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公開番号
2025007234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108502
出願日
2023-06-30
発明の名称
遮音カバー及び遮音カバーを用いた遮音構造
出願人
三乗工業株式会社
,
因幡電機産業株式会社
代理人
個人
主分類
F16L
57/00 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ジョイント部に大きな隙間ができるのを抑制してジョイント部からの音漏れを防止することができるとともに、作業者にかかわらず適正な締め込み具合で管部の外側面に装着することのできる遮音カバー及び遮音カバーを用いた遮音構造を提供する。
【解決手段】遮音カバー1には、管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で近接配置されるカバー幅方向Xの一端側部位1Aと他端側部位1Bとを接続自在なジョイント部Jが備えられ、ジョイント部Jが、嵌め込み部31を有して一端側部位1Aの端縁部に沿って延在する嵌め込み側延在部材3と、被嵌め込み部41を有して他端側部位1Bの端縁部に沿って延在する被嵌め込み側延在部材4とから構成され、嵌め込み部31と被嵌め込み部41とは、嵌め込み側延在部材3と被嵌め込み側延在部材4とがカバー内外方向Zで重合する配置状態で嵌め込み自在に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
建物に配設される管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で管部の外側面に装着される可撓性の遮音カバーであって、
管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で近接配置されるカバー幅方向の一端側部位と他端側部位とを接続自在なジョイント部が備えられ、
前記ジョイント部が、嵌め込み部を有してカバー幅方向の一端側部位の端縁部に沿って延在する嵌め込み側延在部材と、被嵌め込み部を有してカバー幅方向の他端側部位の端縁部に沿って延在する被嵌め込み側延在部材とから構成され、
前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部と前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部とは、嵌め込み側延在部材と被嵌め込み側延在部材とがカバー内外方向で重合する配置状態で嵌め込み自在に構成されている遮音カバー。
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【請求項2】
前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部、及び、前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部が、カバー幅方向の端縁部に沿って連続して延在している請求項1記載の遮音カバー。
【請求項3】
前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部が、カバー幅方向の他端側部位の端縁部においてカバー幅方向の中央側に向かって開口する凹状部にて構成され、
前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部が、管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で、カバー幅方向の他端側部位においてカバー幅方向の中央側から前記凹状部に嵌め込み自在に構成されている請求項1記載の遮音カバー。
【請求項4】
管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢において、カバー幅方向の一端側の前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部とカバー幅方向の他端側の前記被嵌め込み側延在部材の前記凹状部との嵌め込み位置を超えるカバー縮径側への弾性変形を許容する弾性変形部が備えられている請求項3記載の遮音カバー。
【請求項5】
管部の外側面に対する装着状態において、前記嵌め込み側延在部材を備えるカバー幅方向の一端側部位がカバー内外方向の外方側に配置され、前記被嵌め込み側延在部材を備えるカバー幅方向の他端側部位がカバー内外方向の内方側に配置されるように構成され、
カバー幅方向の一端側部位において、前記嵌め込み側延在部材よりもカバー幅方向の中央側には、カバー内外方向での撓み変形を許容する撓み変形許容部が備えられ、
管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢において、前記撓み変形許容部の撓み変形により前記カバー幅方向の一端側部位をカバー内外方向の内方側且つカバー幅方向の中央側に折り返した上で、その一端側部位の端縁部に備えられた前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部をカバー幅方向の他端側部位に備えられた前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部に嵌め込み自在に構成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の遮音カバー。
【請求項6】
前記嵌め込み側延在部材及び前記被嵌め込み側延在部材が、前記カバー幅方向の端縁部に沿う延在方向の略全域に連続して備えられ、
管部の直線部位の外側面を装着対象とする直線仕様では、
前記嵌め込み側延在部材が、前記延在方向で前記被嵌め込み側延在部材よりも短い長さで分割されている請求項1~4のいずれか1項に記載の遮音カバー。
【請求項7】
前記嵌め込み側延在部材及び前記被嵌め込み側延在部材が、前記カバー幅方向の端縁部に沿う延在方向の略全域に連続して備えられ、
管部の屈曲部位の外側面を装着対象とする屈曲仕様では、
前記嵌め込み側延在部材及び前記被嵌め込み側延在部材が、前記延在方向において管部の屈曲箇所に対応する部位にて分割されている請求項1~4のいずれか1項に記載の遮音カバー。
【請求項8】
建物に配設される管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で管部の外側面に可撓性の遮音カバーが装着されている遮音構造であって、
