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公開番号
2025005606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023105837
出願日
2023-06-28
発明の名称
記録装置および制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】成果物の品質低下を抑制する。
【解決手段】給送手段で第1の位置まで給送された記録媒体を第1方向に搬送する搬送手段と、前記第1方向に搬送された記録媒体にインクを付与する記録手段と、記録後に、前記搬送手段により前記第1方向と逆方向の第2方向に搬送された記録媒体を反転させて前記記録手段へ誘導する反転搬送路と、前記搬送手段および前記記録手段を制御して、第1記録媒体および前記第1記録媒体に後続する第2記録媒体における第1面とその裏の第2面とに記録を実行する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記反転搬送路を経由して搬送される前記第1面に記録された前記第1記録媒体における、前記第1方向で搬送中の前記第2記録媒体が接触する領域へのインクの付与量に応じて、前記第2記録媒体の前記第1面への記録を開始する際に、前記第2記録媒体を前記第1の位置において所定時間だけ待機させるようにした。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体を第1の位置に給送する給送手段と、
前記給送手段で前記第1の位置まで給送された記録媒体を第1方向に搬送可能な搬送手段と、
前記搬送手段で前記第1方向に搬送された記録媒体にインクを付与する記録手段と、
前記記録手段での記録後に、前記搬送手段により前記第1方向と逆方向の第2方向に搬送された記録媒体を反転させて前記記録手段へ誘導する反転搬送路と、
前記搬送手段および前記記録手段を制御して、第1記録媒体および前記第1記録媒体に後続する第2記録媒体における第1面とその裏の第2面とに記録を実行する制御手段と、を有する記録装置であって、
前記制御手段は、前記反転搬送路を経由して搬送される前記第1面に記録された前記第1記録媒体における、前記第1方向で搬送中の前記第2記録媒体が接触する領域へのインクの付与量に応じて、前記第2記録媒体の前記第1面への記録を開始する際に、前記第2記録媒体を前記第1の位置において所定時間だけ待機させることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記記録手段の前記第1方向下流側において、前記第2方向に搬送される前記第1面への記録後の前記第1記録媒体に接触しながら、前記第2記録媒体を前記第1方向に搬送することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御手段はさらに、前記第1記録媒体への前記第1面への記録中に、前記第2記録媒体を前記第1の位置まで給送するよう前記給送手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記領域へのインクの付与量を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記付与量に応じて前記所定時間を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記領域は、前記第1方向の下流側に位置する第1領域および前記第1方向の上流側に位置する第2領域を含み、
前記取得手段は、前記第1領域での前記付与量および前記第2領域での前記付与量を取得し、
前記決定手段は、
前記第1領域での前記付与量が第1閾値を超過しているときには、前記第1領域での前記付与量に応じて前記所定時間を決定し、
前記第1領域での前記付与量が前記第1閾値以下、かつ、前記第2領域での前記付与量が第2閾値を超過しているときには、前記第2領域での前記付与量に応じて前記所定時間を決定し、
前記第1領域での前記付与量が前記第1閾値以下、かつ、前記第2領域での前記付与量が前記第2閾値以下のときには、前記所定時間は「0」に決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記反転搬送路は、前記第1方向に搬送される記録媒体の搬送路に対して、前記記録手段の前記第1方向下流側における第1合流部と、前記記録手段の前記第1方向上流側における第2合流部とで合流し、
前記制御手段は、前記反転搬送路において前記第2合流部に到達する第2の位置で前記第1記録媒体を待機させ、前記第2記録媒体の前記第1面への記録後に、前記第1記録媒体の前記第2面への記録を実行することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記第2領域での前記付与量に応じて決定される前記所定時間は、前記第2記録媒体が前記第1の位置で待機することなく記録を開始した時点から、前記第1記録媒体が前記反転搬送路において前記第2の位置に到達するまでの時間t1と、前記第2記録媒体が前記第1の位置から前記第1合流部に到達するまでの時間t2との関係が、t2≦t1であれば、時間t1と時間t2との差分の絶対値よりも所定値だけ大きな値とし、t2>t1であれば「0」とすることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記第1領域での前記付与量に応じた前記所定時間は、前記第2領域での前記付与量に応じた時間よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第1領域での前記付与量に応じた前記所定時間および前記第2領域での前記付与量に応じた前記所定時間はそれぞれ、固定値であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第1領域での前記付与量に応じた前記所定時間は、前記第1領域の前記付与量に応じて変化し、
