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公開番号
2025011693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113952
出願日
2023-07-11
発明の名称
差動歯車装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F16H
48/38 20120101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】リングギヤの変形を防止又は抑制する。
【解決手段】差動歯車装置は、デフケースと、前記デフケースに固定されたリングギヤと、を備える。この場合、前記デフケースの外周面には、前記リングギヤに向けて径方向外側へ突出する外向きフランジが設けられており、前記リングギヤの内周面には、前記デフケースに向けて径方向内側へ突出する内向きフランジが、軸方向の一方側へオフセットして設けられている。加えて、前記外向きフランジと前記内向きフランジとは、軸方向において互いに対向するとともに、複数のボルトによって互いに締結されている。加えて、前記内向きフランジの厚みは、前記外向きフランジに対向する内周部分よりも、前記内周部分に対して径方向外側に位置する外周部分において大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
デフケースと、
前記デフケースに固定されたリングギヤと、
を備え、
前記デフケースの外周面には、前記リングギヤに向けて径方向外側へ突出する外向きフランジが設けられており、
前記リングギヤの内周面には、前記デフケースに向けて径方向内側へ突出する内向きフランジが、軸方向の一方側へオフセットして設けられており、
前記外向きフランジと前記内向きフランジとは、軸方向において互いに対向するとともに、複数のボルトによって互いに締結されており、
前記内向きフランジの厚みは、前記外向きフランジに対向する内周部分よりも、前記内周部分に対して径方向外側に位置する外周部分において大きい、
差動歯車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、差動歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、差動歯車装置が記載されている。差動歯車装置は、デフケースと、
デフケースに固定されたリングギヤと、を備える。デフケースには、その外周面に外向きフランジが設けられている。リングギヤには、その内周面に内向きフランジが設けられており、当該外向きフランジと内向きフランジとは、複数のボルトによって互いに締結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-144911号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の差動歯車装置では、リングギヤの内向きフランジが、リングギヤにおいて軸方向の一方側へオフセットされている。即ち、リングギヤの内周面では、内向きフランジが、軸方向における中央位置ではなく、一方側に寄せて配置されている。このような構成によると、リングギヤに作用する噛み合い時の荷重に対して、内向きフランジがリングギヤを支持する位置は、軸方向の一方側へ偏ることになる。そのため、リングギヤへ噛み合い時の荷重が作用したときに、内向きフランジから離れた軸方向の他方側では、リングギヤが径方向内側に向けて変位(歯の倒れ)及び変形(歯のたわみ)しやすい。本明細書は、リングギヤの変形を防止又は抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術に係る差動歯車装置は、デフケースと、前記デフケースに固定されたリングギヤと、を備える。この場合、前記デフケースの外周面には、前記リングギヤに向けて径方向外側へ突出する外向きフランジが設けられており、前記リングギヤの内周面には、前記デフケースに向けて径方向内側へ突出する内向きフランジが、軸方向の一方側へオフセットして設けられている。加えて、前記外向きフランジと前記内向きフランジとは、軸方向において互いに対向するとともに、複数のボルトによって互いに締結されている。加えて、前記内向きフランジの厚みは、前記外向きフランジに対向する内周部分よりも、前記内周部分に対して径方向外側に位置する外周部分において大きい。
【0006】
上記した構成では、リングギヤに設けられた内向きフランジの外周部分が、即ち、内向きフランジの根元に位置する部分が、その内周部分より厚く形成されている。このような構成によると、内向きフランジの位置が軸方向においてオフセットされていても、リングギヤに作用する噛み合い時の荷重に対して、リングギヤの軸方向他方側における変位や変形を防止又は抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
差動歯車装置10の構成を示す断面図である。
図1のII部における拡大図を示す。
リングギヤに作用する荷重を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
図面を参照して、実施例の差動歯車装置10について説明する。本実施例の差動歯車装置10は、車両用の差動歯車装置である。なお、本明細書では、本技術が開示する技術に係る要部のみが説明され、差動歯車装置10の細部についての説明は省略される。
【0009】
図1及び図2に示すように、差動歯車装置10は、デフケース12と、デフケース12に固定されたリングギヤ14とを備える。
【0010】
デフケース12は、その内部に複数のギヤを収容する。複数のギヤには、複数のピニオンギヤや二つのサイドギヤが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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