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公開番号
2025011007
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023137548
出願日
2023-08-25
発明の名称
TBM主駆動リップシール潤滑補助設備及びその使用方法
出願人
中交第二公路工程局有限公司
代理人
個人
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250116BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明は、TBM主駆動リップシール潤滑補助設備及びその使用方法を開示する。
【解決手段】取付機構は、第1取付枠と、第2取付枠と、回転部材とを含み、第1取付枠の外表面には、複数の第1接続ブロックが等間隔に固定接続され、第2取付枠の片側外表面には、複数の第2接続ブロックが等間隔に固定接続され、各第2接続ブロックと対応する第1接続ブロックの片側外表面との間はボルトにより固定接続され、かつ第2取付枠の一端は第1取付枠の内部に延在し、回転部材は第1取付枠に設けられる。本発明では、使用時に、既存のTBM駆動のリングギヤを接続ディスクの外表面に覆設するとともに、ボルトで接続ディスクと既存のTBM駆動のカッターヘッドを強固に接続し、かつ既存のTBM駆動の駆動ギヤを連動軸の外表面に覆設することで、カップリング本体を介して連動軸と既存のTBM駆動のモータ設備を接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
TBM主駆動リップシール潤滑補助設備であって、
取付機構を有し、前記取付機構は、第1取付枠(1)と、第2取付枠(8)と、回転部材とを含み、前記第1取付枠(1)の外表面には、複数の第1接続ブロックが等間隔に固定接続され、前記第2取付枠(8)の片側外表面には、複数の第2接続ブロックが等間隔に固定接続され、各前記第2接続ブロックと対応する第1接続ブロックの片側外表面との間はボルトにより固定接続され、かつ第2取付枠(8)の一端は第1取付枠(1)の内部に延在し、前記回転部材は第1取付枠(1)に設けられ、
搬送機構を有し、前記搬送機構は、ろ過枠(16)と、注入管(24)と、抽出管(18)とを含み、前記ろ過枠(16)は第1取付枠(1)の片側外表面に固定接続され、前記注入管(24)の一端は第1取付枠(1)の片側外表面を貫通し、前記抽出管(18)の一端は第1取付枠(1)の片側外表面を貫通し、前記ろ過枠(16)の片側内表壁にはろ過板(17)が固定接続され、前記ろ過板(17)の片側外表面には第1遮蔽板(19)が固定接続され、前記ろ過枠(16)の片側外表面には収集枠(21)が摺動挿設され、前記ろ過枠(16)の片側外表面には第2遮蔽板(20)が固定接続されていることを特徴とするTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記回転部材は連動軸(2)と回転リング(3)を含み、前記連動軸(2)は共に複数設けられ、複数の前記連動軸(2)はいずれも第1取付枠(1)の片側外表面には回転自在に接続され、かつ各連動軸(2)の一端は何れも第1取付枠(1)の内部に延在し、各前記連動軸(2)の一端には何れもカップリング本体(25)が固定接続され、前記回転リング(3)は、第1取付枠(1)に回転自在に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項3】
前記第1取付枠(1)の片側内表壁にはガスケット(5)が固定接続され、前記第2取付枠(8)の片側内表壁には複数のリセット枠(13)が等間隔に固定接続されていることを特徴とする請求項2に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項4】
各前記リセット枠(13)の内部には、リセットスプリング(15)と当接シート(14)が摺動嵌設され、各前記当接シート(14)の片側外表面に当接棒が固定接続され、複数の前記当接棒の一端の間に押し付けリング(6)が固定接続されていることを特徴とする請求項3に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項5】
