TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025009239
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112103
出願日
2023-07-07
発明の名称
配管装置
出願人
日本サーモスタット株式会社
代理人
個人
主分類
F16L
55/00 20060101AFI20250110BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】センサ部材に通電するためのハーネスが捻じれて過大な負荷がかかるのを防止できるとともに、コストを低減できる配管装置を提供する。
【解決手段】配管20と、前記配管に突出形成される筒状のアダプタ2と、前記配管の外側から前記アダプタに挿入されるセンサ部材10と、前記センサ部材がアダプタから抜け出ることを阻止するクリップ部材3と、前記アダプタに挿入された前記センサ部材の軸回りの回転を許容しつつ、360度以上の回転を阻止する回転規制部材8と、を備え、前記回転規制部材は、前記センサ部材と前記クリップ部材の一方に設けられた突起と、前記センサ部材と前記クリップ部材の他方に設けられて、前記センサ部材が所定の回転角度以上回転したときに前記突起に突き当たる回転規制部と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
配管と、
前記配管に突出形成される筒状のアダプタと、
前記配管の外側から前記アダプタに挿入されるセンサ部材と、
前記センサ部材がアダプタから抜け出ることを阻止するクリップ部材と、
前記アダプタに挿入された前記センサ部材の軸回りの回転を許容しつつ、360度以上の回転を阻止する回転規制部材と、
を備え、
前記回転規制部材は、
前記センサ部材と前記クリップ部材の一方に設けられた突起と、
前記センサ部材と前記クリップ部材の他方に設けられて、前記センサ部材が所定の回転角度以上回転したときに前記突起に突き当たる回転規制部と、
を有する
ことを特徴とする配管装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記クリップ部材は、相対向して配置される一対の脚部と、前記脚部の基端を接続する接続部とを有し、
前記突起は、一端が前記接続部に接続されて前記脚部の間に配置され、
前記アダプタには、前記アダプタの肉厚を貫通する貫通孔と、前記貫通孔の周方向の両側に位置する横孔が形成され、
前記センサ部材は、係合部を有し、
前記係合部の外周には、周方向に沿うように長溝が形成され、
前記回転規制部は、前記長溝の周方向の両端に形成される端壁からなり、
前記突起は、前記貫通孔に挿通されて、前記突起の先端が前記長溝に挿入され、
一対の前記脚部は、前記係合部を径方向の両側から挟むように前記横孔に嵌る
請求項1に記載の配管装置。
【請求項3】
一対の前記脚部の先端には、前記横孔の縁に引っ掛かるフックが形成されている
請求項2に記載の配管装置。
【請求項4】
前記脚部には、内側へ突出するガイド部が設けられ、
前記ガイド部の先端は、前記係合部の外周に沿うように円弧状に湾曲する
請求項2に記載の配管装置。
【請求項5】
前記センサ部材は、係合部を有し、
前記突起は、前記係合部の外周に突出形成され、
前記クリップ部材は、相対向して配置される一対の脚部と、前記脚部の基端を接続する接続部と、を有し、
前記アダプタには、前記アダプタの肉厚を貫通する一対の横孔が形成され、
前記脚部の一方又は両方の内側には、角部が形成されて、
前記回転規制部は、前記角部からなり、
一対の前記脚部は、前記係合部を径方向の両側から挟むように前記横孔に嵌る
請求項1に記載の配管装置。
【請求項6】
前記アダプタは、前記横孔の軸方向の幅を狭める方向へ突出する突部を有し、
前記クリップ部材は、基端が前記接続部に接続されて先端側が一対の前記脚部の外側へ延びる一対のサブ脚部を有し、
前記サブ脚部の先端には、前記突部の角に引っ掛かるフックが形成されている
請求項5に記載の配管装置。
【請求項7】
前記係合部の外周形状は、回転対称となる
請求項2又は請求項3に記載の配管装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサ部材が取り付けられた配管装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に開示の配管装置は、エンジンの冷却回路を構成する配管と、配管内の冷却液の温度を検知する温度センサとを備える。配管には筒状のアダプタが設けられ、このアダプタに温度センサがクリップ部材で留められている。クリップ部材は、例えば、特許文献2に開示されるように、線材を折り曲げて形成される。また、特許文献3には、燃料の性状を検出する燃料性状センサを留める樹脂製のクリップ部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011―179480号公報
特開2010―048142号公報
特開2012―202513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温度センサ、燃料性状センサ等のセンサ部材にはコネクタが設けられ、このコネクタに通電用のハーネスが接続される。特許文献1及び特許文献2に記載のように、線材を折り曲げて形成されたクリップ部材でセンサ部材を留めた場合、車両の振動等でセンサが回転し、この回転回数が多くなるとハーネスが捻じれて過大な負荷がかかる虞がある。
一方、ピン等でセンサ部材の回り止めをすると、搭載する車両のレイアウトに合わせてコネクタの向きを変更したい場合に、コネクタの向きを変更したセンサ部材を作り直す必要があり、コストがかかる。特許文献3のセンサ部材は、クリップ部材によって配管に回り止めされた状態で固定されるので、同様の問題が生じうる。
【0005】
