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公開番号2025008314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110366
出願日2023-07-04
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】記録材の給送時に記録材にエアーを吹き付ける構成において、面内に電気抵抗ムラが生じた記録材に対しても適切に二次転写電圧の設定電圧を調整する。
【解決手段】画像形成装置1は、像担持体44bと、転写部材45bと、転写部N2に電圧が印加された際の電圧と電流とを検知する検知部と、記録材上の画像濃度情報を取得する取得部91、92と、チャートを出力して画像形成時の転写電圧を設定する調整モードを実行する制御部30と、記録材Sの先端部にエアーを吹き付ける吹き付け部49を備えた給送部4とを有する。制御部は、チャートが形成される記録材Sの濃度取得用画像が転写部N2を通過している際の検知部の検知結果と、記録材Sにおける濃度取得用画像が転写される領域よりも先端側の領域が転写部N2を通過している際の検知部の検知結果と、複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報とに基づいて画像形成時の転写電圧を設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写部材と、
前記像担持体から記録材にトナー像を転写するための転写電圧を前記転写部に印加する印加部と、
前記転写部に電圧が印加された際の電圧と電流とを検知する検知部と、
記録材上の画像の濃度に関する情報を取得する取得部と、
前記転写部に複数の試験電圧が印加されて記録材にトナー像からなる複数の濃度取得用画像がそれぞれ転写されたチャートを形成して出力し、該チャートの前記複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報を前記取得部により取得して、画像形成時の前記転写電圧を設定する調整モードを実行するように制御可能な制御部と、
記録材を前記転写部に向けて給送する給送部であって、該給送部から送り出される際の記録材の搬送方向における記録材の先端部にエアーを吹き付ける吹き付け部を備えた給送部と、
を有し、
前記制御部は、前記チャートが形成される記録材における前記複数の濃度取得用画像のうちの少なくとも1つの濃度取得用画像が転写される領域が前記転写部を通過している際の前記検知部の検知結果と、前記チャートが形成される記録材の画像形成領域内における、前記給送部から送り出される際の記録材の搬送方向において前記複数の濃度取得用画像が転写される領域よりも先端側の所定の領域が前記転写部を通過している際の前記検知部の検知結果と、前記取得部により取得される前記複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報と、に基づいて、画像形成時の前記転写電圧を設定することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記所定の領域が前記転写部を通過している際に前記転写部に所定の電圧が印加されて前記検知部により検知される第1の電流と、前記複数の濃度取得用画像のうちの少なくとも1つの濃度取得用画像が転写される領域が前記転写部を通過している際の前記検知部の検知結果に基づく電圧-電流特性と、該電圧-電流特性と前記所定の電圧とに基づいて求められる第2の電流と、を取得し、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも所定値以上小さい場合に、前記第2の電流と前記第1の電流との差分と、前記取得部により取得される前記複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報と、に基づいて、画像形成時の前記転写電圧を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記所定の領域が前記転写部を通過している際に前記転写部に所定の電圧が印加されて前記検知部により検知される第1の電流と、前記複数の濃度取得用画像のうちの所定の濃度取得用画像が転写される領域が前記転写部を通過している際に前記転写部に前記所定の電圧が印加されて前記検知部により検知される第2の電流と、を取得し、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも所定値以上小さい場合に、前記第2の電流と前記第1の電流との差分と、前記取得部により取得される前記複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報と、に基づいて、画像形成時の前記転写電圧を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも前記所定値以上小さい場合に、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも前記所定値以上小さくない場合よりも、画像形成時の前記転写電圧の絶対値が大きくなるように該転写電圧を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記所定の領域は、前記チャートが形成される記録材における、トナー像からなる画像が転写されない領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記所定の領域は、前記チャートが形成される記録材における、前記濃度取得用画像の位置を検知するためのトナー像からなる所定の画像が転写される領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部を形成する転写部材と、
