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公開番号2025008315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110367
出願日2023-07-04
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】中間転写ユニットを装置本体から取り外す際に、中間転写ベルト上に残留している付着物などにより操作者や画像形成装置の設置環境が汚れる可能性を低減する。
【解決手段】像担持体と、トナー像形成部と、複数の張架ローラに張架された中間転写ベルトと、中間転写ベルトのクリーニング装置と、ベルト駆動部と、制御部と、操作者による操作に基づく指示を制御部に入力する入力部と、を有する画像形成装置は、中間転写ベルト及び複数の張架ローラを備えたユニットが装置本体に対して着脱可能であり、制御部は、装置本体からのユニットの取り外しが行われる場合に、入力部からの指示に応じて、該取り外しの前の最後の画像形成の後に該取り外しに先立って、中間転写ベルトを回転駆動してクリーニング装置により中間転写ベルトの表面をクリーニングするベルトクリーニング動作を実行するように、ベルト駆動部を制御可能である構成とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成部と、
複数の張架ローラに張架され、前記像担持体に当接して転写部を形成し、前記転写部で前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な中間転写ベルトと、
クリーニング部で前記中間転写ベルトの表面からトナーを除去するクリーニング装置と、
前記中間転写ベルトを回転駆動するベルト駆動部と、
前記ベルト駆動部を制御可能な制御部と、
操作者による操作に基づく指示を前記制御部に入力する入力部と、を有し、
前記像担持体から前記中間転写ベルトに転写したトナー像を前記中間転写ベルトから記録材に転写する画像形成を実行する画像形成装置であって、
前記中間転写ベルト及び前記複数の張架ローラを備えたユニットが前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、
前記制御部は、前記装置本体からの前記ユニットの取り外しが行われる場合に、前記入力部からの指示に応じて、該取り外しの前の最後の画像形成の後に該取り外しに先立って、前記中間転写ベルトを回転駆動して前記クリーニング装置により前記中間転写ベルトの表面をクリーニングするベルトクリーニング動作を実行するように、前記ベルト駆動部を制御可能であることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記中間転写ベルトを前記像担持体に対して当接及び離間させる当接離間機構を有し、
前記制御部は、前記中間転写ベルトを前記像担持体から離間させた状態で、前記ベルトクリーニング動作を実行するように、前記当接離間機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
回転可能な前記像担持体を回転駆動する像担持体駆動部を有し、
前記制御部は、前記中間転写ベルトが当接している前記像担持体を回転駆動した状態で、前記ベルトクリーニング動作を実行するように、前記像担持体駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記トナー像形成部は、前記像担持体の表面にトナーを供給する回転可能な現像部材と、前記現像部材を回転駆動する現像駆動部と、を有し、
前記制御部は、前記現像部材を停止させた状態で、前記ベルトクリーニング動作を実行するように、前記現像駆動部を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記トナー像形成部は、前記像担持体を帯電処理する帯電装置と、前記帯電装置に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、を有し、
前記制御部は、前記帯電電圧印加部により前記帯電装置に前記帯電電圧を印加せず、前記現像電圧印加部により前記現像部材に現像電圧を印加しない状態で、前記ベルトクリーニング動作を実行するように、前記帯電電圧印加部及び前記現像電圧印加部を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、画像形成の後に、前記像担持体上に形成した所定のトナー像を前記像担持体と前記中間転写ベルトとの間に配置し、前記中間転写ベルトが前記所定のトナー像を介して前記像担持体に当接した状態で、前記中間転写ベルトを停止させるように、前記トナー像形成部及び前記ベルト駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記ベルトクリーニング動作において、少なくとも前記最後の画像形成の後の前記中間転写ベルトの停止中に前記転写部にあった前記中間転写ベルト上の領域が前記クリーニング部を通過するまで、前記中間転写ベルトを画像形成時の回転方向に回転駆動するように、前記ベルト駆動部を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記ベルトクリーニング動作において、少なくとも前記中間転写ベルトの1周分、前記中間転写ベルトを画像形成時の回転方向に回転駆動するように、前記ベルト駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記中間転写ベルトに転写されるトナー像を担持する別の像担持体と、
前記別の像担持体の表面にトナー像を形成する別のトナー像形成部と、
前記中間転写ベルトを前記別の像担持体に対して当接及び離間させる当接離間機構と、
回転可能な前記像担持体を回転駆動する像担持体駆動部と、を有し、
前記制御部は、前記中間転写ベルトを前記別の像担持体から離間させ、前記中間転写ベルトが当接している前記像担持体を回転駆動した状態で、前記ベルトクリーニング動作を実行するように、前記当接離間機構及び前記像担持体駆動部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記クリーニング装置は、前記ユニットに設けられ、前記中間転写ベルト及び前記複数の張架ローラと共に前記装置本体に対して着脱可能であり、前記中間転写ベルトの表面からトナーを除去するクリーニング部材と、前記中間転写ベルトの表面から除去されたトナーを収容するクリーニング容器と、前記クリーニング容器内のトナーを前記クリーニング容器の外部に排出するように搬送する搬送部材と、を有し、
前記画像形成装置は、前記搬送部材を駆動するクリーニング駆動部と、前記クリーニング容器から排出されたトナーを収容する収容部と、を有し、
