、第2搬送方向に搬送されるシートが第1搬送部と第2搬送部の両方に接触する接触状態が発生した後、接触状態が解除されるまで、第1搬送部が第2搬送速度で搬送されるシートに追従して動作することを許容するように駆動伝達部が非伝達状態となる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートを第1搬送方向に搬送した後で前記第1搬送方向とは反対の第2搬送方向に搬送する第1搬送部と、
前記シートを前記第2搬送方向に搬送する第2搬送部と、
前記第1搬送部を駆動する駆動源と、
前記第1搬送部に前記シートを前記第1搬送方向に搬送させるように前記駆動源の駆動力を伝達する第1伝達状態と、前記第1搬送部に前記シートを前記第2搬送方向に搬送させるように前記駆動力を伝達する第2伝達状態と、前記駆動力を前記第1搬送部に伝達しない非伝達状態と、をとり得る駆動伝達部と、
を備えたシート搬送装置であって、
前記第1搬送部が前記シートを前記第2搬送方向に搬送しており且つ前記第2搬送部が前記シートを搬送していない時は、前記第1搬送部が前記駆動力によって第1搬送速度で前記シートを搬送するように前記駆動伝達部が前記第2伝達状態となり、
前記第2搬送部による前記シートの搬送速度は、前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度であり、
前記第2搬送方向に搬送される前記シートが前記第1搬送部と前記第2搬送部の両方に接触する接触状態が発生した後、前記接触状態が解除されるまで、前記第1搬送部が前記第2搬送速度で搬送される前記シートに追従して動作することを許容するように前記駆動伝達部が前記非伝達状態となる、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記駆動伝達部は、前記駆動源に接続された第1部材と、前記第1部材と同軸状に配置され、前記第1搬送部に接続された第2部材と、を含み、
前記第1部材は、第1当接部と、第2当接部と、を有し、
前記第2部材は、前記第1当接部に当接される第1被当接部と、前記第2当接部に当接される第2被当接部と、を有し、
前記駆動伝達部は、前記第1当接部と前記第1被当接部が当接することで前記第1伝達状態となり、前記第2当接部と前記第2被当接部が当接することで前記第2伝達状態となり、前記第1当接部と前記第1被当接部が離間し且つ前記第2当接部と前記第2被当接部が離間することで前記非伝達状態となるように構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記駆動伝達部を前記第2伝達状態から前記第1伝達状態に変化させるために必要な前記第1部材と前記第2部材の相対回転の量は、前記第1搬送部及び前記第2搬送部の双方が前記シートを前記第2搬送方向に搬送している期間中に生じる前記第1部材と前記第2部材の相対回転の量よりも大きい、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記第1搬送部が前記シートを前記第1搬送方向に搬送する時の前記第1部材及び前記第2部材の回転方向を第1回転方向とし、前記第1搬送部が前記シートを前記第2搬送方向に搬送する時の前記第1部材及び前記第2部材の回転方向を第2回転方向として、
前記第1部材は、前記第1部材及び前記第2部材の回転軸方向に突出する突出部を有し、前記第1当接部は前記突出部の前記第1回転方向における端部であり、前記第2当接部は前記突出部の前記第2回転方向における端部であり、
前記第2部材は、前記突出部を受け入れる凹部を有し、前記第1被当接部は前記凹部の前記第1回転方向における端部であり、前記第2被当接部は前記凹部の前記第2回転方向における端部である、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記第1部材及び前記第2部材の回転軸線に対する前記第1当接部と前記第2当接部との間の中心角は、前記回転軸線に対する前記第1被当接部と前記第2被当接部との間の中心角よりも小さい、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記突出部は、前記第1部材及び前記第2部材の回転軸線を中心とする円弧に沿って配置された複数の突出部の1つであり、
前記凹部は、前記複数の突出部とそれぞれ係合するように前記円弧に沿って配置された複数の凹部の1つである、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記第1搬送部が前記シートを前記第1搬送方向に搬送する時の前記第1部材及び前記第2部材の回転方向を第1回転方向とし、前記第1搬送部が前記シートを前記第2搬送方向に搬送する時の前記第1部材及び前記第2部材の回転方向を第2回転方向として、
前記第2部材は、前記第1部材及び前記第2部材の回転軸方向に突出する突出部を有し、前記第1被当接部は前記突出部の前記第1回転方向における端部であり、前記第2被当接部は前記突出部の前記第2回転方向における端部であり、