前記像担持体から記録材にトナー像を転写するための転写電圧を前記転写部に印加する印加部と、
前記転写部に電圧が印加された際の電圧と電流とを検知する検知部と、
記録材上の画像の濃度に関する情報を取得する取得部と、
前記転写部に複数の試験電圧が印加されて記録材にトナー像からなる複数の濃度取得用画像がそれぞれ転写されたチャートを形成して出力し、該チャートの前記複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報を前記取得部により取得して、画像形成時の前記転写電圧を設定する調整モードを実行するように制御可能な制御部と、
記録材を前記転写部に向けて給送する給送部であって、該給送部から記録材が送り出される際に記録材に吹き付け口からエアーを吹き付ける吹き付け部を備えた給送部と、
を有し、
前記制御部は、前記チャートが形成される記録材における前記濃度取得用画像が転写される第1の領域が前記転写部を通過している際に前記転写部に所定の電圧が印加されて前記検知部により検知される第1の電流と、前記チャートが形成される記録材における、前記給送部から記録材が送り出される際に前記第1の領域よりも前記吹き付け口から遠い、前記濃度取得用画像が転写される少なくとも1つの第2の領域が前記転写部を通過している際の前記検知部の検知結果に基づく電圧-電流特性と、該電圧-電流特性と前記所定の電圧とに基づいて求められる第2の電流と、を取得し、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも所定値以上小さい場合に、前記第2の電流と前記第1の電流との差分と、前記取得部により取得される前記複数の濃度取得用画像の濃度に関する情報と、に基づいて、画像形成時の前記転写電圧を設定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも前記所定値以上小さい場合に、前記第1の電流の方が前記第2の電流よりも前記所定値以上小さくない場合よりも、画像形成時の前記転写電圧の絶対値が大きくなるように該転写電圧を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、感光体や中間転写体などの像担持体に形成されたトナー像が記録材に転写される。像担持体から記録材へのトナー像の転写は、像担持体に当接して転写部を形成する転写ローラなどの転写部材に転写電圧が印加されることで行われることが多い。転写電圧は、画像形成前の前回転工程時などに検知された転写部の電気抵抗に応じた転写部分担電圧と、予め設定された記録材の種類に応じた記録材分担電圧と、に基づいて決定することができる。これにより、環境変動、転写部材の使用履歴、記録材の種類などに応じて適切な転写電圧を設定することができる。
【0003】
しかし、画像形成に用いられる記録材の種類や状態は様々であるため、予め設定されたデフォルトの記録材分担電圧では転写電圧に過不足が生じることがある。そこで、実際に画像形成に用いる記録材に応じて転写電圧の設定電圧を調整する調整モードを設けることが提案されている。
【0004】
特許文献1では、二次転写電圧の設定電圧を調整する調整モードを実行可能な画像形成装置が提案されている。この調整モードでは、1枚の記録材に複数のパッチ(試験画像)がパッチごとに二次転写電圧が切り替えられて転写されて形成されたチャートが出力される。そして、各パッチの濃度が検知され、その検知結果に応じて最適な二次転写電圧条件が選択される。
【0005】
ここで、転写部に向けて記録材を給送(給紙)する給送部の構成として、記録材にエアーを吹き付けることにより記録材を分離給送する構成が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-37185号公報
特開2013-107738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のような調整モードにより、記録材の種類や状態に応じて、二次転写電圧の設定電圧を簡易に調整することが可能となる。
【0008】
しかしながら、記録材の面内に電気抵抗ムラがあると、従来の方法では、二次転写電圧の設定電圧を適切に調整することが困難な場合がある。
【0009】
特に、記録材を転写部に給紙する際に、記録材の束にエアーを吹き付けて記録材をさばいて給紙する「エアー給紙」方式を用いる画像形成装置では、記録材の面内の電気抵抗ムラが大きくなりやすい。エアーが吹き付けられた箇所の記録材の水分量が減少し、局所的に記録材の電気抵抗が上昇するためである。
【0010】
このような記録材に対して従来の方法による調整モードを実行しても、エアーが吹き付けられた箇所に対して十分な転写電圧を与えるように二次転写電圧の設定電圧を適切に調整できない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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