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公開番号
2024180235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023175590
出願日
2023-10-10
発明の名称
気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム
出願人
台達電子工業股ふん有限公司
,
DELTA ELECTRONICS, INC.
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
H05K
7/20 20060101AFI20241219BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムを提供する。
【解決手段】システム1において、ボックス10は上向きの開口部11を有する。上部カバー20は開口部を覆う。複数の固定部品30a~はボックスに設置され、開口部の外周縁に隣接して設けられる。複数のラッチ部品は、複数の固定部品に対応して上部カバーに設置される。コネクティングロッドモジュール50が上部カバー20に接近するように下方に移動すると、複数のラッチ部品のスクロールホイール43は、複数の固定部品のうちの対応するものの制限面に沿って転がり、互いに当接することで、上部カバーが開口部に密着して気密空間を形成する。また、コネクティングロッドモジュールが上部カバーから離れるように上方に移動することで、複数のラッチ部品のスクロールホイールは、複数の固定部品のうちの対応するものの制限面から離れ、その結果、上部カバーは開口部から離間する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ボックスと、上部カバーと、複数の固定部品と、複数のラッチ部品と、コネクティングロッドモジュールとを含む、気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムであって、
前記ボックスは、開口部を含み、前記開口部は上向きであり、
前記上部カバーは、接続側辺、3つの係止側辺、頂面、及び底面を含み、前記接続側辺及び前記3つの係止側辺は、前記頂面と前記底面との間に接続され、前記接続側辺は前記開口部の一側に接続され、前記底面は前記開口部を覆って前記ボックスの内部に気密空間を形成し、
前記複数の固定部品は、前記上部カバーの前記3つの係止側辺と対向して前記ボックスに設置され、前記開口部の外周縁に隣接して設けられ、前記複数の固定部品のそれぞれは制限面を有し、前記底面が前記開口部を覆うとき、前記制限面の高さは前記頂面の高さよりも大きく、
前記複数のラッチ部品は、前記複数の固定部品に対応して前記上部カバーの前記頂面に設置され、前記複数のラッチ部品のそれぞれは、
前記上部カバーに設置され、前記複数の固定部品のうちの対応するものと対向しており、前記3つの係止側辺のうちの1つに隣接して設けられる、ハウジングベースと、
前記ハウジングベースにスライド可能に設置され、前端が前記複数の固定部品のうちの対応するものに面する、スライドロッドと、
前記スライドロッドの前記前端に設置される、スクロールホイールと、
ハンドルであって、前記ハウジングベースに枢接され、一端が前記スライドロッドに当接し、前記ハンドルの他端を操作して前記スライドロッドを水平方向にスライド駆動する、ハンドルとを含み、
前記コネクティングロッドモジュールは、前記上部カバーの前記頂面の上方に空間的に設置され、前記複数のラッチ部品の前記複数のハンドルに対応する複数の横棒を含み、前記複数のハンドルは、前記複数の横棒のうちの対応するものにスライド可能に接続される複数の接続端を有し、
前記コネクティングロッドモジュールが前記上部カバーの前記頂面に向かって下方に移動すると、前記複数の横棒は前記複数のハンドルを動かすと同時に、前記複数のスライドロッドを駆動して対応する前記複数の固定部品に向かって水平にスライドさせ、前記複数のスクロールホイールは、前記複数の固定部品のうちの対応するものの前記制限面に沿って転がり、互いに当接することで、前記上部カバーの前記底面は前記開口部に密着して前記気密空間を形成し、
または、前記コネクティングロッドモジュールが前記上部カバーの前記頂面から離れるように上方に移動すると、前記複数の横棒は前記複数のハンドルを動かすと同時に、前記複数のスライドロッドを駆動して対応する前記複数の固定部品から水平に離れるようにスライドさせ、前記複数のスクロールホイールは、前記複数の固定部品のうちの対応するものの前記制限面から離れ、その結果、前記上部カバーの前記底面は前記開口部から離間する、
気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
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【請求項2】
前記スライドロッドは、前記ハウジングベース内に収容される第1の当接部材及び第2の当接部材を含み、前記第1の当接部材は、前記前端と前記第2の当接部材との間に位置する、請求項1に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項3】
前記ハンドルは作用端を含み、前記作用端は、前記ハウジングベース内に収容され、前記第1の当接部材と前記第2の当接部材との間に位置し、前記接続端は前記ハウジングベースの外に位置する、請求項2に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項4】