前記制御部は、前記ベルトクリーニング動作を実行する場合に、前記最後の画像形成の後に前記取り外しに先立って、前記搬送部材を駆動して前記クリーニング容器からトナーを排出するトナー排出動作を実行するように、前記クリーニング駆動部を制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうちの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置として、像担持体上に形成したトナー像を像担持体から中間転写体に一次転写し、その後このトナー像を中間転写体から記録材に二次転写する中間転写方式を採用したものがある。像担持体としては、ドラム型の感光体である感光ドラムが多く用いられている。また、中間転写体としては、複数の張架ローラに張架された無端状のベルトで構成された中間転写ベルトが多く用いられている。
【0003】
このような画像形成装置において、中間転写ベルトは、経時変化や長時間の駆動による疲労破損などの可能性があるため、例えばその使用量に応じて定期的に交換されることが望まれる。そこで、中間転写ベルトを複数の張架ローラや中間転写ベルトをクリーニングするベルトクリーニング装置と共に一体的にユニット化して、このユニット(中間転写ユニット)ごと画像形成装置の装置本体(以下、単に「装置本体」ともいう。)に対して着脱可能とした構成がある(例えば、特許文献1)。中間転写ベルトを中間転写ユニットとして装置本体に対して着脱可能とすることで、中間転写ベルトの交換を容易とすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-191584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、操作者が中間転写ユニットを装置本体から取り外す際に、中間転写ベルト上にトナーや紙粉などの付着物が残留していることがある。その場合、操作者や画像形成装置の設置環境を汚してしまう可能性がある。そのため、この汚れの発生を抑制することが望まれる。従来、一般に、中間転写ユニットの装置本体に対する着脱は保守作業者によって行われているが、画像形成装置の保守の容易化などのためにこれをユーザーが行えるようにする場合、上記汚れの発生を抑制することがより重要となる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、中間転写ユニットを装置本体から取り外す際に、中間転写ベルト上に残留している付着物などにより操作者や画像形成装置の設置環境が汚れる可能性を低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成部と、複数の張架ローラに張架され、前記像担持体に当接して転写部を形成し、前記転写部で前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な中間転写ベルトと、クリーニング部で前記中間転写ベルトの表面からトナーを除去するクリーニング装置と、前記中間転写ベルトを回転駆動するベルト駆動部と、前記ベルト駆動部を制御可能な制御部と、操作者による操作に基づく指示を前記制御部に入力する入力部と、を有し、前記像担持体から前記中間転写ベルトに転写したトナー像を前記中間転写ベルトから記録材に転写する画像形成を実行する画像形成装置であって、前記中間転写ベルト及び前記複数の張架ローラを備えたユニットが前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、前記制御部は、前記装置本体からの前記ユニットの取り外しが行われる場合に、前記入力部からの指示に応じて、該取り外しの前の最後の画像形成の後に該取り外しに先立って、前記中間転写ベルトを回転駆動して前記クリーニング装置により前記中間転写ベルトの表面をクリーニングするベルトクリーニング動作を実行するように、前記ベルト駆動部を制御可能であることを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
本発明の他の態様によると、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成部と、複数の張架ローラに張架され、前記像担持体に当接して転写部を形成し、前記転写部で前記像担持体からトナー像が転写される回転可能な中間転写ベルトと、クリーニング部で前記中間転写ベルトの表面からトナーを除去するクリーニング装置であって、前記中間転写ベルトの表面からトナーを除去するクリーニング部材と、前記中間転写ベルトの表面から除去されたトナーを収容するクリーニング容器と、前記クリーニング容器内のトナーを前記クリーニング容器の外部に排出するように搬送する搬送部材と、を備えたクリーニング装置と、前記搬送部材を駆動するクリーニング駆動部と、前記クリーニング容器から排出されたトナーを収容する収容部と、前記クリーニング駆動部を制御可能な制御部と、を有し、前記像担持体から前記中間転写ベルトに転写したトナー像を前記中間転写ベルトから記録材に転写する画像形成を実行する画像形成装置であって、前記クリーニング装置は前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、前記制御部は、前記装置本体からの前記クリーニング装置の取り外しが行われる場合に、該取り外しの前の最後の画像形成の後に該取り外しに先立って、前記搬送部材を駆動して前記クリーニング容器からトナーを排出するトナー排出動作を実行するように前記クリーニング駆動部を制御可能であることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、中間転写ユニットを装置本体から取り外す際に、中間転写ベルト上に残留している付着物などにより操作者や画像形成装置の設置環境が汚れる可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の概略断面図である。
画像形成部の概略断面図である。
中間転写ユニットの概略斜視図である。
中間転写ベルトの張架形態を説明するための模式的な断面図である。
中間転写ユニットにおけるベルト搬送部とベルトクリーニング装置との駆動連結部を示す概略斜視図である。
ベルトクリーニング装置の構成を説明するための模式図である。
装置本体に対する中間転写ユニットの着脱操作を説明するための模式的な斜視図である。
画像形成装置の制御構成を説明するための概略ブロック図である。
中間転写ベルトの表面に残留するトナーを説明するための模式図である。
中間転写ユニットの交換手順の一例を示すフローチャート図である。
クリーニングモードに関連する表示画面の例を示す模式図である。
クリーニングモードの動作のタイミングチャート図である。
他の例のクリーニングモードの動作のタイミングチャート図である。
他の例のベルト搬送部及びベルトクリーニング装置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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