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公開番号
2025002996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103417
出願日
2023-06-23
発明の名称
撮像装置、その制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
23/745 20230101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 撮影画像に対するフリッカーの影響を低減しつつも、連写速度が高速な撮影を可能にする。
【解決手段】 撮像素子と、撮影制御値を設定する設定手段と、前記撮像素子の駆動を制御する制御手段と、前記撮像素子から出力された信号に基づいて、フリッカーを検出するフリッカー検出手段と、を有し、制御手段は、フリッカー検出用の信号を撮像素子から出力させる場合に、3以上の自然数であるn個の異なるフレームレートで撮像素子を駆動するように制御し、前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像の複数のコマ間にわたって前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を分割して行う第1の制御、もしくは前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像のコマ間で前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を行う第2の制御を前記撮影制御値に応じて実行する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像素子と、
撮影制御値を設定する設定手段と、
前記撮像素子の駆動を制御する制御手段と、
前記撮像素子から出力された信号に基づいて、フリッカーを検出するフリッカー検出手段と、
を有し、
前記制御手段は、フリッカー検出用の信号を前記撮像素子から出力させる場合に、3以上の自然数であるn個の異なるフレームレートで前記撮像素子を駆動するように制御し、
前記制御手段は、前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像の複数のコマ間にわたって前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を分割して行う第1の制御、もしくは
前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像のコマ間で前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を行う第2の制御を前記撮影制御値に応じて実行し、
前記フリッカー検出手段は、前記n個のフレームレートごとに取得したフリッカー検出用の信号に基づいてフリッカーを検出することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記撮影制御値には前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像に関するコマ速の情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記制御手段は前記コマ速が所定の値以上の時、前記第1の制御で前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記設定手段は、前記検出したフリッカーに基づいて、前記撮影制御値を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記n個の異なるフレームレートの少なくとも1つは高周波フリッカーの検知に用いるためのフレームレートであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記n個の異なるフレームレートの少なくとも1つは100Hzまたは120Hzのフリッカーを検知するために設定されたフレームレートであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記制御手段が前記第1の制御を実行する場合、前記n個の異なるフレームレートのうち前記100Hzまたは120Hzのフリッカーを検知するために設定されたフレームレートによる検出処理が必ず前記複数のコマ間のそれぞれで行なわれるように前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
設定手段が撮影制御値を設定する設定工程と、
制御手段が撮像素子の駆動を制御する制御工程と、
フリッカー検出手段が前記撮像素子から出力された信号に基づいて、フリッカーを検出するフリッカー検出工程と、
を有し、
前記制御工程では、フリッカー検出用の信号を前記撮像素子から出力させる場合に、3以上の自然数であるn個の異なるフレームレートで前記撮像素子を駆動するように前記制御手段が制御し、
前記制御工程では、前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像の複数のコマ間にわたって前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を分割して行う第1の制御、もしくは前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像のコマ間で前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を行う第2の制御を前記撮影制御値に応じて実行し、
前記フリッカー検出ステップにて、前記フリッカー検出手段が前記n個のフレームレートごとに取得したフリッカー検出用の信号に基づいてフリッカーの検出することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項9】
コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置その制御方法およびプログラムに関し、特に、被写体の周期的な光量変化(フリッカーと称す)の影響を軽減して撮影を行う技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラや携帯電話などの撮像装置が備える撮像素子の高感度化が進んでいる。そのため、日中の屋外に対して、室内のような比較的暗い環境下においても、シャッター速度を高速(露光時間を短く)設定して被写体を撮像することで、被写体のブレを抑えた明るい画像を取得することが可能になってきている。
【0003】
また、室内光源として普及している蛍光灯は、商用電源周波数の影響により、周期的に照明光がゆらぐ現象であるフリッカーが生じることが知られている。このようなフリッカーが生じる光源(以下、フリッカー光源とする)下でシャッター速度を高速にした撮影を行うと、1つの画像(画面)内で露出ムラや色ムラが発生する虞がある。あるいは、連続撮影により得られた複数の画像間で露出や色温度のばらつきが発生したりする虞がある。
【0004】
近年は発光ダイオード(以下、LED)の光源が増えてきている。LEDでは蛍光灯とは電流の供給方法が異なり、整流回路で駆動電流を制御しているため、電源の周波数とは異なる周期・異なる波形で明滅が発生する。また、LEDは蛍光灯よりも早い周期で明滅する光源(以下、高周波フリッカー光源とする)である。このような高周波フリッカーの周波数を自動で検出し、画像への影響を低減できる方法が開示されている。
【0005】
例えば特許文献1では、動画像の撮像の合間に、撮像素子の所定のラインごとに、異なるシャッター速度を交互に切り替えてフリッカーを検出することで、蛍光灯によるフリッカーの発生を抑止しつつ、コマ落ちの少ない動画像を取得する方法が提案されている。
【0006】
また、特許文献2では高周波フリッカー光源の明滅の周期を自動で検出するために、3以上の自然数であるnについて、n個のフレームレートで撮像素子を駆動させるフリッカー検出方法が示されている。このように、被写体に発生しているフリッカーの周波数を自動で検出し、画像への影響を低減できる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-98416号公報
特開2022-130277号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、高周波フリッカー光源は、光源の色などで周波数が変わるため、撮影中にフリッカー周波数が変わるケースがある。特許文献1では、2種類のシャッター速度でフリッカー検出を行っているため、検出可能なフリッカー周波数が限られている。また特許文献2のように、連続撮影の毎撮影ごとに行う場合、3個以上のフレームレートで撮像素子を駆動するため、撮影の間(以下、コマ間)の処理に時間がかかり、静止画の連続撮影の速度が遅くなってしまう虞がある。
【0009】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、静止画撮影画像に対するフリッカーの影響を低減しつつも、連写速度が高速な撮影を可能にした撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、撮像素子と、撮影制御値を設定する設定手段と、前記撮像素子の駆動を制御する制御手段と、前記撮像素子から出力された信号に基づいて、フリッカーを検出するフリッカー検出手段と、を有し、前記制御手段は、フリッカー検出用の信号を前記撮像素子から出力させる場合に、3以上の自然数であるn個の異なるフレームレートで前記撮像素子を駆動するように制御し、前記制御手段は、前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像の複数のコマ間にわたって前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を分割して行う第1の制御、もしくは前記撮像素子が記録用の画像を取得する撮像のコマ間で前記n個の異なるフレームレートによる検出処理を行う第2の制御を前記撮影制御値に応じて実行し、前記フリッカー検出手段は、前記n個のフレームレートごとに取得したフリッカー検出用の信号に基づいてフリッカーを検出することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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