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公開番号2024180339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2024095336
出願日2024-06-12
発明の名称セパレータ
出願人大阪シーリング印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20241219BHJP(積層体)
要約【課題】リサイクルする際に基材から離型層を容易に分離できるセパレータを提供する。
【解決手段】基材とプライマー層と離型層とをこの順に備え、前記プライマー層は、カルボニル基変性ポリビニルアルコール、及び、スルホン酸基変性ポリビニルアルコールの少なくとも一方を含む、セパレータ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材とプライマー層と離型層とをこの順に備え、
前記プライマー層は、カルボニル基変性ポリビニルアルコール、及び、スルホン酸基変性ポリビニルアルコールの少なくとも一方を含む、
セパレータ。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記カルボニル基変性ポリビニルアルコールは架橋されていない、請求項1に記載のセパレータ。
【請求項3】
前記スルホン酸基変性ポリビニルアルコールは架橋されていない、請求項1に記載のセパレータ。
【請求項4】
前記離型層は、シリコーン系樹脂を含む、請求項1又は請求項2に記載のセパレータ。
【請求項5】
前記基材は、紙、樹脂、又は、紙と樹脂との複合材である、請求項1又は請求項2に記載のセパレータ。
【請求項6】
前記基材は、紙であり、
前記紙は、上質紙、再生紙、片艶紙、耐油紙、コート紙、アート紙、クラフト紙、グラシン紙、又は、キャスコート紙である、請求項5に記載のセパレータ。
【請求項7】
前記基材は、樹脂であり、
前記樹脂は、ポリエステル、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセテート、ポリエチレン、又は、ポリフェニレンスルフィドである、請求項5に記載のセパレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セパレータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
「剥離紙」とも称されるセパレータは、紙等の基材上に離型層を備える。離型層を形成する離型剤は、高価なシリコーン等である。離型剤が基材中に浸透すると、離型剤の使用量が増加しコストアップになる。離型層は剥離層とも称される。離型剤は剥離剤とも称される。
【0003】
特許文献1は、紙の基材上に目止め層と剥離層とをこの順に積層してなる剥離紙を開示する。特許文献1に記載の目止め層は、剥離剤が基材中に浸透することを抑制する機能を有する。目止め層は、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂から形成されている。剥離層は、シリコーン樹脂から形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-170097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
環境保護や省資源の観点からセパレータの基材をリサイクルすることが望まれている。このリサイクルの際、基材から目止め層及び離型層を脱離させることが求められる。その理由は次のとおりである。例えば紙基材から再生紙を製造する際、紙基材から目止め層及び離型層が適切に脱離されずに離型剤が紙基材に残存していると、離型剤が含まれた再生紙が製造される。その再生紙に印刷した際に塗料のハジキが生じ得る。塗料のハジキとは、再生紙において、離型剤が存在する領域に塗料が付着せず、塗膜が局所的に薄くなる領域、又は、塗膜が形成されない領域である。
【0006】
上記目止め層の溶解性が十分でない場合、基材から目止め層とともに離型層が脱離し難い。
【0007】
本発明の目的の1つは、リサイクルする際に基材から離型層が脱離し易いセパレータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
【0009】
(1)本発明に係るセパレータは、基材とプライマー層と離型層とをこの順に備える。前記プライマー層は、カルボニル基変性ポリビニルアルコール、及び、スルホン酸基変性ポリビニルアルコールの少なくとも一方を含む。
【0010】
カルボニル基変性ポリビニルアルコール、及び、スルホン酸基変性ポリビニルアルコールは、けん化度の高い未変性のポリビニルアルコールに比べて、水に溶解し易い。また、変性ポリビニルアルコールの中でも、カルボニル基変性ポリビニルアルコール、及び、スルホン酸基変性ポリビニルアルコールは、水に対する溶解性が高い。本発明に係るセパレータは、プライマー層が水に溶解し易いため、リサイクルする際に基材からプライマー層及び離型層が脱離し易い。よって、本発明に係るセパレータは、使用済みセパレータから基材を回収し易い。基材をリサイクルする工程において、異物が混入するリスク、特に、離型層に含まれる離型剤が再生材に混入するリスクを低減できる。本発明に係るセパレータは、例えば、回収した紙基材を原料にして、離型剤の含有量が少ない再生紙を製造できる。
(【0011】以降は省略されています)

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