前記第1の当接部材は前記ハンドルに対して垂直な横方向円筒であり、前記ハンドルの前記作用端は、前記第1の当接部材に対応して当接する円弧面を含む、請求項3に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項5】
前記ラッチ部品は、前記スライドロッドの前記第2の当接部材と対応する前記ハウジングベースとの間に外嵌されるスプリングをさらに含む、請求項3に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項6】
前記3つの係止側辺のそれぞれに隣接して設けられる前記複数のラッチ部品の数はNであり、Nは整数でN≧1である、請求項1に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項7】
前記3つの係止側辺は、前記接続側辺と対向して設置される対向係止側辺を有し、前記対向係止側辺に隣接して設けられる前記複数のラッチ部品の数は2M+1であり、Mは整数でM≧1である、請求項6に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項8】
互いに対をなす前記複数の固定部品と前記複数のラッチ部品のうち、少なくとも1対は前記対向係止側辺の中段に隣接して設けられ、少なくとも他の2対は、それぞれ前記対向係止側辺の両端に隣接して設けられている、請求項7に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項9】
前記複数のラッチ部品の前記複数のハンドルのそれぞれは、前記ハンドルの前記接続端に隣接して設けられる連通開口部を有し、前記対向係止側辺に隣接して設けられる前記複数のラッチ部品は、連接棒で前記複数の連通開口部を通って互いに接続される、請求項8に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
【請求項10】
前記複数のラッチ部品のうち、前記対向係止側辺の中段に隣接して設けられるものは、連動部材を介して対応する前記横棒の楕円孔溝にスライド可能に接続される、請求項9に記載の気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸漬冷却システムに関し、特に、気密リンクラッチカバー構造のハンドルとコネクティングロッドモジュールの連動により、複数のラッチ部品の開閉が同期して動作することができ、操作の利便性を向上させるとともに、閉鎖時に気密効果を維持する、気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムに関するものである。
続きを表示(約 5,900 文字)
【背景技術】
【0002】
二相浸漬冷却システムは、発熱した電子部品を非導電性液体に直接浸漬し、作動流体の加熱及び沸騰蒸発過程における潜熱相変化を利用して熱を放散するものである。気化後の非導電性液体の飛散を避けるために、システムで使用される容器は気密性を備える必要があるとともに、使用者による電子部品の交換を可能にする必要がある。
【0003】
従来の浸漬冷却システムは、ねじ止めにより気密を実現することが多く、シール効果は良好であるが、操作が不便であり、メンテナンス工数が増加する。また、ハスプ設計(hasp design)も浸漬冷却システムの気密に一般的に使用されており、操作が容易であるが、それを操作し、開閉の動作ストロークを提供するために、外部には十分な空間が必要である。
【0004】
そこで、気密リンクラッチカバー構造のハンドルとコネクティングロッドモジュールの連動により、複数のラッチ部品の開閉が同期して動作することができ、操作の利便性を向上させるとともに、閉鎖時に気密効果を維持し、従来技術の欠点を解決するための気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムを提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムを提供することである。気密リンクラッチカバー構造のハンドルとコネクティングロッドモジュールの連動により、複数のラッチ部品の開閉を一度の操作で同期して動作させることができ、操作の利便性を向上させるとともに、閉鎖時に気密効果を維持することで、蒸発ガスの漏れを防止し、誘電性液体の損失を低減し、コスト削減を図ることができる。
【0006】
本発明の別の目的は、気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムを提供することである。気密リンクラッチカバー構造は、コネクティングロッドモジュールと複数のラッチ部品を結合して浸漬冷却システムの上方空間に設置される。複数のラッチ部品は、上部カバーの少なくとも3つの側辺内側に隣接して設けられ、ボックスの開口部の外周縁上の複数の固定部品と空間的に対向しており、ラッチ部品と固定部品は対をなして配置されている。コネクティングロッドモジュールは、連動部材を介して、異なる係止側辺または同じ係止側辺に設けられた各ラッチ部品のハンドルを同期して操作することで、使用者は上部カバーの上方空間で密閉、係止解除、及び上部カバーを開く操作を行うだけでよい。使用者がコネクティングロッドモジュールを押し下げて複数のラッチ部品の複数のハンドルを動かすと、複数のラッチ部品のうち、スライドロッドの前端のスクロールホイールのみが上部カバーの垂直投影範囲を超えて、対応する複数の固定部品と干渉する。