前記押し付けリング(6)の内部には限流リング(7)が挿設され、前記限流リング(7)の一端はガスケット(5)の内部に延在し、前記限流リング(7)の外表面には複数の接続口が等間隔に開設されていることを特徴とする請求項4に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項6】
前記回転リング(3)の外表面には接続ディスク(4)が嵌設され、前記第2取付枠(8)の片側外表面には係止リング(9)が螺着されていることを特徴とする請求項5に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項7】
前記第2取付枠(8)の片側内表壁には、複数の取付ブラケット(10)が等間隔に貫通され、各前記取付ブラケット(10)の内部には何れも導液管(11)が挿設され、各前記取付ブラケット(10)の片側外表面には何れも削り具(12)が摺動挿設されていることを特徴とする請求項6に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項8】
前記注入管(24)の一端には注入逆止弁が連通され、前記抽出管(18)の外表面には制御弁が連通され、前記抽出管(18)の一端はろ過枠(16)の内部に延在し、かつ抽出管(18)の先端はろ過板(17)の内部底面を摺動貫通していることを特徴とする請求項7に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項9】
前記第1取付枠(1)の片側外表面にはブースターポンプ(23)が固定接続され、前記ブースターポンプ(23)の入力端には第1接続管(22)が連通され、前記第1接続管(22)の一端はろ過枠(16)の内部に延在し、かつ第1接続管(22)の一端はろ過板(17)の頂部を貫通し、前記ブースターポンプ(23)の出力端には第2接続管が連通され、前記第2接続管の一端は注入逆止弁の入力端に固定接続されていることを特徴とする請求項8に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備。
【請求項10】
TBM主駆動リップシール潤滑補助設備の使用方法であって、
請求項1~9のいずれか1項に記載のTBM主駆動リップシール潤滑補助設備に適用され、
S1、既存のTBM駆動のリングギヤを接続ディスク(4)の外表面に覆設するとともに、接続ディスク(4)と既存のTBM駆動のカッターヘッドをボルトによって強固に接続し、かつ既存のTBM駆動の駆動ギヤを連動軸(2)の外表面に覆設し、さらにカップリング本体(25)によって、連動軸(2)を既存のTBM駆動のモータ設備に接続し、さらに第1取付枠(1)と第2取付枠(8)によって設備と既存TBM設備の内壁構造との安定した掛設接続を行い、さらに既存TBM駆動のモータ設備を起動して制御すると、既存のTBM駆動のモータ設備は、カップリング本体(25)を介して連動軸(2)を駆動して回転させることができ、回転する連動軸(2)は、既存のTBM駆動の駆動ギヤを介して既存のTBM駆動のリングギヤを回転させることができ、さらに既存のTBM駆動のリングギヤは、接続ディスク(4)を回転させることができ、回転する接続ディスク(4)は、既存のTBM駆動のカッターヘッドを回転させることができるとともに、導液管(11)を介して既存の注入設備と効果的に接続することができ、さらに取付ブラケット(10)の一端の削り具(12)によって、既存のTBM駆動の駆動ギヤ表面の残留を掻き取る過程で、導液管(11)は既存のTBM駆動の駆動ギヤと既存のTBM駆動のリングギヤとの噛合箇所に高速で流れる潤滑液を注入することができ、さらに噛合箇所が不測の石屑侵入の影響を受けることは回避され、かつ第1取付枠(1)、第2取付枠(8)と係止リング(9)との間に形成された密封空間に適量の潤滑液を注入し、潤滑液がろ過板(17)とすべての既存のTBM駆動の駆動ギヤに浸漬できるようにする潤滑を設定するステップS1と、
