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公開番号2025039056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023145826
出願日2023-09-08
発明の名称情報処理装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250313BHJP(電気通信技術)
要約【課題】現実空間画像の特徴量に基づく処理(例えば、現実空間画像の露出調整)を様々な状況(例えば、現実空間画像が逆光シーンの画像である状況)下で好適に行うことを可能にする技術を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、現実空間の画像を取得する第1取得手段と、前記現実空間の画像における、グラフィックが合成される領域である合成領域に関する情報を取得する第2取得手段と、前記現実空間の画像から特徴量を取得する第3取得手段とを有し、前記第3取得手段は、前記情報に基づいて、前記現実空間の画像から、前記合成領域による影響が低減された前記特徴量を取得することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
現実空間の画像を取得する第1取得手段と、
前記現実空間の画像における、グラフィックが合成される領域である合成領域に関する情報を取得する第2取得手段と、
前記現実空間の画像から特徴量を取得する第3取得手段と
を有し、
前記第3取得手段は、前記情報に基づいて、前記現実空間の画像から、前記合成領域による影響が低減された前記特徴量を取得する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記特徴量に基づいて前記現実空間の撮像を制御する制御手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第3取得手段は、
前記現実空間の画像における複数の部分領域にそれぞれ対応する複数の部分特徴量を取得し、
前記合成領域に対応する部分特徴量の重みとして、前記合成領域に対応しない部分特徴量の重みよりも低い重みを用いて、前記複数の部分特徴量の重みづけ合成を行うことによって、前記特徴量を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第3取得手段は、前記現実空間の画像から、前記合成領域を除外して、前記特徴量を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第3取得手段は、前記現実空間の画像から、前記合成領域を除外せずに、前記合成領域による影響が低減された前記特徴量を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第3取得手段は、
前記現実空間の画像に前記グラフィックが合成された画像である合成画像を静止画として記録する場合には、前記特徴量として、前記合成領域による影響が第1の低減度合いで低減された特徴量を取得し、
前記合成画像をリアルタイムで表示する場合には、前記特徴量として、前記合成領域による影響が前記第1の低減度合いよりも低い第2の低減度合いで低減された特徴量を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記グラフィックの移動を予測する予測手段をさらに有し、
前記第3取得手段は、前記合成領域に関する前記情報と、前記グラフィックの移動の予測結果とに基づいて、前記グラフィックの移動の前と後の両方で前記合成領域となる領域による影響が第3の低減度合いで低減され、前記グラフィックの移動の前と後の一方で前記合成領域となる領域による影響が前記第3の低減度合いよりも低い第4の低減度合いで低減された前記特徴量を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記特徴量は、前記現実空間の画像の露出調整に使用される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記特徴量は、前記現実空間の画像の階調特性の調整に使用される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記現実空間を撮像する撮像手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
HMD(Head Mounted Display)を利用した複合現実感(Mixed Reality:MR)技術に関する技術として、現実空間の画像(現実空間画像)の露出調整を行う技術が提案されている。特許文献1には、現実空間画像の露出補正(画像処理)と、現実空間画像に合成(重畳)するCG(Computer Graphic)の露出補正とを一律に行う技術が開示されている。特許文献2には、主被写体の領域を現実空間画像から抽出し、予め用意された背景画像(別の現実空間画像)に合成する技術が開示されている。特許文献2には、主被写体の露出と背景画像の露出とが一致するように露出補正を行う技術も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-135052号公報
特開2005-79776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、特定の状況下で、現実空間画像の特徴量に基づく処理(例えば、現実空間画像の露出調整)を好適に行うことができない。逆光シーンでは全体的に暗い現実空間画像が得られ、全体的に暗い現実空間画像に適正な明るさのCGが合成されると、不自然な合成画像が得られる。特許文献1に開示の技術では、現実空間画像の露出補正とCGの露出補正とが一律に行われるため、露出補正後の合成画像も不自然な画像となる。また、逆光シーンでは黒つぶれが発生することがあり、黒つぶれの領域の露出は画像処理(露出補正)で好適に補正することができない。そのため、特許文献2に開示の技術でも、不完全な合成画像が得られてしまう。さらに、逆光の原因である光源の領域がCGで隠れていると、ユーザは、背景画像(現実空間画像)が暗い理由を把握できず、合成画像が不自然であると感じやすくなる。
【0005】
本発明は、現実空間画像の特徴量に基づく処理(例えば、現実空間画像の露出調整)を様々な状況(例えば、現実空間画像が逆光シーンの画像である状況)下で好適に行うことを可能にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、現実空間の画像を取得する第1取得手段と、前記現実空間の画像における、グラフィックが合成される領域である合成領域に関する情報を取得する第2取得手段と、前記現実空間の画像から特徴量を取得する第3取得手段とを有し、前記第3取得手段は、前記情報に基づいて、前記現実空間の画像から、前記合成領域による影響が低減された前記特徴量を取得することを特徴とする情報処理装置である。
【0007】
本発明の第2の態様は、上述した情報処理装置と、前記現実空間の画像に前記グラフィックが合成された画像である合成画像を表示する表示手段とを有することを特徴とする頭部装着型表示装置である。
【0008】
本発明の第3の態様は、現実空間の画像を取得するステップと、前記現実空間の画像に
おける、グラフィックが合成される領域である合成領域に関する情報を取得するステップと、前記現実空間の画像から特徴量を取得するステップとを有し、前記情報に基づいて、前記現実空間の画像から、前記合成領域による影響が低減された前記特徴量が取得されることを特徴とする情報処理方法である。
【0009】
本発明の第4の態様は、コンピュータを、上述した画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、現実空間画像の特徴量に基づく処理(例えば、現実空間画像の露出調整)を様々な状況(例えば、現実空間画像が逆光シーンの画像である状況)下で好適に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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