前記遮音カバーには、管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で近接配置されるカバー幅方向の一端側部位と他端側部位とを接続自在なジョイント部が備えられ、
前記ジョイント部が、嵌め込み部を有してカバー幅方向の一端側部位の端縁部に沿って延在する嵌め込み側延在部材と、被嵌め込み部を有してカバー幅方向の他端側部位の端縁部に沿って延在する被嵌め込み側延在部材とから構成され、
前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部と前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部とは、嵌め込み側延在部材と被嵌め込み側延在部材とがカバー内外方向で重合する配置状態で嵌め込まれている遮音構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遮音カバー及び遮音カバーを用いた遮音構造に関し、特に、建物に配設される管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で管部の外側面に装着される可撓性の遮音カバー及び遮音カバーを用いた遮音構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の遮音カバーとしては、例えば、下記特許文献1、2に示すように、管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で近接配置されるカバー幅方向の一端側部位と他端側部位とを接続自在なジョイント部が備えられているものが知られている。このように遮音カバー自体にジョイント部が備えられていることで、粘着テープ等の接続具を別途用意することなく、管部の外側面に遮音カバーを簡単に装着することができる。
【0003】
特許文献1記載の遮音カバーでは、上述したジョイント部が、カバー幅方向の一端側部位の端縁部に沿って所定間隔を空けて配置されるメス側スナップボタン(156)と、カバー幅方向の他端側部位の端縁部に沿って所定間隔を空けて配置されるオス側スナップボタン(158)とを有するスナップボタンにて構成されている。また、下記特許文献2記載の遮音カバーでは、上述したジョイント部が、カバー幅方向の一端側部位の端縁部に沿って延在するループ状に起毛した帯状のループ面(26a)と、カバー幅方向の他端側部位の端縁部に沿って延在する起毛した帯状のフック面(26b)を有する面ファスナーにて構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-83408号公報
特開2019-27577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の遮音カバーでは、管部の外側面に対する装着状態において、ジョイント部の長さ方向(カバー長さ方向)でスナップボタンどうしの間に比較的大きな隙間ができるので、その大きな隙間から音が漏れ出る可能性があり、遮音性能の面で改善の余地がある。
特許文献2記載の遮音カバーでは、ジョイント部に大きな隙間はできないものの、面ファスナーによる係止位置(ジョイント位置)の変更自由度が高いことから、作業者によって管部の外側面に装着する際のジョイント位置が変わり易い。そのため、管部の外側面に対する締め付け具合(密着具合)が、適正な締め付け具合よりも小さすぎたり、逆に大きすぎたりすることで、遮音カバーの所期の遮音性能が得られないことが懸念される。
【0006】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、ジョイント部に大きな隙間ができるのを抑制してジョイント部からの音漏れを防止することができるとともに、作業者にかかわらず適正な締め込み具合で管部の外側面に装着することのできる遮音カバー及び遮音カバーを用いた遮音構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1特徴構成は、建物に配設される管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で管部の外側面に装着される可撓性の遮音カバーであって、
管部の外側面に環状に巻かれる装着姿勢で近接配置されるカバー幅方向の一端側部位と他端側部位とを接続自在なジョイント部が備えられ、
前記ジョイント部が、嵌め込み部を有してカバー幅方向の一端側部位の端縁部に沿って延在する嵌め込み側延在部材と、被嵌め込み部を有してカバー幅方向の他端側部位の端縁部に沿って延在する被嵌め込み側延在部材とから構成され、
前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部と前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部とは、嵌め込み側延在部材と被嵌め込み側延在部材とがカバー内外方向で重合する配置状態で嵌め込み自在に構成されている点にある。
【0008】
本構成によれば、管部の外側面に巻かれる装着姿勢でカバー幅方向の一端側部位と他端側部位がジョイント部にて接続される装着状態では、嵌め込み側延在部材と被嵌め込み側延在部材とがカバー内外方向で重合配置されるので、それら両延在部材の重合配置によってジョイント部に大きな隙間ができるのを抑制してジョイント部からの音漏れを防止することができる。しかも、ジョイント部では、嵌め込み側延在部材の嵌め込み部と被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部とが一定の嵌め込み位置で嵌め込まれるので、カバー幅方向の一端側部位と他端側部位とを一定のジョイント位置にて確実に接続することができ、作業者にかかわらず適正な締め込み具合で管部の外側面に装着することができる。
【0009】
本発明の第2特徴構成は、前記嵌め込み側延在部材の嵌め込み部、及び、前記被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部が、カバー幅方向の端縁部に沿って連続して延在している点にある。
【0010】
本構成によれば、管部の外側面に対する装着状態において、嵌め込み側延在部材の嵌め込み部と被嵌め込み側延在部材の被嵌め込み部との嵌め込み領域が、カバー幅方向の端縁部に沿って連続して延在するので、カバー幅方向の端縁部に沿って連続する嵌め込み領域を長く確保することができる。よって、ジョイント部が外れるのを抑制することができるとともに、その長い嵌め込み領域によってジョイント部からの音漏れも一層防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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