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公開番号2025003214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103757
出願日2023-06-23
発明の名称シート給送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 3/48 20060101AFI20241226BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート同士の密着力が高いシートでも給送を可能にするものでありながら、シートの斜行を低減すること。
【解決手段】シート給送装置は、シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートを給送する給送動作を行うシート給送部と、シート支持部に支持されたシート束の側面にエアを吹き付けてシートを捌く吹き付け動作を行うエア捌き部と、制御部と、を備える。制御部は、シートを給送するジョブの実行中において、シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートに給送回転体が当接した状態でエア捌き部により吹き付け動作を行う(S1,S2)。そして、エア捌き部による吹き付け動作を行った後、吹き付け動作を停止した状態で駆動部を駆動してシート給送部による給送動作を行う給送処理(S1~S5)を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート束を支持するシート支持部と、
前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートに当接する当接位置と、前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートから離間する離間位置と、の間で移動可能な給送回転体と、前記給送回転体を駆動する駆動部と、を有し、前記駆動部を駆動して前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートを給送する給送動作を行うシート給送部と、
前記シート支持部に支持されたシート束の側面にエアを吹き付けてシートを捌く吹き付け動作を行うエア捌き部と、
シートを給送するジョブの実行中において、前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートに前記給送回転体が当接した状態で前記エア捌き部により前記吹き付け動作を行った後、前記吹き付け動作を停止した状態で前記駆動部を駆動して前記シート給送部による前記給送動作を行う給送処理を実行する制御部と、を備える、
ことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ジョブが、前記シート支持部に支持されたシート束から所定枚数のシートを前記シート給送部に給送させるジョブである場合、
前記制御部は、前記ジョブの非実行時において、前記給送回転体を前記離間位置に位置させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ジョブの実行中において、前記給送回転体を前記当接位置に維持する、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記駆動部は、駆動回転することで、前記給送回転体の駆動回転と、前記給送回転体の前記当接位置と前記離間位置との移動と、を行うモータである、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記モータは、第1方向と前記第1方向とは反対の第2方向とに回転駆動し、
前記シート給送部は、前記モータが前記第1方向に回転駆動された場合に、前記給送回転体を回転駆動し、前記モータが前記第2方向に回転駆動された場合に、前記給送回転体を前記当接位置と前記離間位置との間で移動させる駆動機構を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記シート給送部は、第1シート給送部であり、
前記第1シート給送部よりもシートの搬送方向下流側に配設された第2シート給送部を備え、
前記制御部は、
前記ジョブの実行中において、シートを前記第1シート給送部により給送開始する場合に前記給送回転体を前記当接位置に移動させ、前記第1シート給送部により給送されたシートが前記第2シート給送部に到達した場合に、前記給送回転体を前記離間位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記駆動部は、第1方向と前記第1方向とは反対の第2方向とに回転駆動する第1モータであり、
前記第1シート給送部は、前記第1モータが前記第1方向に回転駆動された場合に、前記給送回転体を回転駆動し、前記第1モータが前記第2方向に回転駆動された場合に、前記給送回転体を前記当接位置と前記離間位置との間で移動させる駆動機構を有し、
前記第2シート給送部は、回転駆動することでシートを給送する第2モータを有する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記ジョブを開始する場合に、前記給送回転体を前記当接位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記シート支持部に支持されたシート束を検知する検知手段を備え、
前記制御部は、前記検知手段が前記シート支持部に支持されたシート束を検知したことに基づき、前記給送回転体を前記当接位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記給送回転体を前記当接位置に移動させてから所定時間が経過するまでに前記ジョブが開始されなかった場合に、前記給送回転体を前記当接位置から前記離間位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項9に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアを吹き付けてシートを捌く吹き付け動作を行うシート給送装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置にあっては、画像を形成する画像形成部に供給するシートの束をセットする給送カセットや給送デッキ等のシート給送装置を備えられている。また近年、多様な種類のシートに画像を形成する要望が増え、例えばコート紙等の平滑な表面性を有するシートが記録材として用いられることがある。このような表面が平滑なシートの束がシート給送装置にセットされた場合、シート同士の密着力が高く、シートの給送が困難になることも生じる。そのため、シート束にエアを吹き付け、シートを浮揚させることでシートを捌くものが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-256819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置のように、シート束にエアを吹き付ける機構を設ける構成においては、一般に、エア吹き付け動作中にシート給送装置からシートを給送している。しかしながら、エアの吹き付けを行いながらシートの給送を行うと、シートが浮上しているため、シートの端部が曲がり易い。このため、例えば規制板等によりシートの幅方向の位置を規制していたとしても、シートに旋回させる力が発生した場合にシートの端部が曲がることにより斜行し易くなるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、シート同士の密着力が高いシートでも給送を可能にするものでありながら、シートの斜行を低減することが可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シート束を支持するシート支持部と、前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートに当接する当接位置と、前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートから離間する離間位置と、の間で移動可能な給送回転体と、前記給送回転体を駆動する駆動部と、を有し、前記駆動部を駆動して前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートを給送する給送動作を行うシート給送部と、前記シート支持部に支持されたシート束の側面にエアを吹き付けてシートを捌く吹き付け動作を行うエア捌き部と、シートを給送するジョブの実行中において、前記シート支持部に支持されたシート束の最上位のシートに前記給送回転体が当接した状態で前記エア捌き部により前記吹き付け動作を行った後、前記吹き付け動作を停止した状態で前記駆動部を駆動して前記シート給送部による前記給送動作を行う給送処理を実行する制御部と、を備える、ことを特徴とするシート給送装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、シート同士の密着力が高いシートでも給送を可能にするものでありながら、シートの斜行を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
第1の実施形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
第1の実施形態に係る手差し給送部の構成を示す模式図である。
(a)は、第1の実施形態に係る手差し給送部において給送トレイに載置されているシートを搬送していない状態におけるピックアップローラの位置を説明する概略側面図である。(b)は、給送トレイに載置されているシートの給送が開始されることでピックアップローラがシートに当接した状態を示す概略側面図である。(c)は、ピックアップローラがシートに当接した状態で、エア吹き付け部が駆動されてシート束にエアが吹き付けられた状態を示す概略側面図である。(d)は、ピックアップローラとフィードローラとが回転駆動し、シートの給送が開始された場合を示す概略側面図である
第1の実施形態に係るシート給送制御を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係るシート給送制御を示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る画像形成装置の制御シーケンスの一部を抜粋した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明に係る第1の実施の形態を詳細に説明する。まず、本発明に係る画像形成装置201について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置201の概略構成を示す断面図である。
【0010】
[画像形成装置の概略構成]
図1に示すように、第1の実施形態の画像形成装置201は、電子写真プロセスを利用したタンデム方式-中間転写式のレーザビームプリンタである。図1において、201は画像形成装置、201Aは画像形成装置本体、201Bはシートに画像を形成する画像形成部である。202は画像形成装置本体201Aの上方に略水平に設置された画像読取装置であり、この画像読取装置202と画像形成装置本体201Aとの間に、シート排出用の排出空間Vが形成されている。なお、画像形成装置本体201Aの上方には、画面を表示可能なタッチパネル等で構成された操作部730が配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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