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公開番号2025012034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114558
出願日2023-07-12
発明の名称カッティングヘッド付きプリンタ
出願人ローランドディー.ジー.株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250117BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】プリントキャリッジとカットキャリッジとをより安定して連結する。
【解決手段】連結機構は、マグネット81と、プリントキャリッジに設けられるとともにマグネット81を支持する支持部材82と、カットキャリッジに設けられマグネット81に吸着する吸着体と、を備える。支持部材82は、マグネット81を支持する支持部82aと、プリントキャリッジに取り付けられる取付部82bと、支持部82aおよび取付部82bに接続された補強部82c、82dと、を備え、プリントキャリッジに対して、主走査方向Yに直交する第1直交方向に延びる第1の軸線L1周りに回転可能に構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出するプリントヘッドと、
前記プリントヘッドを保持するプリントキャリッジと、
記録媒体を切断可能なカッターを有するカッティングヘッドと、
前記カッティングヘッドを保持するカットキャリッジと、
主走査方向に延び、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジが前記主走査方向に摺動可能に係合したガイドレールと、
前記プリントキャリッジまたは前記カットキャリッジを前記ガイドレールに沿って移動させる移動装置と、
前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジに設けられ、前記プリントキャリッジと前記カットキャリッジとを連結する連結機構と、を備え、
前記連結機構は、
マグネットと、
前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの一方に設けられるとともに前記マグネットを支持する支持部材と、
前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの他方に設けられ、前記マグネットに吸着する吸着体と、を備え、
前記支持部材は、前記マグネットを支持する支持部と、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に取り付けられる取付部と、前記支持部および前記取付部に接続された補強部と、を備え、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に対して、前記主走査方向に直交する第1直交方向に延びる第1の軸線周りに回転可能に構成されている、
カッティングヘッド付きプリンタ。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記吸着体は、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記他方に対して、前記主走査方向および前記第1直交方向に直交する第2直交方向に延びる第2の軸線周りに回転可能なように構成されている、
請求項1に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項3】
前記連結機構は、
前記支持部材を前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に固定する第1固定部材と、
前記吸着体を前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記他方に固定する第2固定部材と、を備え、
前記支持部材は、前記第1固定部材による固定を緩めると前記第1の軸線周りに回転可能なように構成され、
前記吸着体は、前記第2固定部材による固定を緩めると前記第2の軸線周りに回転可能なように構成されている、
請求項2に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項4】
前記取付部は、前記第1直交方向にそれぞれ貫通する第1貫通孔および第2貫通孔を備え、
前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方は、それぞれ前記第1貫通孔および前記第2貫通孔と向かい合う位置に形成され前記第1直交方向に延びる第1ネジ孔および第2ネジ孔を備え、
前記第1固定部材は、
前記第1貫通孔に挿通されるとともに前記第1ネジ孔に螺合された第1ネジと、
前記第2貫通孔に挿通されるとともに前記第2ネジ孔に螺合された第2ネジと、を含み、
前記第1貫通孔は、前記第1ネジの径に対応した径を有し、
前記第2貫通孔は、前記支持部材が前記第1貫通孔を中心として回転可能なように、前記第2ネジの径よりも大きく形成されている、
請求項3に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項5】
前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方は、
前記プリントヘッドまたは前記カッティングヘッドを収容するケースと、
前記主走査方向および前記第1直交方向に延び、前記ケースを支持する取付板と、を備え、
前記取付板は、前記主走査方向および前記第1直交方向に延びる面の一部を切り曲げることにより形成され、前記第1直交方向を向いた取付面を有し、
前記第1ネジ孔および前記第2ネジ孔は、前記取付面に形成されている、
請求項4に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項6】
前記主走査方向および前記第1直交方向に直交する方向を第2直交方向として、
前記連結機構は、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方と前記支持部材との間に介在し、前記第1の軸線周りに回転可能に前記支持部材を支持するとともに、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に対して前記第2直交方向に延びる第2の軸線周りに回転可能な他の支持部材を備えている、
請求項1に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項7】
前記連結機構は、
前記支持部材を前記他の支持部材に固定する固定部材と、
前記他の支持部材を前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に固定する他の固定部材と、を備え、
前記支持部材は、前記固定部材による固定を緩めると前記第1の軸線周りに回転可能なように構成され、
前記他の支持部材は、前記他の固定部材による固定を緩めると前記第2の軸線周りに回転可能なように構成されている、
請求項6に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項8】
前記取付部は、前記第1直交方向にそれぞれ貫通する第1貫通孔および第2貫通孔を備え、
前記他の支持部材は、それぞれ前記第1貫通孔および前記第2貫通孔と向かい合う位置に形成され前記第1直交方向に延びる第1ネジ孔および第2ネジ孔を備え、
前記固定部材は、
前記第1貫通孔に挿通されるとともに前記第1ネジ孔に螺合された第1ネジと、
前記第2貫通孔に挿通されるとともに前記第2ネジ孔に螺合された第2ネジと、を含み、
前記第1貫通孔は、前記第1ネジの径に対応した径を有し、
前記第2貫通孔は、前記支持部材が前記第1貫通孔を中心として回転可能なように、前記第2ネジの径よりも大きく形成されている、
請求項6に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項9】
