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公開番号
2025005702
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105989
出願日
2023-06-28
発明の名称
耐火構造の構築方法、耐火措置材、耐火構造
出願人
因幡電機産業株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
F16L
5/02 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】施工現場に材料を持ち運びやすくし、かつ、現場での施工性を良好とする。
【解決手段】形成された貫通孔W2に長尺体Lが貫通した状態とされた区画体Wに対する、耐火構造Cの構築方法であって、一の面21と、前記一の面21とは反対の他の面22とを有するシート状体2であり、耐火性及び柔軟性を有したシート状体2を有する耐火措置材1を前記貫通孔W2に近づけた上で、前記貫通孔W2に近い側に位置する取付部3を前記長尺体Lに当接させつつ、前記一の面21が径内方を向くようにして前記長尺体Lの周囲に取り付ける、取付工程と、前記耐火措置材1で前記取付部3以外の部分を、前記一の面21が径外方の位置へ反転するように移動させる反転工程と、前記取付部3から面方向に離間した区画体設置部4を前記区画体Wの表面W1に設置する、区画体設置工程と、を実施する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
空間を区画する区画体であり、形成された貫通孔に長尺体が貫通した状態とされた区画体に対する、耐火構造の構築方法であって、
一の面と、前記一の面とは反対の他の面とを有するシート状体であり、耐火性及び柔軟性を有したシート状体を有する耐火措置材を前記貫通孔に近づけた上で、前記貫通孔に近い側に位置する取付部を前記長尺体に当接させつつ、前記一の面が径内方を向くようにして前記長尺体の周囲に取り付ける、取付工程と、
前記耐火措置材で前記取付部以外の部分を、前記一の面が径外方の位置へ反転するように移動させる反転工程と、
前記取付部から面方向に離間した区画体設置部を前記区画体の表面に設置する、区画体設置工程と、
を実施する、耐火構造の構築方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記耐火措置材のうち少なくとも一部が粘着性を有し、
前記取付工程では、前記粘着性を有する部分を前記長尺体に当接させる、請求項1に記載の耐火構造の構築方法。
【請求項3】
前記耐火措置材は、耐火性を有する熱膨張材を備え、
前記取付工程にて、前記熱膨張材を前記長尺体の周囲に取り付ける、または、前記区画体設置工程にて、前記熱膨張材を前記区画体の前記表面に設置する、請求項1に記載の耐火構造の構築方法。
【請求項4】
前記耐火措置材は、平面視形状が長手方向と前記長手方向に交わる幅方向とを有する帯状であって、
前記取付工程では、前記長手方向を前記長尺体の周方向に合わせるように、前記耐火措置材を巻くようにして取り付け、
前記耐火措置材の、前記取付工程における取り付け始め部分の幅方向寸法は、取り付け終わり部分の幅方向寸法よりも大きく形成されていて、前記反転工程では、前記取り付け始め部分の方を、前記取り付け終わり部分よりも径内側の位置にて前記反転するように移動させる、請求項1に記載の耐火構造の構築方法。
【請求項5】
空間を区画する区画体であり、形成された貫通孔に長尺体が貫通した状態とされた区画体に対して配置される耐火措置材であって、
耐火性及び柔軟性を有したシート状体を有し、
前記シート状体における一の領域に位置し、前記区画体への配置に当たって、前記長尺体に当接するようにして取り付けられる取付部と、
前記シート状体における前記一の領域とは異なる他の領域に位置し、前記区画体の表面に設置される区画体設置部と、
前記取付部と前記区画体設置部のうち少なくとも一方に設けられ、前記シート状体と前記長尺体または前記区画体の前記表面との間に介在させられる介在体と、を備える、耐火措置材。
【請求項6】
前記シート状体は、一の面と、前記一の面とは反対の他の面とを有し、
前記取付部は前記一の面に位置しており、前記区画体設置部は前記他の面に位置している、請求項5に記載の耐火措置材。
【請求項7】