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、センサ部材に通電するためのハーネスが捻じれて過大な負荷がかかるのを防止できるとともに、コストを低減できる配管装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するために、本発明に係る配管装置は、配管と、前記配管に突出形成される筒状のアダプタと、前記配管の外側から前記アダプタに挿入されるセンサ部材と、前記センサ部材がアダプタから抜け出ることを阻止するクリップ部材と、前記アダプタに挿入された前記センサ部材の軸回りの回転を許容しつつ、360度以上の回転を阻止する回転規制部材と、を備え、前記回転規制部材は、前記センサ部材と前記クリップ部材の一方に設けられた突起と、前記センサ部材と前記クリップ部材の他方に設けられて、前記センサ部材が所定の回転角度以上回転したときに前記突起に突き当たる回転規制部と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、センサ部材に通電用のハーネスを接続し、クリップ部材を留めた状態で車体振動等が入力された場合、センサ部材がある程度は回転するものの、360度以上回転することはない。このため、ハーネスが捻じれて過大な負荷がかかるのを防止できる。さらに、車両搭載部品にレイアウト上の誤差が生じても、センサ部材がこれに追従して回転できる。このため、この場合にもハーネスに過大な負荷がかかるのを防止できる。
さらには、車両搭載部品のレイアウトが変更された場合、センサ部材がある程度回転できるので、レイアウトの変更に応じてコネクタの向きを変更したセンサ部材を作り直す必要がない。よって、コストを低減できる。
【0007】
また、前記クリップ部材は、相対向して配置される一対の脚部と、前記脚部の基端を接続する接続部とを有し、前記突起は、一端が前記接続部に接続されて前記脚部の間に配置され、前記アダプタには、前記アダプタの肉厚を貫通する貫通孔と、前記貫通孔の周方向の両側に位置する横孔が形成され、前記センサ部材は、係合部を有し、前記係合部の外周には、周方向に沿うように長溝が形成され、前記回転規制部は、前記長溝の周方向の両端に形成される端壁からなり、前記突起は、前記貫通孔に挿通されて、前記突起の先端が前記長溝に挿入され、一対の前記脚部は、前記係合部を径方向の両側から挟むように前記横孔に嵌ることが望ましい。
上記構成によれば、一対の脚部でセンサ部材の抜止ができる。
また、センサ部材の軸回りの回転は、突起が長溝の周方向の両端に形成された端壁の何れかに当接することにより止まり、長溝の周方向長さの範囲に制限される。つまり、回転規制部としての端壁と、これに当接する突起とで回転規制部材を構成し、センサ部材の軸回りの回転を許容しつつ、360度以上の回転を阻止できる。
【0008】
また、一対の前記脚部の先端には、前記横孔の縁に引っ掛かるフックが形成されていることが望ましい。
当該構成によれば、フックを外さないとクリップ部材をアダプタから引き抜けない。つまり、上記構成によれば、クリップ部材が容易に外れるのを防止でき、ひいては、センサ部材が意図せずアダプタから外れて冷却液が漏れるのを防止できる。
【0009】
また、前記脚部には、内側へ突出するガイド部が設けられ、前記ガイド部の先端は、前記係合部の外周に沿うように円弧状に湾曲することが望ましい。
これにより、ガイド部でセンサ部材の抜止を確実にできる。また、ガイド部の先端とセンサ部材が接触したとしても、センサ部材がガイド部で支えられて回転できる。よって、ガイド部がセンサ部材の回転の妨げにならない。
【0010】
また、前記センサ部材は、係合部を有し、前記突起は、前記係合部の外周に突出形成され、前記クリップ部材は、相対向して配置される一対の脚部と、前記脚部の基端を接続する接続部と、を有し、前記アダプタには、前記アダプタの肉厚を貫通する一対の横孔が形成され、前記脚部の一方又は両方の内側には、角部が形成されて、前記回転規制部は、前記角部からなり、一対の前記脚部は、前記係合部を径方向の両側から挟むように前記横孔に嵌ることが望ましい。
上記構成によれば、一対の脚部でセンサ部材の抜止ができる。
また、センサ部材の軸回りの回転は、突起の何れかが角部に当接することにより止まり、突起の間隔に制限される。つまり、回転規制部としての角部と、これに当接する突起とで回転規制部材を構成し、センサ部材の軸回りの回転を許容しつつ、360度以上の回転を阻止できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
3日前
個人
クラッチ装置
7日前
個人
保持機
2か月前
個人
免震留具
1か月前
株式会社フジキン
配管
4か月前
個人
振り子式免震装置
3か月前
個人
固着具と成形品部材
今日
藤井電工株式会社
フック
2か月前
個人
ロックナット
5か月前
個人
ネジの緩み防止装置
3か月前
株式会社アイシン
駆動装置
3日前
個人
緩み防止ナット
3か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
14日前
カヤバ株式会社
緩衝器
14日前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
3か月前
スズキ株式会社
防振装置
4か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
4か月前
北村精工株式会社
固定具
5か月前
株式会社不二工機
電動弁
6日前
未来工業株式会社
固定体
1か月前
個人
配管用エルボカバー
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
日動電工株式会社
保持具
2か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
矢崎化工株式会社
連結具
14日前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
3か月前
株式会社ナベル
直動機構
1か月前
株式会社フジキン
バルブ
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
16日前
株式会社PILLAR
継手
1か月前
個人
クラッチシェル保護板
5か月前
続きを見る
他の特許を見る