ブースターポンプ(23)を起動して制御することにより、ブースターポンプ(23)は、第1接続管(22)と第2接続管を介して、ろ過板(17)にろ過された潤滑液を注入管(24)に再注入し、さらに限流リング(7)と既存のTBM駆動のリングギヤとの間に再注入することができ、既存のTBM駆動のリングギヤの回転中に、限流リング(7)の位置制限下で、既存のTBM駆動のリングギヤの外側にある潤滑液を流動させることができ、ひいては既存のTBM駆動のリングギヤの外部に石屑が付着することは回避される保護制御を行うステップS2と、を含むことを特徴とするTBM主駆動リップシール潤滑補助設備の使用方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は施工用潤滑設備の技術分野に属し、具体的にはTBM主駆動リップシール潤滑補助設備及びその使用方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
TBMはトンネル掘進機と呼ばれ、中国での応用と発展はすでに60年近くの歴史があり、鉄道トンネル、水利トンネル、都市地下鉄などの業界に広く応用されているが、近年では傾斜立坑TBM、立坑TBM、小型TBM、超大口径TBM、複合型TBM、不規則な断面TBMなどの新型TBMもすでに研究開発されて応用を開始し、応用分野において長足の進歩を遂げており、良い技術を開発すれば世の中に普及する。
【0003】
しかし、従来技術では、既存のTBM設備の実際の使用過程において、既存のTBM設備のメインベアリングに損傷が発生すると、TBMにとって工期、コスト、交換の難度は計り知れないものであり、損失の大きく、リップシールの密封効果は更に直接にその自身の耐用年数を決定し、同時にシールに摩耗が発生すると、掘った砕石屑が主軸に潤滑されたギアボックスに入りやすく、さらにメインベアリングが破損し、間接的にメインベアリングの耐用年数にも影響し、既存のTBM潤滑補助設備の使用効果がよくない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の目的は、潤滑設備の密封効果を高めることができるとともに、密封効果の破損をもたらしにくく、しかも砕石屑が既存のTBM設備のギアボックスに与える影響を効果的に防止でき、既存のTBM設備の実際の耐用年数を高めることができるTBM主駆動リップシール潤滑補助設備及びその使用方法を提供することである。
【0005】
本発明が採用する技術案は以下の通りであり、
TBM主駆動リップシール潤滑補助設備であって、
取付機構を有し、前記取付機構は、第1取付枠と、第2取付枠と、回転部材とを含み、前記第1取付枠の外表面には、複数の第1接続ブロックが等間隔に固定接続され、前記第2取付枠の片側外表面には、複数の第2接続ブロックが等間隔に固定接続され、各前記第2接続ブロックと対応する第1接続ブロックの片側外表面との間はボルトにより固定接続され、第2取付枠の一端は第1取付枠の内部に延在し、前記回転部材は第1取付枠に設けられ、
搬送機構を有し、前記搬送機構は、ろ過枠と、注入管及び抽出管を含み、前記ろ過枠は第1取付枠の片側外表面に固定接続され、前記注入管の一端は第1取付枠の片側外表面を貫通し、前記抽出管の一端は第1取付枠の片側外表面を貫通し、前記ろ過枠の片側内表壁にはろ過板が固定接続され、前記ろ過板の片側外表面には第1遮蔽板が固定接続され、前記ろ過枠の片側外表面には収集枠が摺動挿設され、前記ろ過枠の片側外表面には第2遮蔽板が固定接続されている。
【0006】
ここで、前記回転部材は連動軸と回転リングを含み、前記連動軸は共に複数設けられ、複数の前記連動軸はいずれも第1取付枠の片側外表面には回転自在に接続され、かつ各連動軸の一端は何れも第1取付枠の内部に延在し、各前記連動軸の一端には何れもカップリング本体が固定接続され、前記回転リングは、第1取付枠に回転自在に接続されている。
【0007】
ここで、前記第1取付枠の片側内表壁にはガスケットが固定接続され、前記第2取付枠の片側内表壁には複数のリセット枠が等間隔に固定接続されている。
【0008】
ここで、各前記リセット枠の内部には、リセットスプリングと当接シートが摺動嵌設され、各前記当接シートの片側外表面に当接棒が固定接続され、複数の前記当接棒の一端の間に押し付けリングが固定接続されている。
【0009】
ここで、前記押し付けリングの内部には限流リングが挿設され、前記限流リングの一端はガスケットの内部に延在し、前記限流リングの外表面には複数の接続口が等間隔に開設されている。
【0010】
ここで、前記回転リングの外表面には接続ディスクが嵌設され、前記第2取付枠の片側外表面には係止リングが螺着されている。
(【0011】以降は省略されています)
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