前記取付部と前記区画体設置部のうち少なくとも一方が、耐火性を有する熱膨張材を備える、請求項5に記載の耐火措置材。
【請求項8】
前記介在体として前記熱膨張材が設けられ、前記熱膨張材は細長形状であって前記取付部に設けられており、
前記熱膨張材は、一部が前記シート状体から長手方向に突出している、請求項7に記載の耐火措置材。
【請求項9】
前記耐火措置材は、平面視形状が長手方向と前記長手方向に交わる幅方向とを有する帯状であって、
前記長手方向一方側の幅方向寸法に比べて、前記長手方向他方側の幅方向寸法が小さい、請求項5に記載の耐火措置材。
【請求項10】
前記耐火措置材は、前記区画体設置部の端縁形状が、外側に突出した湾曲形状である、請求項5に記載の耐火措置材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間を区画する区画体であり、形成された貫通孔に長尺体が貫通した状態とされた区画体に対する、耐火構造の構築方法、耐火措置材、耐火構造に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
前記区画体に対して適用される耐火措置材の一例として、特許文献1に記載の「防火区画貫通部材」がある。これは、汎用性と膨張性能を高めた防火区画貫通部材を提供することを課題としており、断面C字状に円曲させた金属製の弾性板の内面に、熱膨張ゴムを張設することで構成されている。弾性板には係合爪と複数の係合穴が形成されている。この防火区画貫通部材は、防火区画を貫通する配管の口径に合わせて、係合爪と係合穴を組み合わせることで、内径をアジャスト可能とされている。そして、熱膨張ゴムの両端に、互いに嵌合し合う切欠部を形成されていて、配管の口径に合わせたアジャストにかかわらず膨張性能を高く維持できるよう構成されている。
【0003】
しかし、この特許文献1に記載の構成では、前述のように、断面C字状に円曲させた金属製の弾性板が用いられていることから、コンパクトさに欠け、施工現場への持ち運びに関して難がある。また、弾性板が有する弾性に抗しつつ係合爪と係合穴を組み合わせる必要があるため、現場での施工性に関しても改良の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-250479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は、施工現場に材料を持ち運びやすくし、かつ、現場での施工性を良好とした耐火構造の構築方法、耐火措置材、耐火構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空間を区画する区画体であり、形成された貫通孔に長尺体が貫通した状態とされた区画体に対する、耐火構造の構築方法であって、一の面と、前記一の面とは反対の他の面とを有するシート状体であり、耐火性及び柔軟性を有したシート状体を有する耐火措置材を前記貫通孔に近づけた上で、前記貫通孔に近い側に位置する取付部を前記長尺体に当接させつつ、前記一の面が径内方を向くようにして前記長尺体の周囲に取り付ける、取付工程と、前記耐火措置材で前記取付部以外の部分を、前記一の面が径外方の位置へ反転するように移動させる反転工程と、前記取付部から面方向に離間した区画体設置部を前記区画体の表面に設置する、区画体設置工程と、を実施する、耐火構造の構築方法である。
【0007】
この構成によれば、持ち運びしやすいシート状体を用いることができ、柔軟性を有したシート状体を有する耐火措置材を長尺体に取り付けて、反転するように移動させることにより、区画体の表面に耐火措置材を設置できるので、施工しやすい。
【0008】
また、前記構築方法では、前記耐火措置材のうち少なくとも一部が粘着性を有し、前記取付工程では、前記粘着性を有する部分を前記長尺体に当接させることができる。
【0009】
この構成によれば、耐火措置材を粘着により長尺体の周囲に取り付けできる。
【0010】
また、前記構築方法では、前記耐火措置材は、耐火性を有する熱膨張材を備え、前記取付工程にて、前記熱膨張材を前記長尺体の周囲に取り付ける、または、前記区画体設置工程にて、前記熱膨張材を前記区画体の前記表面に設置することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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