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公開番号2025095924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212321
出願日2023-12-15
発明の名称記録装置及び制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250619BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録ヘッドの傾きによる記録位置のずれを低減する。
【解決手段】記録装置は、第一の方向に配置された複数の記録ヘッドと、記録媒体に記録されたテストパターンを読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られたテストパターンを解析する解析手段と、解析の結果に基づいて、記録位置のずれを補正する補正手段とを備える。各記録ヘッドは、その長手方向に配置された複数のチップを有し、各チップは、前記長手方向に配置された複数のノズルを有する。テストパターンは、前記第一の方向と交差する第二の方向に配置された複数の判定パターンを含む。各判定パターンは、各記録ヘッドにより記録されたパターンを含む。前記複数の判定パターンに基づいて、各記録ヘッドの前記長手方向の傾きに起因する位置ずれを解析し、解析された前記位置ずれに基づいて記録位置のずれを補正する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第一の方向に配置された複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドと、記録媒体とを前記第一の方向に相対的に移動させる移動手段と、
前記複数の記録ヘッドによって記録媒体に記録されたテストパターンを読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたテストパターンを解析する解析手段と、
前記解析手段による解析の結果に基づいて、前記複数の記録ヘッドの記録位置のずれを補正する補正手段と、を備え、
各記録ヘッドは、前記第一の方向と交差する前記記録ヘッドの長手方向に配置された複数のチップを有し、各チップは、前記長手方向に配置された複数のノズルを有する記録装置であって、
前記テストパターンは、前記第一の方向と交差する第二の方向に配置された複数の判定パターンを含み、
各判定パターンは、各記録ヘッドにより記録されたパターンを含み、
前記解析手段は、前記複数の判定パターンに基づいて、各記録ヘッドの前記長手方向の傾きに起因する位置ずれを解析し、
前記補正手段は、前記解析手段により解析された前記位置ずれに基づいて記録位置のずれを補正する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記解析手段は、
前記複数の判定パターンから特定される各記録ヘッドの前記長手方向と、基準方向との位置ずれを解析する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項2に記載の記録装置であって、
前記基準方向は、
前記複数の判定パターンから特定される、少なくとも2つの記録ヘッドの前記長手方向から決定される、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項3に記載の記録装置であって、
前記複数の記録ヘッドは、ブラックインクを吐出する第一の記録ヘッドと、シアンインクを吐出する第二の記録ヘッドと、を含み、
前記基準方向は、前記複数の判定パターンから特定される、前記第一の記録ヘッド及び前記第二の記録ヘッドの前記長手方向から決定される、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項3に記載の記録装置であって、
前記読取手段は、前記第一の方向と交差する素子配列方向に配置された複数の読取素子を備え、
前記基準方向を決定するために用いる少なくとも2つの前記長手方向は、前記複数の判定パターンから特定される前記複数の記録ヘッドの前記長手方向のうち、前記素子配列方向とのずれが最も大きい長手方向と最も小さい長手方向とを除く長手方向である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項3に記載の記録装置であって、
前記複数の記録ヘッドは、透明液を吐出する第一の記録ヘッドを含み、
前記基準方向は、前記複数の判定パターンから特定される、前記第一の記録ヘッド以外の記録ヘッドの前記長手方向から決定される、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項2に記載の記録装置であって、
前記読取手段は、前記第一の方向と交差する素子配列方向に配置された複数の読取素子を備え、
前記基準方向は、前記素子配列方向である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項2に記載の記録装置であって、
前記読取手段は、前記第一の方向と交差する素子配列方向に配置された複数の読取素子を備え、
前記補正手段による記録位置のずれの補正を、前記基準方向を第一の基準方向とした場合の補正と、第二の基準方向とした補正とのいずれかを選択可能であり、
前第一の基準方向は、前記複数の判定パターンから特定される少なくとも2つの記録ヘッドの前記長手方向から決定され、
