TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025007898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109614
出願日
2023-07-03
発明の名称
電動機、ステージ装置、リソグラフィー装置および物品製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H02P
3/22 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コイルの破損を防止しつつ可動子を停止または減速させるために要する時間を短縮するために有利な技術を提供する。
【解決手段】電動機は、磁石アセンブリと、複数のコイルを含むコイルアセンブリと、前記複数のコイルのうち前記磁石アセンブリと対面するコイルを短絡することによって制動力を発生させる第1ダイナミックブレーキ回路および第2ダイナミックブレーキ回路と、前記第1ダイナミックブレーキ回路および前記第2ダイナミックブレーキ回路の動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1ダイナミックブレーキ回路および前記第2ダイナミックブレーキ回路を互いに異なるタイミングで活性化する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
磁石アセンブリと、複数のコイルを含むコイルアセンブリと、を備える電動機であって、
前記複数のコイルのうち前記磁石アセンブリと対面するコイルを短絡することによって制動力を発生させる第1ダイナミックブレーキ回路および第2ダイナミックブレーキ回路と、
前記第1ダイナミックブレーキ回路および前記第2ダイナミックブレーキ回路の動作を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記第1ダイナミックブレーキ回路および前記第2ダイナミックブレーキ回路を互いに異なるタイミングで活性化する、
ことを特徴とする電動機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御回路は、前記第1ダイナミックブレーキ回路の活性化から遅延したタイミングで前記第2ダイナミックブレーキ回路を活性化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項3】
前記第1ダイナミックブレーキ回路は、前記複数のコイルのうち1つのコイルの2つの端子を相互に接続する経路に配置された第1抵抗器および第1スイッチを含み、
前記第2ダイナミックブレーキ回路は、前記2つの端子を相互に接続する経路に配置された第2抵抗器および第2スイッチを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項4】
前記複数のコイルは、第1コイルおよび第2コイルを含み、
前記第1ダイナミックブレーキ回路は、前記第1コイルの2つの端子を相互に接続する経路に配置された第1抵抗器および第1スイッチを含み、
前記第2ダイナミックブレーキ回路は、前記第2コイルの2つの端子を相互に接続する経路に配置された第2抵抗器および第2スイッチを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項5】
前記制御回路は、前記第1ダイナミックブレーキ回路を活性化させる第1制動信号を発生する第1発生回路、および、前記第2ダイナミックブレーキ回路を活性化させる第2制動信号を発生する第2発生回路を含み、
前記第2発生回路は、前記第1制動信号を遅延させることによって前記第2制動信号を発生する遅延器を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項6】
前記制御回路は、第1信号を発生する発生回路、および、前記第1信号を遅延させた第2信号を発生する遅延器を含み、
前記制御回路は、前記第1信号の活性化に応じて前記第1ダイナミックブレーキ回路を活性化する第1制動信号を活性化し、前記第2信号の活性化に応じて前記第2ダイナミックブレーキ回路を活性化する第2制動信号を活性化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項7】
前記複数のコイルは、複数の第1コイルおよび複数の第2コイルを含み、
前記第1ダイナミックブレーキ回路は、前記複数の第1コイルの各々について、第1コイルの2つの端子を相互に接続する経路に配置された第1抵抗器および第1スイッチを含み、
前記第2ダイナミックブレーキ回路は、前記複数の第2コイルの各々について、第2コイルの2つの端子を相互に接続する経路に配置された第2抵抗器および第2スイッチを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
【請求項8】
前記磁石アセンブリは、前記複数の第1コイルから選択される第1コイルが発生する磁界による推力を発生する第1磁石列と、前記複数の第2コイルから選択される第2コイルが発生する磁界による推力を発生する第2磁石列と、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の電動機。
【請求項9】
前記コイルアセンブリの第1端と第2端との間に前記複数の第1コイルが配列され、前記複数の第1コイルと前記第2端との間に前記複数の第2コイルが配列されている、
ことを特徴とする請求項8に記載の電動機。
【請求項10】
前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとがオーバーラップして配置されている、
ことを特徴とする請求項8に記載の電動機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機、ステージ装置、リソグラフィー装置および物品製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リニアモータによって移動体を移動させるステージ装置が記載されている。このリニアモータは、固定子としての複数のコイルと、可動子としての磁石とを有し、複数のコイルのうち通電するコイルを切り替えることによってローレンツ力によって推力を発生する。このステージ装置では、互いに離れた位置に配置された一対のコイルのうち磁石に対面しているコイルをダイナミックブレーキ用コイルとして使い、他方のコイルを電流制限抵抗として使う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-237069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ダイナミックブレーキの動作時にダイナミックブレーキ用コイルに流れる電流を制限することによってコイルの破損を防止することができるが、可動子を停止または減速させるために要する時間が長くなるという問題がある。
【0005】
