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公開番号2024051189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157216
出願日2022-09-30
発明の名称荷役車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20240404BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】前方支援のための障害物を検出する障害物検出センサへの異物の付着を抑制できる荷役車両の提供にある。
【解決手段】車体と、車体の前部に備えられる荷役装置と、荷役装置に設けられ、車体の前方の障害物を検出する障害物検出センサ35と、を有し、荷役装置は、マストと、マストに対して昇降可能なリフトブラケット21と、リフトブラケット21に備えられたアタッチメントと、を備える荷役車両であって、障害物検出センサ35は、マストに備えられ、障害物検出センサ35を覆う開閉カバー40が設けられ、開閉カバー40は、前方支援を必要とするとき、障害物検出センサ35を開放し、前方支援を必要としないとき、障害物検出センサ35を覆う。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体の前部に備えられる荷役装置と、
前記荷役装置に設けられ、前記車体の前方の障害物を検出する障害物検出センサと、を有し、
前記荷役装置は、マストと、前記マストに対して昇降可能なリフトブラケットと、前記リフトブラケットに備えられたアタッチメントと、を備える荷役車両であって、
前記障害物検出センサは、前記マストに備えられ、
前記障害物検出センサを覆う開閉カバーが設けられ、
前記開閉カバーは、前方支援を必要とするとき、前記障害物検出センサを開放し、前方支援を必要としないとき、前記障害物検出センサを覆うことを特徴とする荷役車両。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記開閉カバーは、前記リフトブラケットに設けられ、前記リフトブラケットの下降位置にて前記障害物検出センサを覆い、前記リフトブラケットの上昇により前記障害物検出センサを開放することを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項3】
前記開閉カバーは、
前記障害物検出センサの前方に配置される前部カバー部と、
前記障害物検出センサの上方に配置される上部カバー部と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項4】
前記開閉カバーを開閉するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御する制御装置と、
前記制御装置と接続され、前記開閉カバーを前記障害物検出センサから開放するための信号を発信する信号発信器と、を備え、
前記制御装置は、前記信号を受信するとき、前記開閉カバーを前記障害物検出センサから開放するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項5】
前記信号発信器は、前記リフトブラケットの揚高を検出する揚高センサであり、前記揚高センサが検出する揚高が予め設定した閾値を超えたとき、前記信号を発信することを特徴とする請求項4記載の荷役車両。
【請求項6】
前記信号発信器は、オペレータにより操作可能な操作ボタンであり、前記操作ボタンが操作されたとき、前記信号を発信することを特徴とする請求項4記載の荷役車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、荷役車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
荷役車両の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された自動運転フォークリフトが知られている。特許文献1に開示された自動運転フォークリフトの前下端には、障害物検出装置が設けられている。障害物検出装置は、レーザー光を用いて2次元平面状の検出領域を有し、検出領域内の物体を検出可能である。障害物検出装置は、平面状の検出領域を有し、検出領域内に存在する物体を障害物として検出し、検出信号を制御装置に出力する。検出領域は、自動運転フォークリフトから遠い側が減速領域に設定され、自動運転フォークリフトに近い側が停止領域に設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-105995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された自動運転フォークリフトでは、障害物検出装置に雨滴や泥等の付着物が生じると、障害物検出装置が付着物を障害物として誤認識するおそれがあるという問題がある。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、前方支援のための障害物を検出する障害物検出センサへの異物の付着を抑制できる荷役車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体の前部に備えられる荷役装置と、前記荷役装置に設けられ、前記車体の前方の障害物を検出する障害物検出センサと、を有し、前記荷役装置は、マストと、前記マストに対して昇降可能なリフトブラケットと、前記リフトブラケットに備えられたアタッチメントと、を備える荷役車両であって、 前記障害物検出センサは、前記マストに備えられ、前記障害物検出センサを覆う開閉カバーが設けられ、前記開閉カバーは、前方支援を必要とするとき、前記障害物検出センサを開放し、前方支援を必要としないとき、前記障害物検出センサを覆うことを特徴とする。
【0007】
本発明では、障害物検出センサは、マストに備えられ、障害物検出センサを覆う開閉カバーが設けられている。開閉カバーは、前方支援を必要とするとき、障害物検出センサを開放し、前方支援を必要としないとき、障害物検出センサを覆う。このため、前方支援を必要とする場合を除き、カバーが障害物検出センサを覆うことで雨滴や泥等の異物の障害物検出センサへの付着を抑制することができる。
【0008】
また、上記の荷役車両において、前記開閉カバーは、前記リフトブラケットに設けられ、前記リフトブラケットの下降位置にて前記障害物検出センサを覆い、前記リフトブラケットの上昇により前記障害物検出センサを開放する構成としてもよい。
この場合、開閉カバーがリフトブラケットに設けられているので、前方支援を必要としないリフトブラケットが下降した下降位置では、開閉カバーが障害物検出センサを覆う。リフトブラケットが上昇して前方支援を必要とするとき、リフトブラケットと共に開閉カバーが上昇することで、障害物検出センサは車体の前方の障害物を検出できる。
【0009】
また、上記の荷役車両において、前記開閉カバーは、前記障害物検出センサの前方に配置される前部カバー部と、前記障害物検出センサの上方に配置される上部カバー部と、を有する構成としてもよい。
この場合、前部カバー部が障害物検出センサの前方に配置され、上部カバー部が障害物検出センサの上方に配置される。このため、走行時に前方から飛来する泥等の異物の障害物検出センサへの付着を抑制できるほか、上方から落下する雨水等の異物の障害物検出センサへの付着を抑制できる。
【0010】
また、上記の荷役車両において、前記開閉カバーを開閉するアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御装置と、前記制御装置と接続され、前記開閉カバーを前記障害物検出センサから開放するための信号を発信する信号発信器と、を備え、前記制御装置は、前記信号を受信するとき、前記開閉カバーを前記障害物検出センサから開放するように前記アクチュエータを制御する構成としてもよい。
この場合、アクチュエータは、開閉カバーを開閉するが、前方支援のために信号発信器から信号が発信されると、制御装置は、アクチュエータを制御して、開閉カバーを開放する。その結果、信号発信器の信号によって開閉カバーを障害物検出センサから開放することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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