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公開番号2024130213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039827
出願日2023-03-14
発明の名称電気設備の固定台
出願人匠堂合同会社
代理人個人
主分類H05K 5/02 20060101AFI20240920BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】設置が容易であり、より容易にかつ短時間に行う事ができ、電気設備の着脱が容易な電気設備の固定台を提供する。
【解決手段】固定台1は、少なくとも上側に平面を有する土台部材2と、土台部材の上側平面上に設置されたスペーサー部材3と、少なくともスペーサー部材の幅方向にスペースを空けつつスペーサー部材を覆うか又はスペーサー部材の周囲にスペースを空けつつ少なくともスペーサー部材を覆う、カバー部材4と、土台部材の上側平面から略垂直方向に突出し、カバー部材を貫通して外部に露出した固定部材5と、を含む。土台部材及びカバー部材とに、それぞれ穴及び穴41が空けられており、平面方向から見た土台部材2の穴の中心とカバー部材4の穴41の中心とが重なっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも上側に平面を有する土台部材と、
前記土台部材の上側平面上に設置されたスペーサー部材と、
スペーサー部材の周囲にスペースを空けつつ少なくとも前記スペーサー部材を覆うカバー部材と、
前記土台部材の上側平面から略垂直方向に突出し、前記カバー部材を貫通して外部に露出した固定部材と、
を含む電気設備の固定台。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
少なくとも上側に平面を有する土台部材と、
前記土台部材の上側平面上に設置されたスペーサー部材と、
スペーサー部材の周囲にスペースを空けつつ少なくとも前記スペーサー部材を覆うカバー部材と、を含み
前記土台部材とカバー部材とにそれぞれ穴が空けられており、平面方向から見た前記土台部材の穴の中心と前記カバー部材の穴の中心とが重なっている、
電気設備の固定台。
【請求項3】
前記土台部材が、その上面に溝部及び前記溝部の上端付近から溝の中心方向に突出した掛止部を含み、前記固定部材が前記掛止部により掛止されている、請求項1に記載の固定台。
【請求項4】
前記土台部材が平面方向から見た際に長さを有する形状であって、少なくとも2本並列されており、
前記スペーサー部材が、平面方向から見た際に長さを有する形状であって、前記少なくとも2本の土台部材の上に掛け渡されて設置されている、請求項1又は2に記載の固定台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電気設備の固定台の発明に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
充電器や変電機等の電気設備を屋外に設置する場合がある。特に近年、電気自動車(以下「EV」)の普及に伴い、EVの充電器が屋外に設置される機会が増えている。このような充電器等の電気設備を屋外に設置する場合には、土台を設置してその上に電気設備を固定する方法が一般的に採用されている。例えば、特許文献1は、筐体の底面に着脱可能な底面カバーを前記筐体から取り外した状態において、前記底面カバーの固定部に合わせた位置に、前記筐体を下方から支持すべき複数の支持部材のそれぞれを配置するステップと、配置した前記複数の支持部材のそれぞれに前記固定部を取り付けるステップと、前記複数の支持部材のそれぞれに前記固定部を取り付けた前記底面カバーに、前記筐体の底面を取り付けるステップと、を備えることを特徴とする固定方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-220534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の固定方法は、電気設備を設置する現場において、支持部材の位置決めや固定部の取り付け等の複雑な工程が必要である。また、前記固定方法により電気設備を固定した場合、電気設備に接続される電線等のケーブル類はむき出しであり、野生生物等の被害に遭う場合も少なくない。さらに、前記のような被害を軽減しようとした場合、ケーブル等を地中に埋設することが一般的に行われるが、このようなケーブル埋設工事は機器を用いた大規模な土木工事が必要となり、電気設備の設置工事をより困難なものとしていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者が鋭意検討を重ねた結果、特定構造の固定台により上記課題が解決できることを見いだし、本発明に至った。
すなわち本発明は、
[1]少なくとも上側に平面を有する土台部材と、
前記土台部材の上側平面上に設置されたスペーサー部材と、
スペーサー部材の周囲にスペースを空けつつ少なくとも前記スペーサー部材を覆うカバー部材と、
前記土台部材の上側平面から略垂直方向に突出し、前記カバー部材を貫通して外部に露出した固定部材と、
を含む電気設備の固定台、
[2]少なくとも上側に平面を有する土台部材と、
前記土台部材の上側平面上に設置されたスペーサー部材と、
スペーサー部材の周囲にスペースを空けつつ少なくとも前記スペーサー部材を覆うカバー部材と、を含み