本発明は、コイルの破損を防止しつつ可動子を停止または減速させるために要する時間を短縮するために有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの側面は、磁石アセンブリと、複数のコイルを含むコイルアセンブリと、を備える電動機に係り、前記電動機は、前記複数のコイルのうち前記磁石アセンブリと対面するコイルを短絡することによって制動力を発生させる第1ダイナミックブレーキ回路および第2ダイナミックブレーキ回路と、前記第1ダイナミックブレーキ回路および前記第2ダイナミックブレーキ回路の動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1ダイナミックブレーキ回路および前記第2ダイナミックブレーキ回路を互いに異なるタイミングで活性化する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コイルの破損を防止しつつ可動子を停止または減速させるために要する時間を短縮するために有利な技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
通常動作時における第1実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
通常動作時における第1実施形態の電動機のB相の回路構成を示す図。
非常停止時の第1段階における第1実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時の第1段階における第1実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時の第2段階における第1実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時の第2段階における第1実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
第2実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
第2実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
第2実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す上面図。
第2実施形態の電動機の磁石アセンブリおよびコイルアセンブリの構成を示す図。
通常動作時における第2実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
通常動作時における第2実施形態の電動機のB相の回路構成を示す図。
非常停止時の第1段階における第2実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時の第1段階における第2実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時の第2段階における第2実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時の第2段階における第2実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
第3実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
第3実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
第3実施形態の電動機の磁石アセンブリおよびコイルアセンブリの構成を示す図。
第4実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
第4実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す上面図。
第5実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
一実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
一実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す斜視図。
図18の一部の拡大図。
一実施形態の電動機の磁石アセンブリおよびコイルアセンブリの構成を示す断面図。
一実施形態のステージ装置および電動機の構成を示す上面図。
一実施形態の電動機の磁石アセンブリおよびコイルアセンブリの構成を示す上面図。
通常動作時における比較例の電動機のA相の回路構成を示す図。
通常動作時における比較例の電動機のB相の回路構成を示す図。
非常停止時における比較例の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時における比較例の電動機のB相の回路構成を示す図。
一実施形態のリソグラフィー装置の構成を例示する図。
非常停止時における第3実施形態の電動機のA相の回路構成を示す図。
非常停止時における第3実施形態の電動機のB相の回路構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
まず、図17、図18、図19、図20、図21、図22を参照しながら一実施形態のステージ装置STの構成例を説明する。図17は、ステージ装置STの斜視図である。図18は、図17のステージ装置STから一部の構成要素を取り除いた斜視図である。図19は、図18の一部を拡大した斜視図である。図20は、コイルアセンブリ(固定子)505および磁石アセンブリ(可動子)504の構成例を示す断面図である。図21は、ステージ装置STの上面図である。図22には、コイルアセンブリ(固定子)505および磁石アセンブリ(可動子)504の構成例を示す上面図。コイルアセンブリ(固定子)505および磁石アセンブリ(可動子)504は、電動機、この例では、リニアモータを構成する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
定着装置
今日
キヤノン株式会社
乾燥装置
9日前
キヤノン株式会社
記録装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
記録装置
1日前
キヤノン株式会社
記録装置
1日前
キヤノン株式会社
記録装置
9日前
キヤノン株式会社
制御装置
今日
キヤノン株式会社
記録装置
22日前
キヤノン株式会社
トナー容器
今日
キヤノン株式会社
トナー容器
今日
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像読取装置
今日
キヤノン株式会社
アンテナ装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像システム
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
液体吐出装置
22日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
液体吐出装置
22日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
9日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
続きを見る
他の特許を見る