TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025041078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148149
出願日
2023-09-13
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250318BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像形成装置の生産性低下を低減しつつ、異音の発生を抑制する。
【解決手段】画像形成装置は、第1トナーを収容する第1カートリッジと、第2トナーを収容する第2カートリッジと、中間転写体と、装置本体に取り付けられた第1カートリッジが新品であるか否かを検知する検知手段と、を備え、検知手段が装置本体に取り付けられた第1カートリッジが新品であると検知した場合に、第2トナーを第2カートリッジから第1カートリッジの第1当接部へと供給する第1のトナー供給動作を実行し、第1当接部に第1トナーを供給し、第2カートリッジの第2当接部に第2トナーを供給する第2のトナー供給動作を実行可能な制御部を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
装置本体と、
静電潜像が表面に形成される第1像担持体と、第1トナーを収容する第1トナー収容容器と、前記第1トナーを担持して前記第1像担持体の表面上の静電潜像をトナー像に現像する第1トナー担持体と、前記第1像担持体に接触して第1当接部を形成する第1クリーニング部材と、を有し、前記装置本体に対して着脱可能に構成された第1カートリッジと、
トナー像が表面に形成される第2像担持体と、第2トナーを収容する第2トナー収容容器と、前記第2トナーを担持して前記第2像担持体の表面上の静電潜像をトナー像に現像する第2トナー担持体と、前記第2像担持体に接触して第2当接部を形成する第2クリーニング部材と、を有し、前記装置本体に対して着脱可能に構成された第2カートリッジと、
回転移動可能に構成され、前記第1像担持体及び前記第2像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、
前記装置本体に取り付けられた前記第1カートリッジが新品であるか否かを検知する検知手段と、
を備え、
前記第1トナーは、トナー母粒子及び前記トナー母粒子表面の有機ケイ素重合体を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記有機ケイ素重合体は、下記式(1)で表される構造を有し、
前記有機ケイ素重合体は、前記トナー母粒子表面に凸部を形成することを特徴とするトナーであり、
前記第2トナーのトナー粒子の表面には、前記凸部が形成されておらず、且つ微粉体が外添されており、
前記検知手段が前記装置本体に取り付けられた前記第1カートリッジが新品であると検知した場合に、前記第2トナーを前記第2カートリッジから前記中間転写体を介して前記第1カートリッジの前記第1当接部へと供給する第1のトナー供給動作を実行する制御部であって、前記第1当接部に前記第1トナーを供給し、前記第2当接部に前記第2トナーを供給する第2のトナー供給動作を実行可能な制御部を備えることを特徴とする画像形成装置。
R-SiO
3/2
(1)
(式(1)中、Rは炭素数1以上6以下のアルキル基又はフェニル基を示す。)
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
走査透過型電子顕微鏡STEMによる前記第1トナーの断面観察によって、前記トナー母粒子表面の周に沿った線を描き、前記周に沿った線を基準に変換した水平画像において、
前記凸部と前記トナー母粒子とが連続した界面を形成している部分における前記周に沿った線の長さを凸幅Wとし、前記凸幅Wの法線方向において前記凸部の最大長を凸径Dとし、前記凸径Dを形成する線分における前記凸部の頂点から前記周に沿った線までの長さを凸高さHとしたとき、
前記凸高さHが40nm以上300nm以下である前記凸部において、
前記凸幅Wに対する前記凸径Dの比D/Wが0.33以上0.80以下となる前記凸部の個数割合NR(D/W)が、70個数%以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
走査透過型電子顕微鏡STEMによる前記第1トナーの断面観察において、
前記水平画像の幅を周囲長Lとし、
前記水平画像に存在する前記有機ケイ素重合体の前記凸部のうち、前記凸高さHが40nm以上300nm以下となる前記凸部の前記凸幅Wの合計をΣWとしたとき、
ΣW/Lが、0.30以上0.90以下であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1トナーの前記有機ケイ素重合体の固着率が、80質量%以上であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記凸高さHが40nm以上300nm以下である前記凸部において、前記凸高さHの累積分布をとり、前記凸高さHの小さい方から積算して80個数%にあたる前記凸高さをH80としたとき、前記H80が65nm以上であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記Rが、炭素数1以上6以下のアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2トナーに外添されている前記微粉体の平均一次粒径が40nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第2トナーに外添されている前記微粉体の添加量の合計は、トナー100質量部に対して0.05質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2トナーに外添されている前記微粉体は、シリカ粒子であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1トナーには、前記微粉体が外添されており、
前記第2トナーに外添されている前記微粉体の量は、前記第1トナーに外添されている前記微粉体の量より多いことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
記録材に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置では、像担持体の表面に形成された静電潜像を現像剤担持体上のトナー(現像剤)で現像することで画像形成が行われる。そして、像担持体上のトナー像は、中間転写体等の転写材上に転写される。一方で、転写されずに像担持体上に残ったトナーは、クリーニング部材により像担持体上から除去される。
【0003】
クリーニング部材としては、簡易的な構成で高いトナー除去能力を有するカウンター方式のブレードクリーニング構成が広く用いられている。この構成では、弾性体からなるクリーニングブレードが容器に固定されて片持ちで支持され、他端が自由端となり像担持体の周面上に当接する。また、像担持体との当接位置において、クリーニングブレードの自由端側の先端部が、像担持体表面の移動方向の上流側を向いた状態(カウンター方向)となるように設けられている。
【0004】