前記土台部材とカバー部材とにそれぞれ穴が空けられており、平面方向から見た前記土台部材の穴の中心と前記カバー部材の穴の中心とが重なっている、
電気設備の固定台、
[3]前記土台部材が、その上面に溝部及び前記溝部の上端付近から溝の中心方向に突出した掛止部を含み、前記固定部材が前記掛止部により掛止されている、[1]に記載の固定台、並びに
[4]前記土台部材が平面方向から見た際に長さを有する形状であって、少なくとも2本並列されており、
前記スペーサー部材が、平面方向から見た際に長さを有する形状であって、前記少なくとも2本の土台部材の上に掛け渡されて設置されている、[1]又は[2]に記載の固定台、
に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の電気設備の固定台は、工場等で組み立てた後現場に輸送して設置をする事が可能であるためその設置が容易である。また、設置に当たりケーブル埋設工事等の大規模な土木工事の必要が無いため、電気設備の設置工事がより容易にかつ短時間に行う事ができる。さらに、本発明の固定台はその構造が複雑でないため、電気設備の着脱が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(A)本発明の固定台の斜視図、(B)(A)におけるA-B断面図及び(C)(A)におけるC-D断面図である。
(A)土台部材の一形態例の正面図、(B)(A)の土台部材の側面図、(C)(A)の土台部材の平面図、(D)(A)とは別の形態例の正面図、(E)(D)の土台部材の側面図及び(F)(D)の土台部材の平面図である。
(A)溝部及び掛止部を含む土台部材の斜視図、(B)(A)の土台部材の正面図及び(C)(A)の土台部材の平面図である。
(A)スペーサー部材の一形態例の斜視図、(B)(A)のスペーサー部材の正面図、(C)(A)とは別のスペーサー部材の形態例の斜視図、(D)(C)のスペーサー部材の正面図、(E)さらに別のスペーサー部材の形態例の斜視図及び(F)(E)のスペーサー部材の正面図である。
(A)図1とは別の形態の固定台の斜視図、(B)(A)におけるE-F断面図及び(C)(A)におけるG-H断面図である。
(A)図1及び5とは別の形態の固定台の斜視図、(B)(A)におけるI-J断面図及び(C)(A)におけるK-L断面図である。
(A)図1、5及び6とは別の形態の固定台の斜視図、(B)(A)におけるM-N断面図及び(C)(A)におけるO-P断面図である。
本発明の固定台を用いて電気設備を固定した場合の斜視図である。
(A)図1の固定台を用いて電気設備を固定した場合の図8におけるQ-R断面図及び(B)図7の固定台を用いて電気設備を固定した場合の図8におけるQ-R断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態及び態様に限定されず、本発明の技術的範囲内で種々の変更が可能であることは言うまでもない。また、文中における「上下」、「前後」及び「左右」は、各図面に記載の方向を意味する。
【0009】
本発明の電気設備の固定台(以下、単に「固定台」とする)の具体的な形態例が図1に示されている。図1の固定台1は、少なくとも上側に平面を有する土台部材2と、前記土台部材2の上側平面上に設置されたスペーサー部材3と、スペーサー部材3の周囲にスペースを空けつつ少なくとも前記スペーサー部材3を覆うカバー部材4と、前記土台部材2の上側平面から略垂直方向に突出し、前記カバー部材4を貫通して外部に露出した固定部材5と、を含んでいる。また、本発明の固定台1のさらなる形態が図7に示されている。図7の固定台1は、少なくとも上側に平面を有する土台部材2と、前記土台部材2の上側平面上に設置されたスペーサー部材3と、スペーサー部材3の周囲にスペースを空けつつ少なくとも前記スペーサー部材3を覆うカバー部材4と、を含み、前記土台部材2及びカバー部材4とにそれぞれ穴23及び穴41が空けられており、平面方向から見た前記土台部材2の穴23の中心と前記カバー部材4の穴41の中心とが重なっている。以下に構成毎に詳細に説明する。
【0010】
1.土台部材2
土台部材2は、少なくとも上側に平面を有する部材である。土台部材2は、後述するスペーサー部材3を支える土台であると共に、固定台1に固定される電気設備のケーブルが地面に直接接触することがないように支持するための土台である。また、土台部材2は、必要に応じて後述するカバー部材4を固定する基礎となる部材である。土台部材2は、電気設備を設置する箇所の地形等に応じて適宜形状を調整できる。例えば、図2(A)~(C)に示すように土台部材2の平面形状を長方形にした上で、電気設備の設置箇所が平地である場合には、土台部材2の下側を平坦な面として良い。また、電気設備の設置箇所が傾斜を有している場合には、例えば、図2(D)~(E)に示すように左右方向及び/又は前後方向に傾斜を持たせても良い。また、設置箇所に細かい凹凸がある場合には、土台部材2の下面に細かい凹凸を設けても良い(図示せず)。また、土台部材2の平面方向から見た形状も、三角形、長方形を含む四角形、五角形及び六角形等の多角形や楕円を含む円形であっても良い。また、土台部材2を平面方向から見た形状が、前後又は左右の方向に長さを有する形状、例えば、長方形や楕円であっても良い。なお、土台部材2の上側は、後述するようにスペーサー部材3を設置できるだけの平面を有している事を条件として、突起や凹凸を有してもよい(図示せず)。
(【0011】以降は省略されています)

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