詳細には、スクロールホイールは、スライドロッドによって駆動されて対応する固定部品に向かって移動すると、前記固定部品の制限面に沿って転がり、制限面によって当接されて上部カバーを押し下げることで、複数のラッチ部品が上部カバーとボックスとの間のシールストリップを同期的に押し下げて、開口部をシールする効果を達成し、ボックス内の誘電性液体が蒸発して開口部から漏れるのを効果的に防止し、誘電性液体の損失を低減し、さらにはコスト削減を図る。一方、使用者がコネクティングロッドモジュールを引き上げて複数のラッチ部品の複数のハンドルを同期的に動かすと、複数のラッチ部材のスクロールホイールは、対応する固定部品と干渉することなく、制限面から離れる方向に沿ってハウジングベース内に転がり込み、コネクティングロッドモジュールと複数のラッチ部品はすべて上部カバーの垂直投影範囲内にあり、上部カバーがボックスの開口部から離間することが可能であるため、使用者がメンテナンス作業を行ったり、ボックス内の電子部品を交換したりすることができ、開閉作業を効果的に簡素化し、操作の利便性を向上させる。また、複数のラッチ部品と複数の固定部品が対になることは、上部カバーの3つの係止側辺に限定されない。上部カバーの接続側辺とボックスとの枢接も、ラッチ部品と固定部品のラッチ方式に置き換えることができ、上部カバーの係止解除と開く操作を一方向(上向きまたは下向き)に完了することができる。言い換えると、浸漬冷却システムにおいて、上部カバーが気密リンクラッチカバー構造によりボックスの開口部を密閉する場合、複数のラッチ部品の数と位置は気密の需要に応じて調整でき、それによって、操作の利便性を向上させるとともに、閉鎖時に気密効果を維持し、蒸発ガスの漏れを防止し、誘電性液体の損失を低減し、コスト削減を図る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、ボックスと、上部カバーと、複数の固定部品と、複数のラッチ部品と、コネクティングロッドモジュールとを含む、気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムを提供する。ボックスは開口部を含み、開口部は上向きである。上部カバーは、接続側辺、3つの係止側辺、頂面、及び底面を含み、接続側辺及び3つの係止側辺は、頂面と底面との間に接続され、接続側辺は開口部の一側に接続され、底面は開口部を覆ってボックスの内部に気密空間を形成する。複数の固定部品は、上部カバーの3つの係止側辺と対向してボックスに設置され、開口部の外周縁に隣接して設けられ、複数の固定部品のそれぞれは制限面を有し、底面が開口部を覆うとき、制限面の高さは頂面の高さよりも大きい。複数のラッチ部品は、複数の固定部品に対応して上部カバーの頂面に設置される。複数のラッチ部品のそれぞれは、ハウジングベース、スライドロッド、スクロールホイール、及びハンドルを含む。ハウジングベースは上部カバーに設置され、複数の固定部品のうち対応するものと対向しており、3つの係止側辺のうちの1つに隣接して設けられる。スライドロッドはハウジングベースにスライド可能に設置され、スライドロッドの前端は、複数の固定部品のうちの対応するものに面する。スクロールホイールはスライドロッドの前端に設置される。ハンドルはハウジングベースに枢接され、スライドロッドに当接し、ハンドルを操作してスライドロッドを水平方向にスライド駆動する。コネクティングロッドモジュールは、上部カバーの頂面の上方に空間的に設置され、複数のラッチ部品の複数のハンドルに対応する複数の横棒を含む。複数のハンドルの複数の接続端は、複数の横棒のうちの対応するものにスライド可能に接続される。コネクティングロッドモジュールが上部カバーの頂面に接近するように下方に移動すると、複数の横棒は複数のハンドルを動かすと同時に、複数のスライドロッドを駆動して対応する複数の固定部品に向かって水平にスライドさせ、複数のスクロールホイールは、複数の固定部品のうちの対応するものの制限面に沿って転がり、互いに当接することで、上部カバーの底面は開口部に密着して気密空間を形成する。または、コネクティングロッドモジュールが上部カバーの頂面から離れるように上方に移動すると、前記複数の横棒は複数のハンドルを動かすと同時に、複数のスライドロッドを駆動して対応する複数の固定部品から水平に離れるようにスライドさせ、複数のスクロールホイールは、複数の固定部品のうちの対応するものの制限面から離れ、その結果、上部カバーの底面は開口部から離間する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムの密閉状態での外観構成図を示す。
図1におけるエリアP1の拡大図である。
本発明の第1の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムの係止解除状態での外観構成図を示す。
図3におけるエリアP2の拡大図である。
本発明の第1の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムの上部カバー開放状態での外観構成図を示す。
本発明の第1の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムの密閉状態での断面図を示す。
図6におけるエリアP3の拡大図である。
本発明の第1の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムの係止解除状態での断面図を示す。
図8におけるエリアP4の拡大図である。
