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公開番号2024066790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176486
出願日2022-11-02
発明の名称可変型吊り天秤
出願人株式会社ニシキ
代理人個人
主分類B66C 1/10 20060101AFI20240509BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】吊上対象物の大きさに合わせて吊上位置を変更することができて、吊上対象物の大きさに拘わらず釣り上げることができる可変型吊り天秤を提供する。
【解決手段】両端に吊りピース6が取り付けられ、長手方向に沿ってスライド可能に設けられた2つのスライド台7を有する第1梁部材2と、第1梁部材と平行に配置され、両端に吊りピースが取り付けられ、長手方向に沿ってスライド可能に設けられた2つのスライド台を有する第2梁部材3と、一端が第1梁部材のスライド台の一方に取り付けられ、他端が第2梁部材のスライド台の一方に取り付けられた第3梁部材4と、第3梁部材と平行に配置され、一端が第1梁部材のスライド台の他方に取り付けられ、他端が第2梁部材の前記スライド台の他方に取り付けられた第4梁部材5とを備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
両端に吊りピースが取り付けられ、長手方向に沿ってスライド可能に設けられた2つのスライド台を有する第1梁部材と、
前記第1梁部材と平行に配置され、両端に吊りピースが取り付けられ、長手方向に沿ってスライド可能に設けられた2つのスライド台を有する第2梁部材と、
一端が前記第1梁部材の前記スライド台の一方に取り付けられ、他端が前記第2梁部材の前記スライド台の一方に取り付けられた第3梁部材と、
前記第3梁部材と平行に配置され、一端が前記第1梁部材の前記スライド台の他方に取り付けられ、他端が前記第2梁部材の前記スライド台の他方に取り付けられた第4梁部材と、を備えることを特徴とする可変型吊り天秤。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第1梁部材の前記スライド台は、前記第1梁部材を軸回りに囲む台本体と、前記台本体の上面から前記第1梁部材と直交する方向に延びて、前記第3梁部材又は第4梁部材が載置されて取り付けられる台座とを有することを特徴とする請求項1に記載の可変型吊り天秤。
【請求項3】
前記第2梁部材の前記スライド台は、前記第2梁部材を軸回りに囲む台本体と、前記台本体の上面から前記第2梁部材と直交する方向に延びて、前記第3梁部材又は第4梁部材が載置されて取り付けられる台座とを有することを特徴とする請求項1に記載の可変型吊り天秤。
【請求項4】
前記第3梁部材と前記第4梁部材に、前記第3梁部材と前記第4梁部材をそれぞれ軸回りに囲み、前記第3梁部材と前記第4梁部材に沿ってスライド可能に設けられた可動吊りピースが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可変型吊り天秤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は重量物を水平に吊り上げるための可変型吊り天秤に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、重量物、特に長尺物や異形物を玉掛けして吊り上げるのに吊り天秤が使用されている。吊り天秤は、吊り上げる重量物の大きさや形状に合わせてその都度製作し、使用後は廃棄することが多かった。従来の吊り天秤は、吊上対象物毎に製作するので、吊り上げの作業工数以外に、製作のための人件費や材料費が掛かっていた。また、一度製作すると変更ができないという問題があった。
【0003】
特許文献1には、プラントを構成する複数の機器の製品の相対的位置関係を崩さずに一括して建屋に吊り込むために、第1の天秤に第2の天秤を吊り下げ、第2の天秤に複数の吊りピースを固定して設け、複数の製品を第2の天秤の複数の吊りピースから吊り下げるようにした吊り天秤が記載されている。
特許文献1の吊り天秤は、複数の吊りピースによって、プラント全体を一括して釣り上げることができるが、吊りピースの位置が固定されているため、プラントやそれを構成する機器の大きさによっては、各機器から吊りピースまでの距離が遠くなり、玉掛けができない。
【0004】
特許文献2には、吊り天秤の本体部の両端に第1のロープ引掛部を設け、第1のロープ引掛部より内側に第2のロープ引掛部を本体部に沿って移動可能に設けた吊り天秤が記載されている。
特許文献2の吊り天秤は、玉掛けする荷物の大きさに合わせてロープを引掛ける場所を変更することができるが、吊り天秤の本体部が1本の棒形状であるため、平面的な寸法が大きい大型の吊上対象物は売り上げることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開WO97/13716
特開2021-113112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、吊上対象物の大きさに合わせて吊上位置を変更することができて、吊上対象物の大きさに拘わらず釣り上げることができる可変型吊り天秤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段は以下の通りである。
(1)両端に吊りピースが取り付けられ、長手方向に沿ってスライド可能に設けられた2つのスライド台を有する第1梁部材と、
前記第1梁部材と平行に配置され、両端に吊りピースが取り付けられ、長手方向に沿ってスライド可能に設けられた2つのスライド台を有する第2梁部材と、
一端が前記第1梁部材の前記スライド台の一方に取り付けられ、他端が前記第2梁部材の前記スライド台の一方に取り付けられた第3梁部材と、
前記第3梁部材と平行に配置され、一端が前記第1梁部材の前記スライド台の他方に取り付けられ、他端が前記第2梁部材の前記スライド台の他方に取り付けられた第4梁部材と、を備える。
前記手段1では、第3梁部材と第4梁部材を第1梁部材と第2梁部材の長手方向に沿ってスライドさせることにより、吊上対象物の大きさに合わせて第3梁部材と第4梁部材の間隔を調整し、吊上位置を変更することができる。
【0008】
(2)前記手段1において、
前記第1梁部材の前記スライド台は、前記第1梁部材を軸回りに囲む台本体と、前記台本体の上面から前記第1梁部材と直交する方向に延びて、前記第3梁部材又は第4梁部材が載置されて取り付けられる台座とを有する。
前記手段2では、台座が第1梁部材と直交する方向に延びているので、台座への第3梁部材又は第4梁部材の着脱が容易である。
(3)前記手段1又は2において、
前記第2梁部材の前記スライド台は、前記第2梁部材を軸回りに囲む台本体と、前記台本体の上面から前記第2梁部材と直交する方向に延びて、前記第3梁部材又は第4梁部材が載置されて取り付けられる台座とを有する。
前記手段3では、台座が第2梁部材と直交する方向に延びているので、台座への第3梁部材又は第4梁部材の着脱が容易である。
【0009】
(4)前記手段1から3のいずれかにおいて、
前記第3梁部材と前記第4梁部材に、前記第3梁部材と前記第4梁部材をそれぞれ軸回りに囲み、前記第3梁部材と前記第4梁部材に沿ってスライド可能に設けられた可動吊りピースが設けられている。
前記手段4では、第3梁部材と前記第4梁部材の可動吊りピースを長手方向に沿ってスライドさせることにより、吊上対象物の大きさに合わせて吊りピースを移動させ、吊上位置を変更することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、吊上対象物の大きさに合わせて吊上位置を変更することができて、吊上対象物の大きさに拘わらず釣り上げることができる。このため、吊上対象物毎に吊り天秤を製作する必要がなく、種々の吊上対象物に1の吊り天秤を再使用することができ、吊り天秤の製造コストが掛からない。また、使用後に吊り天秤を破棄する必要もなくなるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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