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公開番号2025006148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106772
出願日2023-06-29
発明の名称乗客コンベア
出願人フジテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66B 29/00 20060101AFI20250109BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】無端搬送体の走行開始時における安全性を向上させることが可能な乗客コンベアを提供する。
【解決手段】エスカレータ10は、乗り場11から降り場12に至るように設けられた乗客通路15に沿って乗客を搬送する機能を有する無端搬送体30上に存在する物体を検知する物体検知部Pと、無端搬送体30を始動する操作を行うためのキースイッチ28と、無端搬送体30を所定の速度で走行させる通常運転モードを有する運転制御部45とを備え、運転制御部45は、キースイッチ28を介して操作が行われた場合には物体検知部Pを介して物体が検知されていないことを条件に通常運転モードを実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗り場から降り場に至るように設けられた乗客通路に沿って乗客を搬送する機能を有する無端搬送体を含む乗客コンベアであって、
前記無端搬送体上に存在する物体を検知する物体検知部と、
前記無端搬送体を始動する操作を行うための操作部と、
前記無端搬送体を所定の速度で走行させる通常運転モードを有する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記操作部を介して操作が行われた場合には前記物体検知部を介して物体が検知されていないことを条件に前記通常運転モードを実行する、
乗客コンベア。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
乗り場から降り場に至るように設けられた乗客通路に沿って乗客を搬送する機能を有する無端搬送体を含む乗客コンベアであって、
前記無端搬送体上に存在する物体を検知する物体検知部と、
前記乗り場に接近する乗客を検知する乗客検知部と、
前記無端搬送体を所定の速度で走行させる通常運転モードと、前記無端搬送体を停止させる休止運転モードとを含み、前記物体検知部および前記乗客検知部の検知状況に基づいて前記無端搬送体の運転モードを切り替える機能を有する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記休止運転モードの実行中に前記乗客検知部を介して乗客が検知された場合には前記物体検知部を介して物体が検知されていないことを条件に前記通常運転モードを実行する、
乗客コンベア。
【請求項3】
前記制御部は、前記条件を満たしていなければ前記休止運転モードを継続する、
請求項2に記載の乗客コンベア。
【請求項4】
前記制御部は、前記条件を満たしていない場合には前記通常運転モードよりも低速で前記無端搬送体を走行させる低速運転モードを実行する、
請求項1または2に記載の乗客コンベア。
【請求項5】
前記制御部は、前記条件を満たしていない場合には所定時間が経過するまで前記休止運転モードをさらに実行する、
請求項2に記載の乗客コンベア。
【請求項6】
異常が発生していることを報知する報知部を含み、
前記制御部は、前記条件を満たしていない場合には前記報知部を介して異常が発生していることを報知する、
請求項1または2に記載の乗客コンベア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗客コンベアに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、乗客コンベアは、複数の踏段を無端状に連結して構成される無端搬送体を乗客通路に沿って乗り場から降り場に向かって走行させることにより乗客を搬送する機能を有する。このような乗客コンベアでは、乗り場や降り場の欄干部などに無端搬送体を始動させる始動操作を行うためのキースイッチなどの操作部が設けられており、同操作部に操作キーを挿し込んで所定位置まで回転させるなどの操作を行うことにより無端搬送体を始動させるように構成されている。
【0003】
また、乗客コンベアの始動操作は、無端搬送体上に乗客が存在しない状態で行うことが安全上望ましいため、作業者は乗客コンベア内に乗客がいないことを予め目視により確認した上で始動操作が行われる。
【0004】
しかしながら、乗客が急に乗客コンベアに乗り込んできた場合などには、無端搬送体上に乗客が存在しているにも拘わらず始動操作が行われてしまうような場合も起こり得る。
【0005】
ところで、乗客コンベアの中には、例えば、乗り場に接近する乗客を検知する乗客検知部を有し、乗客検知部を介して同コンベアに接近する乗客が検知されていない場合に無端搬送体を一時的に停止させる、いわゆる、自動発停運転を行う機能を有するものもある。
【0006】
このような自動発停運転機能を有する乗客コンベアにおいて、一時的に無端搬送体が停止状態となっている場合には乗客検知部を介して乗客が検知されていないのであるから無端搬送体上に乗客が存在しないことが通常である。
【0007】
しかしながら、無端搬送体上の乗客が乗り口側に向かって歩いて移動するなどした場合には無端搬送体上に乗客が残っているにも拘らず無端搬送体が一時的に停止状態となることも考えられる。
【0008】
また、無端搬送体が一時的に停止状態となっているときに、降り場側から侵入した乗客が無端搬送体上を乗り口側に向かって歩いて移動(逆走)するなどした場合にも無端搬送体が一時的に停止状態であるにも拘らず乗客が無端搬送体上に存在するという状況は発生し得る。
【0009】
そして、これらの状況下で、他の利用者が乗り場に接近して乗客検知部に検知されると、停止中の無端搬送体上に乗客が存在しているにも拘らず無端搬送体の走行が再開されてしまう場合も起こり得るという問題がある。
【0010】
この点に関し、特許文献1には、運転中に乗客転倒判定部によって乗客転倒と判定された場合において、乗客コンベアの傾斜移動部および乗り場に設置された受光器のセンサ遮光信号に基づいて利用中乗客不在判定部によって利用中の他の乗客が存在しないと判定されたことを条件に無端搬送体を停止させる乗客コンベアが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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