このような構成において、像担持体とクリーニングブレードとの間の摩擦力が増大すると、クリーニングブレードのスティックスリップ現象が発生し、異音が発生することがある。特許文献1には、所定の大きさのトナー母粒子の表面に、有機ケイ素重合体からなる半球状の凸部が設けられたトナーを用いることで、像担持体とクリーニングブレードとの間の摩擦力を低減する方法が開示されている。凸部が現像剤表面から脱離して像担持体とクリーニングブレードとの当接部に入り込むことで、当該摩擦力は低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-190713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述の構成において、凸部の一部がトナー母粒子の表面から像担持体とクリーニングブレードとの当接部に移行するまでにはある程度の時間を要する。これは、トナー母粒子表面の半球状凸部が、互いに結びついてネットワーク状に形成されており、耐久性に優れた特徴を有しているためである。
【0007】
そこで、本発明は、生産性の低下を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
装置本体と、
静電潜像が表面に形成される第1像担持体と、第1トナーを収容する第1トナー収容容器と、前記第1トナーを担持して前記第1像担持体の表面上の静電潜像をトナー像に現像する第1トナー担持体と、前記第1像担持体に接触して第1当接部を形成する第1クリーニング部材と、を有し、前記装置本体に対して着脱可能に構成された第1カートリッジと、
トナー像が表面に形成される第2像担持体と、第2トナーを収容する第2トナー収容容
器と、前記第2トナーを担持して前記第1像担持体の表面上の静電潜像をトナー像に現像する第2トナー担持体と、前記第2像担持体に接触して第2当接部を形成する第2クリーニング部材と、を有し、前記装置本体に対して着脱可能に構成された第2カートリッジと、
回転移動可能に構成され、前記第1像担持体及び前記第2像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、
前記装置本体に取り付けられた前記第1カートリッジが新品であるか否かを検知する検知手段と、
を備え、
前記第1トナーは、トナー母粒子及び前記トナー母粒子表面の有機ケイ素重合体を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記有機ケイ素重合体は、下記式(1)で表される構造を有し、
前記有機ケイ素重合体は、前記トナー母粒子表面に凸部を形成することを特徴とするトナーであり、
前記第2トナーのトナー粒子の表面には、前記凸部が形成されておらず、且つ微粉体が外添されており、
前記検知手段が前記装置本体に取り付けられた前記第1カートリッジが新品であると検知した場合に、前記第2トナーを前記第2カートリッジから前記中間転写体を介して前記第1カートリッジの前記第1当接部へと供給する第1のトナー供給動作を実行する制御部であって、前記第1当接部に前記第1トナーを供給し、前記第2当接部に前記第2トナーを供給する第2のトナー供給動作を実行可能な制御部を備えることを特徴とする。
R-SiO
3/2
(1)
(式(1)中、Rは炭素数1以上6以下のアルキル基又はフェニル基を示す。)
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、生産性の低下を抑制可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る画像形成装置の模式的な断面図である。
実施例1に係る画像形成部の概略断面図である。
実施例1に係るトナーのSTEMによる断面観察の模式図である。
実施例1に係るトナーの凸部の計測方法を表した模式図である。
実施例1に係るトナーの凸部の計測方法を表した模式図である。
実施例1に係るトナーの凸部の計測方法を表した模式図である。
実施例1に係る画像形成装置の制御態様の概略を示すブロック図である。
実施例1に係る初期設置動作の概略図である。
実施例1に係る初期設置動作のトナー供給工程の説明図である。
実施例1に係るトナー供給動作のフローチャートである。
実施例2に係る初期設置動作の概略図である。
実施例2に係る初期設置動作の第2初期トナー供給工程の説明図である。
実施例2に係る初期設置動作におけるトナー挙動の説明図である。
変形例1に係る初期設置動作のトナー供給工程の説明図である。
変形例2に係る画像形成装置の模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
今日
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
今日
キヤノン株式会社
電子機器、電子機器の制御方法、プログラム
今日
キヤノン株式会社
画像処理装置、制御方法、並びにプログラム
今日
キヤノン株式会社
画像処理システム、制御方法およびプログラム
今日
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム。
今日
キヤノン株式会社
成形システム、成形方法、および物品の製造方法
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置及びその制御方法、並びに、プログラム
今日
キヤノン株式会社
半導体装置、表示装置、光電変換装置、及び電子機器
今日
キヤノン株式会社
管理システム、管理方法、及びコンピュータプログラム
今日
キヤノン株式会社
移動体、移動体の制御方法、及びコンピュータプログラム
今日
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
今日
キヤノン株式会社
撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
今日
キヤノン株式会社
ロボット装置、ロボット装置の制御方法、物品の製造方法、プログラム、記録媒体
今日
キヤノン株式会社
放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法、及びプログラム
今日
キヤノン株式会社
眼科検査装置、眼科検査装置の制御方法、眼科検査装置の制御プログラム、医療検査装置、医療検査装置の制御方法、医療検査装置の制御プログラム
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
個人
露光機振動・MSDの同定方法
21日前
株式会社トプコン
全周カメラ
21日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
株式会社リコー
画像形成装置
24日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
株式会社リコー
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
21日前
シャープ株式会社
画像形成装置
20日前
カシオ計算機株式会社
撮像装置
1か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
1か月前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
24日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
今日
沖電気工業株式会社
画像形成装置
4日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る