前記第1部材は、前記突出部を受け入れる凹部を有し、前記第1当接部は前記凹部の前記第1回転方向における端部であり、前記第2当接部は前記凹部の前記第2回転方向における端部である、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記第1搬送部が前記シートを前記第1搬送方向に搬送する時の前記第1部材及び前記第2部材の回転方向を第1回転方向とし、前記第1搬送部が前記シートを前記第2搬送方向に搬送する時の前記第1部材及び前記第2部材の回転方向を第2回転方向として、
前記接触状態が発生したときに、前記第2被当接部は、前記第2回転方向に向けて前記第2当接部から離れる、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記第1搬送部は、前記駆動伝達部から前記駆動力を受けて回転するローラを有し、
前記ローラは、前記第1搬送部が前記第1搬送速度で前記シートを搬送する時は第1角速度で回転し、
前記接触状態が発生すると、前記第2搬送部により前記第2搬送速度で搬送される前記シートに追従して前記ローラが前記第1角速度よりも速い第2角速度で回転し、
前記ローラが前記第2角速度で回転することで、前記第2部材が前記第1部材に対して相対回転し、前記駆動伝達部が前記第2伝達状態から前記非伝達状態に変化する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記第1部材及び前記第2部材は、前記ローラの回転軸線の周りで回転する、
ことを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、及び、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートの搬送方向を反転させるスイッチバックローラ対と、該スイッチバックローラ対と共にシートを搬送する中間再搬送ローラ対と、を備え、シートの両面に画像を形成することが可能な画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-127223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートの搬送方向を反転させた後に、上流側と下流側の2つの搬送部でシートを搬送する時に、一方の搬送部の搬送速度を他方の搬送部の搬送速度よりも速く設定する場合がある。このような場合に、2つの搬送部の間でシートの引っ張り合い又は撓みが生じる可能性があった。
【0005】
そこで、本発明は、シートの搬送方向を反転させた後に、シートの引っ張り合い又は撓みが生じることを低減可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シートを第1搬送方向に搬送した後で前記第1搬送方向とは反対の第2搬送方向に搬送する第1搬送部と、前記シートを前記第2搬送方向に搬送する第2搬送部と、前記第1搬送部を駆動する駆動源と、前記第1搬送部に前記シートを前記第1搬送方向に搬送させるように前記駆動源の駆動力を伝達する第1伝達状態と、前記第1搬送部に前記シートを前記第2搬送方向に搬送させるように前記駆動力を伝達する第2伝達状態と、前記駆動力を前記第1搬送部に伝達しない非伝達状態と、をとり得る駆動伝達部と、を備えたシート搬送装置であって、前記第1搬送部が前記シートを前記第2搬送方向に搬送しており且つ前記第2搬送部が前記シートを搬送していない時は、前記第1搬送部が前記駆動力によって第1搬送速度で前記シートを搬送するように前記駆動伝達部が前記第2伝達状態となり、前記第2搬送部による前記シートの搬送速度は、前記第1搬送速度よりも速い第2搬送速度であり、前記第2搬送方向に搬送される前記シートが前記第1搬送部と前記第2搬送部の両方に接触する接触状態が発生した後、前記接触状態が解除されるまで、前記第1搬送部が前記第2搬送速度で搬送される前記シートに追従して動作することを許容するように前記駆動伝達部が前記非伝達状態となる、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートの搬送方向を反転させた後に、シートの引っ張り合い又は撓みが生じることを低減可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る画像形成装置の概略図。
第1実施形態に係る両面印刷について説明するための図(a)~(e)。
第1実施形態に係る駆動伝達機構について説明するための図(a)~(d)。
第1実施形態に係るカップリング部を示す図(a)~(e)。
第1実施形態に係るカップリング部の動作について説明するための図(a)~(d)。
第1実施形態に係るカップリング部の動作について説明するための図(a)~(d)。
第2実施形態に係るカップリング部を示す図(a)~(e)。
第2実施形態に係るカップリング部の動作について説明するための図(a)~(d)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
《第1実施形態》
第1実施形態について説明する。まず、図1を用いて、第1実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置1を画像形成時の主走査方向(感光ドラム22aの回転軸方向)に対して垂直な平面で切断した断面を示す概略図である。
(【0011】以降は省略されています)

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