前記第2領域での前記付与量に応じた前記所定時間は、前記第2領域の前記付与量に応じて変化することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置および制御方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、記録媒体の両面への記録が可能な記録装置において、記録媒体に対して記録する搬送路への、給送された記録媒体の搬送する動作と、表面への記録後の記録媒体を反転用の搬送路に引き込む動作と、を並行して実行する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-015180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、搬送路において、引き込む動作中の記録媒体の記録面が、搬送する動作中の記録媒体に接触しつつ、これら2つの記録媒体が互いに逆方向に移動する領域が存在する。このため、引き込む動作中の記録媒体の表面での記録品位が低下したり、搬送する動作中の記録媒体にインクが転写されたりして、成果物の品質が低下する虞があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、成果物の品質の低下を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、記録媒体を第1の位置に給送する給送手段と、前記給送手段で前記第1の位置まで給送された記録媒体を第1方向に搬送可能な搬送手段と、前記搬送手段で前記第1方向に搬送された記録媒体にインクを付与する記録手段と、前記記録手段での記録後に、前記搬送手段により前記第1方向と逆方向の第2方向に搬送された記録媒体を反転させて前記記録手段へ誘導する反転搬送路と、前記搬送手段および前記記録手段を制御して、第1記録媒体および前記第1記録媒体に後続する第2記録媒体における第1面とその裏の第2面とに記録を実行する制御手段と、を有する記録装置であって、前記制御手段は、前記反転搬送路を経由して搬送される前記第1面に記録された前記第1記録媒体における、前記第1方向で搬送中の前記第2記録媒体が接触する領域へのインクの付与量に応じて、前記第2記録媒体の前記第1面への記録を開始する際に、前記第2記録媒体を前記第1の位置において所定時間だけ待機させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、成果物の品質の低下を抑制することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録装置の概略構成図
記録装置の制御系の構成を示すブロック図
片面記録時のシートの挙動を示す図
インク付与量少のときの第2両面記録時のシートの挙動を示す図
インク付与量少のときの第2両面記録時のシートの挙動を示す図
先行シートの後続シートとの接触する領域を示す図
領域1へのインク付与量多のときの第2両面記録時のシートの挙動を示す図
領域2へのインク付与量多のときの第2両面記録時のシートの挙動を示す図
片面記録処理の処理内容を示すフローチャート
第1両面記録処理の処理内容を示すフローチャート
第2両面記録処理の処理内容を示すフローチャート
第2両面記録処理のサブルーチンの決定処理の処理内容を示すフローチャート
第2両面記録処理のサブルーチンの給送処理の処理内容を示すフローチャート
第2両面記録処理のサブルーチンの第1処理の処理内容を示すフローチャート
第2両面記録処理のサブルーチンの第2処理の処理内容を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、記録装置および制御方法の実施形態の一例を説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の位置、形状などはあくまで一例であり、この発明をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
(記録装置の概略構成)
本実施形態における記録装置は、搬送される記録媒体(以下、「シート」と適宜に称する。)に対して、搬送方向と交差するシートの幅方向に移動しながらインクを吐出して記録する、シリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置である。なお、本発明を適用可能な記録装置は、記録機能のみを備えたものに限定されるものではない。本発明は、原稿のスキャンする機能や、FAX機能などを備えた複合機などにも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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