TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024085068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199396
出願日2022-12-14
発明の名称吊具
出願人ユニパルス株式会社
代理人
主分類B66C 1/14 20060101AFI20240619BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】安定した状態で物体を吊り下げる。
【解決手段】把持部1401の第2把持部及び接続部を物体WKに形成された開口OP1,2に物体WK外側から挿入し、把持部1402の第2把持部142及び接続部143を物体に形成された開口OP2,2に物体WK外側から挿入する。当該挿入後に、把持部1401,1402の向きを変えて、第2把持部142を開口OP1,2,OP2,2から取り出し可能な第1姿勢から、第2把持部142を開口OP1,2,OP2,2から取り出し不可の第2姿勢へと遷移させる。この状態から、吊具100が上昇すると、把持部1401,1402の第1把持部141が物体WK外側から開口OP1,2,OP2,2に係合して物体WKを把持する。また、把持部1401,1402の第2把持部142が開口OP1,OP2内部側から開口OP1,2,OP2,2に係合して物体WKを把持する。
【選択図】図8

特許請求の範囲【請求項1】
所定厚さを有する開口が形成される物体を吊るす吊具であって、
前記物体に形成された前記開口に係合して前記物体を把持する把持部と、
昇降装置に直接的又は間接的に吊支され、前記昇降装置と前記把持部とを連結する連結部と備え、
前記把持部は、
前記開口の一方側部分から前記物体を把持する第1把持部と、
前記開口に挿入可能であり、前記開口の他方側部分から前記物体を把持する第2把持部と、
前記第1把持部と前記第2把持部とを所定間隔で接続する接続部と、を備え、
前記所定間隔の長さは、前記所定厚さの長さよりも長く設定される、
ことを特徴とする吊具。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第1把持部、前記第2把持部及び前記接続部は、一体成形され、
前記把持部は、前記第2把持部が前記開口に挿入されている際に、
前記第2把持部を前記開口から取り出し可能な第1姿勢から、前記第2把持部を前記開口から取り出し不可の第2姿勢へと遷移可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の吊具。
【請求項3】
前記物体には、前記物体における対称となる位置に複数の前記開口が形成され、
前記把持部及び前記連結部の数は複数であり、
前記複数の前記把持部のそれぞれは、前記対称となる位置に形成された前記複数の前記開口に係合する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の吊具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吊具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、荷役物運搬機を用いて物品を運搬する際に、荷役物運搬機に吊るされ、物体を吊り下げる吊具が使用されている。当該吊具については、吊り下げる物体の形状等に応じて、様々な技術が提案されている。
【0003】
こうした提案技術として、物体に形成された開口を利用して当該物体を吊り下げるものがある(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術は、H鋼杭を吊り下げる杭吊下治具であり、チェーンと、当該チェーンの一端に設けられるトグルとを備える簡単な構成となっている。当該杭吊下治具では、H鋼杭を吊り下げるに際して、横置きにしたH鋼杭のウェブに形成された挿通穴に、トグルを挿通する。そして、杭吊下治具を取り付けた杭クランプ装置を上昇させることにより、トグルが挿通穴と係合した状態でH鋼杭が持ち上がり、当該H鋼杭を縦向き状態で吊り下げるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6811503号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来例の技術では、H鋼杭の縦向き状態での吊り下げ中は、H鋼杭のウェブに形成された挿通穴の一方側面はトルグに係合しているが、他方側面はチェーンに当接している。この結果、H鋼杭全体における挿通穴の位置にも依るが、H鋼杭の吊り下げ中に、当該H鋼杭が縦向き状態からトグル側に前側に傾く姿勢となる可能性がある。また、H鋼杭の吊り下げ中に、当該H鋼杭に何らかの外力が加わってしまうと、H鋼杭が水平状態になる可能性がある。したがって、従来例では、吊下げ中の物体の姿勢が安定しないことがあった。
【0006】
このため、物体に形成された開口を利用して当該物体を吊り下げるに際して、簡易な構成で、安定した状態で物体を吊り下げることができる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
【0007】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、安定した状態で物体を吊り下げることができる新たな吊具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、所定厚さを有する開口が形成される物体を吊るす吊具であって、前記物体に形成された前記開口に係合して前記物体を把持する把持部と、昇降装置に直接的又は間接的に吊支され、前記昇降装置と前記把持部とを連結する連結部と備え、前記把持部は、前記開口の一方側部分から前記物体を把持する第1把持部と、前記開口に挿入可能であり、前記開口の他方側部分から前記物体を把持する第2把持部と、前記第1把持部と前記第2把持部とを所定間隔で接続する接続部と、を備え、前記所定間隔の長さは、前記所定厚さの長さよりも長く設定される、ことを特徴とする吊具である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
昇降装置に取り付けられ、物体を吊り下げる前の本発明の一実施形態に係る吊具、及び当該物体の外観図である。
図1の物体を説明するための図である。
図1の把持部を説明するための図である。
物体の取り付け方法を説明するための図(その1)である。
物体の取り付け方法を説明するための図(その2)である。
物体の取り付け方法を説明するための図(その3)である。
物体の取り付け方法を説明するための図(その4)である。
昇降装置に取り付けられ、物体を吊り下げる図1の吊具の外観図(その1)である。
昇降装置に取り付けられ、物体を吊り下げる図1の吊具の外観図(その2)である。
昇降装置に取り付けられ、他の物体を吊り下げる図1の吊具の外観図(その1)である。
昇降装置に取り付けられ、他の物体を吊り下げる図1の吊具の外観図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
懸吊装置
4か月前
ユニパルス株式会社
吊具
11か月前
ユニパルス株式会社
吊具
6か月前
ユニパルス株式会社
吊具
11か月前
個人
海上コンテナ昇降装置
1か月前
ユニパルス株式会社
荷役装置
9日前
ユニパルス株式会社
吊具装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
8か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
5か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
25日前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
10か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
1か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
9か月前
株式会社北川鉄工所
吊荷制御方法
10か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
8か月前
株式会社日本キャリア工業
昇降機
4か月前
個人
建築部材の吊り上げ装置
3か月前
株式会社ニシキ
可変型吊り天秤
8か月前
フジテック株式会社
エレベータ
11か月前
大同特殊鋼株式会社
治具
9か月前
フジテック株式会社
エレベータ
11か月前
フジテック株式会社
エレベータ
1日前
株式会社大林組
養生方法
3か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
6か月前
フジテック株式会社
エレベータ
12か月前
ブラザー工業株式会社
架台
6か月前
ウエダ産業株式会社
鋼板保持装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
架台
6か月前
株式会社タダノ
高所作業車
3か月前
白山工業株式会社
腕重量補償機構
3か月前
小野谷機工株式会社
ジャッキ装置
6か月前
有限会社サエキ
玉掛用器具
1か月前
フジテック株式会社
乗客搬送装置
11か月前
株式会社キトー
吊具
4か月前
株式会社キトー
巻上機
6か月前
株式会社慧泉
搬送装置
6か月前
続きを見る