本発明の第2の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムの密閉状態での外観構成図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の特徴と利点を示すいくつかの典型的な実施形態について、後述の説明において詳細に記述する。本発明は異なる態様において様々な変化を有することができ、いずれも本発明の範囲から逸脱することなく、かつその説明及び図面は本質的に例示するために用いられものであり、本発明を限定する意図はないことを理解されたい。例えば、本開示の以下の内容において、第1の特徴を第2の特徴の上または上方に設置することが記述される場合、設置された上記第1の特徴が上記第2の特徴と直接接触している実施形態を含み、追加の特徴を上記第1の特徴と上記第2の特徴との間に設置することで、上記第1の特徴が上記第2の特徴と直接接触していない実施形態も含むことを示す。さらに、本開示の異なる実施形態において、重複する参照符号及び/または記号を使用可能である。これらの重複は簡潔化と明確化の目的で、各実施形態及び/または前記外観構造間の関係を制限するために使用されるものではない。また、図面における構成要素または特徴要素と他の(複数の)構成要素または(複数の)特徴要素との関係を簡易に記述するために、例えば、「上」、「下」、「頂」、「底」、及び類似する用語などの空間関連の用語を用いることができる。さらに、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、特許請求の範囲において異なる構成要素を記述するために用いられることができるが、これらの構成要素はこれらの用語によって限定されるべきではなく、実施形態において記述されたこれらの構成要素は異なる構成要素記号によって示されることを理解されたい。これらの用語は、異なる構成要素を区別するためのものである。例えば、第1の構成要素は第2の構成要素と称されることができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と称されることができ、実施形態の範囲から逸脱することがない。
【0010】
図1~図9を参照し、本発明の第1の実施形態に係る気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システムを示す。本発明は、ボックス10、上部カバー20、複数の固定部品30a~30e、複数のラッチ部品40a~40e、及びコネクティングロッドモジュール50を含む、気密リンクラッチカバー構造を備えた浸漬冷却システム1を提供する。浸漬冷却システム1は、例えば、電子部品の冷却に使用される。ボックス10は開口部11を含み、その内部に冷却用の誘電性液体や冷却対象の電子部品(図示せず)が収容される。開口部11は、使用者が交換またはメンテナンス作業を行うように、上向きであり、例えば、Z軸に面している。浸漬冷却システム1で冷却作業を行う場合には、開口部11を閉じる必要がある。本実施形態では、上部カバー20は、接続側辺23a、3つの係止側辺23b~23d、頂面21、及び底面22を含み、接続側辺23a及び3つの係止側辺23b~23dは、頂面21と底面22との間に接続され、矩形を形成している。本実施形態では、上部カバー20の接続側辺23aは、例えば、3つの枢接部材13を介して開口部11の一側12aに接続され、3つの係止側辺23b~23dは、複数のラッチ部品40a~40eと複数の固定部品30a~30eとの対により、開口部11の他の3つの側12b~12dに係止され、その結果、上部カバー20の底面22は開口部11を覆ってボックス10の内部に気密空間を形成する。もちろん、上部カバー20の接続側辺23aと開口部11の一側12aとの接続は、枢接や係止に限定されない。本実施形態では、複数の固定部品30a~30eはボックス10に設置され、開口部11の外周縁に隣接して設けられ、複数の固定部品30a~30eは、上部カバー20の3つの係止側辺23b~23dと空間的に対向している。複数の固定部品30a~30eのそれぞれは、制限面31を有し、底面22が開口部11を覆うとき、制限面31のZ軸方向の高さは、頂面21のZ軸方向の高さ(図7参照)よりも大きい。なお、複数の固定部品30a~30eの複数の制限面31は、例えば、調整ねじによって固定され、制限面31のZ軸方向の高さは、実際の需要に応じて調整することができ、本発明はこれに限定されない。本実施形態では、複数のラッチ部品40a~40eは、複数の固定部品30a~30eに対応して上部カバー20の頂面21に設置されている。コネクティングロッドモジュール20は、上部カバー20の上方空間に空間的に設置され、複数のラッチ部品40a~40eに対応する複数の横棒51a~51cを含む。複数の横棒51a~51cは、複数のラッチ部品40a~40eに可動接続されている。コネクティングロッドモジュール50が操作され、上部カバー20の頂面21に接近するように下方に(Z軸方向に沿って)移動すると、複数のラッチ部品40a~40eが対応する複数の固定部品30a~30eと干渉することで、上部カバー20の底面22は開口部11に密着して気密空間を形成する。また、図5に示すように、コネクティングロッドモジュール50が操作され、上部カバー20の頂面21から離れるように上方に移動すると、複数のラッチ部品40a~40eと対応する複数の固定部品30a~30eは互いに干渉しなくなり、上部カバー20は開口部11から離脱することができ、使用者による部品または冷却液の交換やメンテナンス作業が容易となる。
(【0011】以降は省略されています)
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