前記他の支持部材は、前記第2直交方向にそれぞれ貫通する第3貫通孔および第4貫通孔を備え、
前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方は、それぞれ前記第3貫通孔および前記第4貫通孔と向かい合う位置に形成され前記第2直交方向に延びる第3ネジ孔および第4ネジ孔を備え、
前記他の固定部材は、
前記第3貫通孔に挿通されるとともに前記第3ネジ孔に螺合された第3ネジと、
前記第4貫通孔に挿通されるとともに前記第4ネジ孔に螺合された第4ネジと、を含み、
前記第3貫通孔は、前記第3ネジの径に対応した径を有し、
前記第4貫通孔は、前記他の支持部材が前記第3貫通孔を中心として回転可能なように、前記第4ネジの径よりも大きく形成されている、
請求項8に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。
【請求項10】
前記補強部は、前記取付部を挟んで対向する一対の補強部材であって、それぞれが前記支持部と前記取付部とに接続された一対の補強部材を含んでいる、
請求項1に記載のカッティングヘッド付きプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カッティングヘッド付きプリンタに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
記録媒体に印刷を行うプリントヘッド、および、記録媒体を切断するカッティングヘッドをともに備えたカッティングヘッド付きプリンタが従来から知られている。例えば特許文献1には、プリントヘッド(インクヘッド)と、カッティングヘッドと、プリントヘッドとカッティングヘッドとを連結する連結装置と、プリントヘッドおよびカッティングヘッドが摺動自在に係合したガイドレールと、カッティングヘッドをガイドレールに沿って移動させる装置と、を備えたカッティングヘッド付きプリンタが開示されている。特許文献1に記載の連結装置は、プリントヘッドに設けられたマグネットと、カッティングヘッドに設けられマグネットに吸着する板金と、を備えている。プリントヘッドは、カッティングヘッドと連結されることにより、移動装置により移動可能となる。
【0003】
特許文献1に記載の連結装置は、さらに、マグネットの吸着面と反対側に挿入されたゴム部材を備えている。特許文献1によれば、マグネットと板金とが連結されると、マグネットの吸着面と板金の吸着面とが平行になるようにゴム部材が変形する。そのため、マグネットと板金との接触面積が大きくなり、プリントヘッドとカッティングヘッドとの連結力が強くなる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-030393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インクヘッドとカッティングヘッドとを連結し、または切り離す際、マグネットを保持する部材には比較的大きな衝撃荷重が加わる。このため、マグネットを保持する部材の剛性が低いと、マグネットを保持する部材に撓みが発生する場合がある。引用文献1に記載されたような構成の場合には、ゴム部材の変形によってもマグネットの吸着面を板金の吸着面に対して平行とすることができず、吸着力が弱くなり、安定した連結力を発揮できない場合が発生する。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プリントヘッドを搭載したプリントキャリッジとカッティングヘッドを搭載したカットキャリッジとを連結する連結機構を備えるカッティングヘッド付きプリンタであって、より安定した連結力を発揮できるカッティングヘッド付きプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示するカッティングヘッド付きプリンタは、インクを吐出するプリントヘッドと、前記プリントヘッドを保持するプリントキャリッジと、記録媒体を切断可能なカッターを有するカッティングヘッドと、前記カッティングヘッドを保持するカットキャリッジと、主走査方向に延び前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジが前記主走査方向に摺動可能に係合したガイドレールと、前記プリントキャリッジまたは前記カットキャリッジを前記ガイドレールに沿って移動させる移動装置と、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジに設けられ前記プリントキャリッジと前記カットキャリッジとを連結する連結機構と、を備える。前記連結機構は、マグネットと、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの一方に設けられるとともに前記マグネットを支持する支持部材と、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの他方に設けられ、前記マグネットに吸着する吸着体と、を備えている。前記支持部材は、前記マグネットを支持する支持部と、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に取り付けられる取付部と、前記支持部および前記取付部に接続された補強部と、を備え、前記プリントキャリッジおよび前記カットキャリッジのうちの前記一方に対して、前記主走査方向に直交する第1直交方向に延びる第1の軸線周りに回転可能に構成されている。
【0008】
上記カッティングヘッド付きプリンタによれば、マグネットを支持する支持部材を主走査方向に直交する第1の軸線周りに回転可能とすることにより、マグネットの向きを吸着体の向きに合わせることができる。また、支持部材は、マグネットを支持する支持部と、プリントキャリッジまたはカットキャリッジに取り付けられた取付部と、に接続された補強部を備えている。補強部は、支持部と取付部とを接続することにより、支持部の剛性を向上させている。そのため、支持部が撓みにくくなり、プリントキャリッジとカットキャリッジとを連結し、または切り離す際にも、マグネットの向きを維持することができる。これにより、連結機構によるプリントキャリッジとカットキャリッジとの連結を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタの斜視図である。
プリントキャリッジおよびカットキャリッジの正面図である。
プリントキャリッジの斜視図である。
カットキャリッジの斜視図である。
プリントキャリッジのベースプレートの斜視図である。
マグネットホルダの斜視図である。
マグネットホルダの斜視図である。
マグネットホルダが取り付けられた状態のベースプレートの平面図である。
カットキャリッジの吸着板の正面図である。
第2実施形態に係るプリントキャリッジのベースプレートの斜視図である。
マウント部材の斜視図である。
マグネットホルダおよびマウント部材が取り付けられた状態のベースプレートの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
[カッティングヘッド付きプリンタの構成]
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るカッティングヘッド付きプリンタ10(以下、プリンタ10)の斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係るプリンタ10は、シート状の記録媒体5に対して印刷およびカッティングを行う装置である。記録媒体5は、例えば、台紙と台紙上に積層されかつ粘着剤が塗布された剥離紙とからなるシール材であってもよく、記録紙や樹脂製のシート等であってもよい。記録媒体5は印刷およびカッティングのうちの少なくとも一方が可能な記録媒体であれば足り、特に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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