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公開番号2025065991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175547
出願日2023-10-10
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250415BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像のムラを抑制するための適切な種類のキャリブレーションを実行することを可能にすること。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成部と、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、を備える。前記画像形成部は、回転軸の周りに回転する像担持体と、前記像担持体を露光して前記像担持体の表面上に潜像を形成する露光手段と、前記潜像を現像剤で現像して現像剤像を形成する現像手段とを有する。前記制御部は、第1補正モードにおいて、前記回転軸に平行な第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向の双方において画像のムラを測定し、前記第1方向及び前記第2方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正し、第2補正モードにおいて、前記第1方向及び前記第2方向のうちの一方の方向において画像のムラを測定し、当該一方の方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成部と、
前記画像形成部の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記画像形成部は、
回転軸の周りに回転する像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記像担持体を露光して前記像担持体の表面上に潜像を形成する露光手段と、
前記像担持体の表面上の前記潜像を現像剤で現像して現像剤像を形成する現像手段と、
を有し、
前記制御部は、第1補正モードにおいて、
前記回転軸に平行な第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向の双方において画像のムラを測定し、
前記第1方向及び前記第2方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正し、
第2補正モードにおいて、
前記第1方向及び前記第2方向のうちの一方の方向において画像のムラを測定し、
当該一方の方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正する、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御部は、第3補正モードにおいて、
前記第1方向及び前記第2方向のうちの他方の方向における画像のムラを測定し、
当該他方の方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1補正モード、前記第2補正モード、及び前記第3補正モードのうちユーザにより選択された補正モードで、前記画像形成部の画像形成条件を補正する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置は、
前記第1方向における測定結果を示す第1プロファイルデータ、及び前記第2方向における測定結果を示す第2プロファイルデータを記憶する記憶部、
をさらに備え、
前記画像形成部は、前記第2補正モードで補正が行われる場合に、
前記第1方向及び前記第2方向のうちの前記一方の方向における最新の測定結果と、前記第1方向及び前記第2方向のうちの他方の方向に対応するプロファイルデータにより示される過去の測定結果とに基づいて補正された画像形成条件で、画像を形成する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成部は、前記第2補正モードで補正が行われる場合において、前記第1方向及び前記第2方向のうちの前記他方の方向における画像のムラの測定が未実行であるときは、
前記第1方向及び前記第2方向のうちの前記一方の方向における前記最新の測定結果と、前記画像形成装置の製造段階で得られた前記他方の方向における測定結果とに基づいて補正された画像形成条件で、画像を形成する、
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部が前記第1方向において画像のムラを測定することは、
前記第1方向における測定に使用される第1パターンの画像をシートに形成するように前記画像形成部を制御することと、
前記シート上の前記第1パターンの画像を光学的に読み取ることにより取得される前記第1パターンの読取画像を用いて、前記第1方向において画像のムラを測定することと、
を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部が前記第2方向において画像のムラを測定することは、
前記第2方向における測定に使用される第2パターンの画像をシートに形成するように前記画像形成部を制御することと、
前記シート上の前記第2パターンの画像を光学的に読み取ることにより取得される前記第2パターンの読取画像を用いて、前記第2方向において画像のムラを測定することと、
を含む、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成装置は、
帯電した前記像担持体の電位を検知する検知手段、
をさらに備え、
前記制御部が前記第2方向において画像のムラを測定することは、
前記検知手段により検知される前記像担持体の前記電位の分布に基づいて、前記第2方向において画像のムラを測定すること、
を含む、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部が前記画像形成部の前記画像形成条件を補正することは、
前記第1方向及び前記第2方向の双方において画像のムラが抑制されるように前記露光手段の光量を調整すること、
を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部が前記画像形成部の前記画像形成条件を補正することは、
前記第1方向において画像のムラが抑制されるように前記露光手段の光量を調整することと、
前記第2方向において画像のムラが抑制されるように前記帯電手段における帯電電圧及び前記現像手段における現像電圧のうちの少なくとも一方を調整することと、
を含む、請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置により形成される画像の品質は、気温及び湿度の変動、部材の経時的な劣化、並びに製造時の寸法及び性能のばらつきといった様々な要因の影響を受ける。例えば、感光体の感度、露光レーザの光量、帯電電圧若しくは現像電圧が不均一であり、又は光学系のレンズに収差があると、出力画像において濃度又は色味のムラが現れる。
【0003】
特許文献1は、主走査方向に延びる帯状のパターンを有するテストパターンをシートに形成し、形成したテストパターンを光学的に読み取ることで得られる読取画像に基づいて画像形成条件を調整することで、濃度ムラを抑制する画像形成装置を開示している。特許文献2は、現像ローラの周方向の抵抗ムラに起因する副走査方向の周期的な濃度ムラを軽減するために、感光体上の現像剤のムラを測定し、その測定結果に基づいて現像ローラの回転周期に合わせて画像形成条件を調整する画像形成装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-191416号公報
特許第3825184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
引用文献1に記載の画像形成装置及び引用文献2に記載の画像形成装置は共に、いずれか一方の方向のムラを補正するためのキャリブレーションしか実行していない。そのため、主走査方向及び副走査方向の双方のムラを補正するためには、一方のキャリブレーションが完了してから他方のキャリブレーションを実行しなければならず、ユーザを画像形成装置の前に拘束する時間が長くなってしまう。一方で、ユーザの求める画質によっては必ずしも主走査方向及び副走査方向の双方のムラを補正するキャリブレーションを実行する必要がない場合もある。
【0006】
本発明の目的は、画像のムラを抑制するための適切な種類のキャリブレーションを実行することのできる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある観点によれば、画像形成部と、前記画像形成部の動作を制御する制御部と、を備え、前記画像形成部は、回転軸の周りに回転する像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体を露光して前記像担持体の表面上に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体の表面上の前記潜像を現像剤で現像して現像剤像を形成する現像手段と、を有し、前記制御部は、第1補正モードにおいて、前記回転軸に平行な第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向の双方において画像のムラを測定し、前記第1方向及び前記第2方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正し、第2補正モードにおいて、前記第1方向及び前記第2方向のうちの一方の方向において画像のムラを測定し、当該一方の方向における測定結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を補正する、画像形成装置が提供される。
【0008】
本発明によれば、画像のムラを抑制するための適切な種類のキャリブレーションを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図。
一実施形態に係るプリンタコントローラの構成の一例を示すブロック図。
主走査方向における画像のムラの測定に使用される第1テストパターンの構成の一例についての説明図。
第1テストパターンの読取画像を用いた部分領域ごとの濃度の測定についての説明図。
輝度-濃度曲線の一例を示すグラフ。
副走査方向における画像のムラの測定に使用される第2テストパターンの構成の一例についての説明図。
第2テストパターンの読取画像を用いた部分領域ごとの濃度の測定についての説明図。
補正モードをユーザに選択させるためのGUIの構成の一例についての説明図。
主走査補正モードにおいて実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。
副走査補正モードにおいて実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。
一括補正モードにおいて実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。
画像形成ジョブの実行時の露光制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
第1変形例に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図。
第1変形例の副走査補正モードにおいて実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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