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公開番号
2024072929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-29
出願番号
2022183820
出願日
2022-11-17
発明の名称
荷箱移動装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B66F
5/02 20060101AFI20240522BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】大型の専用リフト装置等を使用することなく、容易に荷箱の積み下ろし作業も人力のみで可能な荷箱移動装置を提供する。
【解決手段】荷箱移動装置1は、荷箱2に着脱可能な支承部10と、荷箱2と係合可能な係合部と、支承部10に対して回動可能な回動レバー20と、回動レバー20の回転運動を上下運動に変換する第1リンク部30と、第1リンク部30を介して上下移動が可能な車輪40とを有するリフト装置5を備える。車輪40は、回動レバー20の回動により支承部10から突出して、係合部を上方側に押し上げると共に、支承部10の進退動を許容する。リフト装置5は、側面3,3に対して、複数配置されると共に、隣り合う複数の回動レバー20を連係して回動させる第2リンク部50を有する。第2リンク部50は、複数の車輪40が上下同一方向に駆動されるように複数の回動レバー20を連係させて駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
荷箱を移動させる荷箱移動装置であって、
前記荷箱に着脱可能な支承部と、
前記支承部に結合され、前記支承部を前記荷箱に取り付けた際に前記荷箱と係合可能な係合部と、
前記支承部に回動可能に支持された回動レバーと、
前記回動レバーに接続され、前記回動レバーの回転運動を上下運動に変換する第1リンク部と、
前記支承部に対して回動可能に支持されると共に、前記第1リンク部を介して上下移動が可能な車輪と、
を有するリフト装置を備え、
前記車輪は、前記回動レバーを回動させることにより前記支承部から突出することで、前記係合部を上方側に押し上げると共に、前記支承部の進退動を許容するものであり、
前記リフト装置は、前記荷箱における互いに対向するそれぞれの側面に対して、複数配置されると共に、前記荷箱の少なくとも一方側の側面において、隣り合う複数の前記回動レバーをそれぞれ連係して回動させる第2リンク部が接続されており、
前記第2リンク部は、複数の前記車輪がそれぞれ上下同一方向に駆動されるように複数の前記回動レバーを連係させて駆動するものであることを特徴とする荷箱移動装置。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記荷箱の互いに対向する両側面に一対の前記第2リンク部が設けられており、
一対の前記第2リンク部が、互いに連係して複数の前記回動レバーを回動するよう結合されていることを特徴とする請求項1に記載の荷箱移動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷箱を移動させる荷箱移動装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両等の荷台へのコンテナ(荷箱)の積み下ろし作業は、大型の専用リフト装置やフォークリフト等を利用して行われている。そのため、上述した積み下ろし作業は、作業工数やコストが掛かるものとなっていた。そこで、大型の専用リフト装置やフォークリフトを使用せずにコンテナの積み下ろし作業を行うことを可能とする積み下ろし自在コンテナが開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-54893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の積み下ろし自在コンテナ(以下、単にコンテナと称する)は、一対の門構え形状の支持具を、車両の荷台に積載されたコンテナ本体の前後に取り付け、当該支持具により、コンテナを支持するものとされている。また、支持具の下端部には、キャスターが設けられており、一対の支持具及びコンテナが一体的に移動可能なものとされている。コンテナは、前記支持具に支持されると、車両又は支持具の移動により、荷台から離脱される。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のコンテナは、支持具によってリフトアップされる構成ではないため、荷台とコンテナ底面との間に隙間を設けることが困難である。そのため、コンテナを荷台から離脱させることが困難となる懸念があった。また、荷台とコンテナとの接触により、荷台やコンテナが損傷する懸念があった。また、特許文献1に記載のコンテナは、荷台からコンテナを降ろした後、コンテナが支持具に宙吊りの状態で保持される。そのため、コンテナが重量物である場合は、コンテナが極めて不安定な状態で保持される。したがって、特許文献1に記載のコンテナは、転倒する懸念があった。また、特許文献1に記載のコンテナは、異なる車両にコンテナを積載する場合、コンテナと支持具との高さが異なるため、車両毎に支持具を用意する必要があった。また、特許文献1に記載のコンテナは、支持具が荷台の幅より大きく形成されているものの位置決め手段を有しないため、コンテナ及び支持具が車両と接触する懸念があった。
【0006】
そこで、本発明は、大型の専用リフト装置やフォークリフトを使用することなく、容易にコンテナ(荷箱とも称する)をリフトすることが可能で、荷台への積み下ろし作業も人力のみで容易に行うことが可能な荷箱移動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の荷箱移動装置は、荷箱を移動させる荷箱移動装置であって、前記荷箱に着脱可能な支承部と、前記支承部に結合され、前記支承部を前記荷箱に取り付けた際に前記荷箱と係合可能な係合部と、前記支承部に回動可能に支持された回動レバーと、前記回動レバーに接続され、前記回動レバーの回転運動を上下運動に変換する第1リンク部と、前記支承部に対して回動可能に支持されると共に、前記第1リンク部を介して上下移動が可能な車輪と、を有するリフト装置を備え、前記車輪は、前記回動レバーを回動させることにより前記支承部から突出することで、前記係合部を上方側に押し上げると共に、前記支承部の進退動を許容するものであり、前記リフト装置は、前記荷箱における互いに対向するそれぞれの側面に対して、複数配置されると共に、前記荷箱の少なくとも一方側の側面において、隣り合う複数の前記回動レバーをそれぞれ連係して回動させる第2リンク部が接続されており、前記第2リンク部は、複数の前記車輪がそれぞれ上下同一方向に駆動されるように複数の前記回動レバーを連係させて駆動するものであることを特徴とするものである。
【0008】
上述した荷箱移動装置は、回動レバーの回転運動を上下運動に変換可能なリフト装置を備えており、前記リフト装置が、荷箱における互いに対向するそれぞれの側面に対して、複数配置されている。ここで、回動レバーにおける回動操作は、例えば、梃の原理を応用したものとするとよい。これにより、回動レバーの人力での操作を可能とする効果が期待できる。
【0009】
また、前記リフト装置は、支承部に回動可能に支持された車輪と、前記支承部に支持され、荷箱と係合可能な係合部と、を備えている。したがって、上述した荷箱移動装置は、回動レバーを回動させることにより、車輪が支承部から突出すると共に、支承部及び係合部が上方側に押し上げられる。これにより、上述した荷箱移動装置は、荷箱を容易に押し上げる(リフトアップする)ことができる。また、上述した荷箱移動装置は、荷箱のリフトアップに伴い、車輪が、例えば、荷台に接地されるので、荷箱の移動が許容される。また、上述した荷箱移動装置は、荷箱の互いに対向するそれぞれの側面が、複数の車輪で支持されているので、荷箱が安定に支持される。また、上述した荷箱移動装置は、複数のリフト装置における隣り合う複数の回動レバーを、第2リンク部により連携して回動させることができる。これにより、上述した荷箱移動装置は、複数の回動レバーを一括して回動操作できるので、荷箱の積み下ろし作業における作業性を向上させることができる。
【0010】
(2)上述した本発明の荷箱移動装置は、前記荷箱の互いに対向する両側面に一対の前記第2リンク部が設けられており、一対の前記第2リンク部が、互いに連係して複数の前記回動レバーを回動するよう結合されていることを特徴とするとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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