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公開番号2024150984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064071
出願日2023-04-11
発明の名称回路基板
出願人JOHNAN株式会社
代理人個人
主分類H05K 1/02 20060101AFI20241017BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】折り曲げ可能な回路基板において、製造コストの増加を抑制しつつ、前記回路基板の折り曲げによって生じる電気回路パターンの断線をより確実に抑制可能な構成を実現すること。
【解決手段】回路基板1は、シート状の基材部10と、基材部10の少なくとも一方の表面に形成され、導電性を有する電気回路パターン部20と、回路基板1を折り曲げた際に基材部10及び電気回路パターン部20をそれぞれ第1領域A1と第2領域A2とに分けるように線状の折り目40aが形成される折り目予定部40と、折り目予定部40で回路基板1を折り曲げた状態で、電気回路パターン部20における第1領域A1と第2領域A2との断線を抑制する断線抑制部50と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の基材部と、
前記基材部の少なくとも一方の表面に形成され、導電性を有する電気回路パターン部と、
を有する回路基板であって、
前記回路基板を折り曲げた際に前記基材部及び前記電気回路パターン部をそれぞれ第1領域と第2領域とに分けるように線状の折り目が形成される折り目予定部と、
前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域との断線を抑制する断線抑制部と、
を有し、
前記断線抑制部は、
前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して外方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記折り目予定部のうち前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域との境界部分に設けられているか、または、
前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して内方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記電気回路パターン部において、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域のうち一方の領域上に少なくとも一部が位置する前記断線抑制部が前記電気回路パターン部における他方の領域に対して接触する位置に、前記電気回路パターン部における前記第1領域を前記第2領域に対して固定することなく前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域とを電気的に接続するように設けられている、
回路基板。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回路基板において、
前記断線抑制部は、
前記電気回路パターン部よりも弾性率が低い材料によって構成されている、
回路基板。
【請求項3】
請求項1に記載の回路基板において、
前記電気回路パターン部は、
前記境界部分に位置する前記電気回路パターン部のうち少なくとも一部の幅が、前記境界部分に位置しない前記電気回路パターン部の幅よりも広い幅広部を有する、
回路基板。
【請求項4】
請求項2に記載の回路基板において、
前記断線抑制部の厚みは、前記電気回路パターン部の厚みよりも大きい、
回路基板。
【請求項5】
請求項2に記載の回路基板において、
前記断線抑制部は、
前記基材部よりも弾性率が低い材料によって構成されている、
回路基板。
【請求項6】
請求項1に記載の回路基板において、
前記断線抑制部は、
前記折り目予定部に対して前記回路基板の厚み方向に重なることなく前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域のうち一方の領域上に位置し、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して内方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で前記電気回路パターン部における他方の領域に対して接触するように設けられている、
回路基板。
【請求項7】
請求項1に記載の回路基板において、
前記断線抑制部は、
前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して外方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記境界部分と、前記境界部分に隣接する前記電気回路パターン部における前記第1領域上及び前記第2領域上のそれぞれ一部分と、に設けられている、
回路基板。
【請求項8】
請求項2に記載の回路基板において、
前記電気回路パターン部は、
前記境界部分に前記電気回路パターンが切り欠かれた切り欠き部を有し、
前記断線抑制部は、
前記切り欠き部に位置して前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域とを電気的に接続するように設けられている、
回路基板。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一つに記載の回路基板において、
前記基材部は、
繊維を含む材料によって構成されている、
回路基板。
【請求項10】
請求項9に記載の回路基板において、
前記基材部は、
紙によって構成されている、
回路基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、折り曲げ可能な回路基板に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
基材部の表面に形成された電気回路パターン部を有する回路基板を折り曲げると、折り曲げられた電気回路パターンが損傷して断線する可能性がある。
【0003】
これに対し、特許文献1に開示されているように、樹脂層と回路パターンとを備えた回路基板であって、樹脂層及び回路パターンが折り曲げられた際に、折り曲げ部を含む第1部分に配置される補強手段と、第1部分に隣接する第2部分で回路パターン上に配置される接着層とを有する回路基板が知られている。この特許文献1の回路基板では、前記折り曲げ部の回路パターンの断線を抑制あるいは回避できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-72428
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1の回路基板は、回路パターンが樹脂層に対して内方に位置するように谷折りで折られた場合を前提としており、そのような谷折り状態を維持するために、基板である樹脂層を折り曲げた状態で接着する接着層を必要とする。
【0006】
これに対し、上述のような接着層を設けずに、回路基板を谷折りまたは山折りで折り曲げ可能な回路基板の構成が望まれている。しかも、このように回路基板を折り曲げた場合でも前記回路基板の電気回路パターンの損傷を抑制可能な構成を、製造コストの増加を抑制しつつ実現可能な構成が望まれている。
【0007】
以上より、本発明の目的は、折り曲げ可能な基材の表面に電気回路パターンが形成された回路基板において、製造コストの増加を抑制しつつ、前記回路基板の折り曲げによって生じる前記電気回路パターンの断線をより確実に抑制可能な構成を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
態様1に係る回路基板は、シート状の基材部と、前記基材部の少なくとも一方の表面に形成され、導電性を有する電気回路パターン部と、を有する回路基板であって、前記回路基板を折り曲げた際に前記基材部及び前記電気回路パターン部をそれぞれ第1領域と第2領域とに分けるように線状の折り目が形成される折り目予定部と、前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域との断線を抑制する断線抑制部と、を有する。前記断線抑制部は、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して外方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記折り目予定部のうち前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域との境界部分に設けられているか、または、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して内方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた状態で、前記電気回路パターン部において、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域のうち一方の領域上に少なくとも一部が位置する前記断線抑制部が前記電気回路パターン部における他方の領域に対して接触する位置に、前記電気回路パターン部における前記第1領域を前記第2領域に対して固定することなく前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域とを電気的に接続するように設けられている。
【0009】
上述の態様では、電気回路パターン部における第1領域及び第2領域がそれぞれ基材部に対して外方に位置するように折り目予定部で回路基板を折り曲げた場合(以下、山折りと呼ぶ)、前記折り目予定部のうち前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域との境界部分に設けられた断線抑制部によって、前記折り目予定部に位置する前記電気回路パターン部が補強される。よって、上述のように前記回路基板を前記折り目予定部で山折りになるように折り曲げた場合、前記電気回路パターン部の断線を抑制できる。
【0010】
また、上述の態様では、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域がそれぞれ前記基材部に対して内方に位置するように前記折り目予定部で前記回路基板を折り曲げた場合(以下、谷折りと呼ぶ)、前記電気回路パターン部において、前記電気回路パターン部における前記第1領域及び前記第2領域のうち一方の領域上に少なくとも一部が位置する前記断線抑制部が前記電気回路パターン部における他方の領域に対して接触する位置に設けられた断線抑制部によって、前記電気回路パターン部における前記第1領域と前記第2領域とを電気的に接続することができる。よって、上述のように前記回路基板を前記折り目予定部で谷折りになるように折り曲げた場合でも、前記電気回路パターン部の断線を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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