前記第二の基準方向は、前記素子配列方向である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項9】
請求項2に記載の記録装置であって、
前記複数の判定パターンは、前記複数の記録ヘッドの、前記長手方向で両端部に位置する各チップのノズルによって記録される2つの判定パターンである、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項10】
請求項9に記載の記録装置であって、
前記解析手段は、
前記記録ヘッド毎に、前記2つの判定パターンの、前記記録ヘッドに対応する2つのパターンの一方を通り、かつ、前記基準方向に指向した直線と、前記2つのパターンの他方との距離とを算出する、
ことを特徴とする記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は記録装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数のヘッドチップ(ヘッド基板)をノズル配列方向に繋いて配置し、長い記録幅を有する長尺の記録ヘッドが知られている。フルラインヘッドと呼ばれる記録ヘッドはその一例である。こうした記録ヘッドでは、その取り付け誤差が記録位置のずれ(例えばインクの着弾位置のずれ)に影響する。このずれは記録品位の低下の原因となる。特許文献1~3には、テストパターンを記録し、その読取結果から取り付け誤差による記録位置のずれを補正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-035477号公報
特開2020-172084号公報
特開2020-023111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のヘッドチップをノズル配列方向に繋いて配置した長尺の記録ヘッドでは、主走査方向に対する傾きが記録位置のずれに与える影響が高くなる。記録ヘッドの傾きを特定する点で従来の技術は改善の余地がある。
【0005】
本発明は、記録ヘッドの傾きによる記録位置のずれを低減可能な技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
第一の方向に配置された複数の記録ヘッドと、
前記複数の記録ヘッドと、記録媒体とを前記第一の方向に相対的に移動させる移動手段と、
前記複数の記録ヘッドによって記録媒体に記録されたテストパターンを読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたテストパターンを解析する解析手段と、
前記解析手段による解析の結果に基づいて、前記複数の記録ヘッドの記録位置のずれを補正する補正手段と、を備え、
各記録ヘッドは、前記第一の方向と交差する前記記録ヘッドの長手方向に配置された複数のチップを有し、各チップは、前記長手方向に配置された複数のノズルを有する記録装置であって、
前記テストパターンは、前記第一の方向と交差する第二の方向に配置された複数の判定パターンを含み、
各判定パターンは、各記録ヘッドにより記録されたパターンを含み、
前記解析手段は、前記複数の判定パターンに基づいて、各記録ヘッドの前記長手方向の傾きに起因する位置ずれを解析し、
前記補正手段は、前記解析手段により解析された前記位置ずれに基づいて記録位置のずれを補正する、
ことを特徴とする記録装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、記録ヘッドの傾きによる記録位置のずれを低減可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る記録装置の内部構造の説明図。
(a)及び(b)は図1の記録装置の動作説明図。
制御部により実現される機能の一例を示す機能ブロック図。
記録ヘッドの説明図。
テストパターンの説明図。
(a)及び(b)は判定パターンの説明図。
タイルパターンの説明図。
記録ヘッドの構成要素の誤差の解析方法の説明図。
複数の記録ヘッド間の誤差の解析に関する課題の説明図。
(a)及び(b)は判定パターンの説明図。
(a)~(c)は基準方向の決定方法の説明図。
(a)~(d)は記録ヘッドのX方向の位置ずれの算出方法の説明図。
記録ヘッドのY方向の位置ずれの算出方法の説明図。
記録データのシフト方法の説明図。
記録データのシフト方法の説明図。
記録データのシフト方法の説明図。
(a)~(d)は記録ヘッドのX方向の位置ずれの算出方法の説明図。
チップ間のずれ(X方向)の算出方法の説明図。
基準方向の選択処理の例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、インクジェット記録方式を用いた記録装置を例に挙げて説明する。記録装置としては、例えば、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタであってもよいし、また、例えば、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、例えば、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するための製造装置であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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