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公開番号
2024180304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024082897
出願日
2024-05-21
発明の名称
液体吐出装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/18 20060101AFI20241219BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体吐出装置による記録の一層の高品質化を比較的簡便に実現可能とする。
【解決手段】本発明に係る液体吐出装置は、液体を吐出可能な液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給される液体を循環させる循環機構と、前記循環機構により循環される液体についての温調を行う加熱素子と、前記循環機構により循環される液体についての温度を検出する温度センサと、を備え、前記循環機構は、前記温度センサの検出結果に基づいて液体を循環させる。
【選択図】図24
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出可能なノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに供給される液体を循環させる循環機構と、
前記循環機構により循環される液体についての温調を行う加熱素子と、
前記循環機構により循環される液体についての温度を検出する温度センサと、
前記液体吐出ヘッドにおける液体を吐出するノズルをキャッピング可能なキャップと、を備え、
前記循環機構は、前記ノズルが前記キャップによりキャッピングされた状態の下で前記温度センサの検出結果に基づいて液体を循環させる
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記循環機構は、前記加熱素子により液体が加熱されて目標温度に達した後に該液体を循環させる
ことを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記循環機構は、前回の液体の循環からの経過時間が基準を満たす場合に液体を循環させる
ことを特徴とする請求項2記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記キャップは、前記経過時間が前記基準を満たすか否かに基づいて前記ノズルをキャッピングする
ことを特徴とする請求項3記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記加熱素子は、前記経過時間が前記基準を満たすか否かに基づいて、前記循環機構による液体の循環の前または後に該液体を加熱する
ことを特徴とする請求項4記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記液体吐出ヘッドは、前記循環機構による液体の循環の後に該液体を吐出する
ことを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記循環機構による液体の循環の時間は、該液体の温度及び/又は該液体の含有成分に基づいて調整される
ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記加熱素子により加熱される液体の目標温度は、該液体の温度及び/又は該液体の含有成分に基づいて調整される
ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項記載の液体吐出装置。
【請求項9】
画像の記録を開始する際に、前回の液体の循環からの経過時間が所定の時間経過していた場合には、前記循環機構は前記ノズルが前記キャップによりキャッピングされた状態で液体を循環させ、
画像の記録を開始する際に、前回の液体の循環からの経過時間が所定の時間経過していない場合には、前記循環機構は前記ノズルが前記キャップによるキャッピングを開けた状態で液体を循環させる
ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
画像の記録を開始する際に、前回の液体の循環からの経過時間が所定の時間経過していた場合には、前記加熱素子による温調を開始した後に前記循環機構による液体の循環を行い、
画像の記録を開始する際に、前回の液体の循環からの経過時間が所定の時間経過していない場合には、前記循環機構による液体の循環を開始した後に前記加熱素子による温調を行う
ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタ等に代表される液体吐出装置のなかには、液体吐出ヘッドに供給させる液体を循環させるための循環機構を備え、それにより液体の品質を維持しながら該液体を適切に吐出可能とするものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液体吐出ヘッドに供給させる液体の品質を更に適切に維持可能とし、該液体を一層適切に吐出可能とするための技術が一般に求められうる。
【0005】
本発明は、液体吐出装置による記録の一層の高品質化を比較的簡便に実現可能とすることを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は液体吐出装置にかかり、前記液体吐出装置は、
液体を吐出可能なノズルを有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに供給される液体を循環させる循環機構と、
前記循環機構により循環される液体についての温調を行う加熱素子と、
前記循環機構により循環される液体についての温度を検出する温度センサと、
前記液体吐出ヘッドにおける液体を吐出するノズルをキャッピング可能なキャップと、を備え、
前記循環機構は、前記ノズルが前記キャップによりキャッピングされた状態の下で前記温度センサの検出結果に基づいて液体を循環させる
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体吐出装置による記録を高品質化可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
液体吐出装置の構成例を示す図である。
液体吐出装置の構成例を示す図である。
回復ユニットの構成例を示す図である。
液体吐出ヘッドの分解斜視図である。
液体吐出ヘッドの構造の例を示す断面模式図である。
液体吐出ヘッドの構成例を示す図である。
循環ユニットの外観模式図である。
循環経路の例を示す断面模式図である。
インクの循環経路を示すブロック図である。
圧力調整ユニットの例を示す模式図である。
循環ポンプの外観斜視図である。
循環ポンプの断面模式図である。
循環ポンプの分解斜視図である。
循環ポンプの透視図である。
液体吐出ヘッド内のインクの流れを説明するための模式図である。
吐出ユニットにおける循環経路を示す模式図である。
開口プレートを示す図である。
吐出素子基板を示す図である。
吐出ユニットのインクの流れを示す断面模式図である。
吐出口の近傍の構造の一例を示す断面模式図である。
吐出口の近傍の構造の比較例を示す断面模式図である。
吐出素子基板の比較例を示す図である。
他の色のインクの流れを示す断面模式図である。
循環ポンプを駆動するための制御のフローチャートである。
吐出モジュールにおける堆積物の解消の様子を示す模式図。
循環ポンプを駆動するための制御のフローチャートである。
吐出モジュールにおける堆積物の解消の様子を示す模式図。
循環ポンプを駆動するための制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
以下の実施形態では、サーマル方式の液体吐出装置が例示され、液体を吐出させるための吐出素子として、熱エネルギーにより気泡を発生させることにより液体を吐出させる電熱変換素子(ヒータ)が例示されるが、液体の吐出方式は本例に限られない。例えば、液体吐出装置の液体吐出ヘッドには、圧電素子を用いて液体を吐出させる方式等、他の公知の吐出方式が採用されてもよく、即ち、液体の吐出に用いられる吐出エネルギーは他の態様であってもよい。また、以下で例示される個々のユニット(例えば、ポンプのような圧力調整ユニット等)にはその趣旨を逸脱しない範囲で変更が加えられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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