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公開番号2024139939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023050892
出願日2023-03-28
発明の名称実装装置
出願人東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類H05K 13/04 20060101AFI20241003BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 位置調整時の回転中心座標を正確に把握し、配線基板等の基板にチップ部品を実装する際の高精度位置合せが可能となる実装装置を提供すること。
【解決手段】 前記チップ部品を保持するアタッチメントツールと、アタッチメントツールの位置をXYθ方向に調整するヘッド側ステージを有した実装ヘッドと、前記アタッチメントツールの面に垂直な方向から画像を取得する認識手段と、前記実装ヘッドおよび前記認識手段に接続された制御部を備え、前記アタッチメントツールと連動する部位に中心特定マークを設け、前記制御部が、前記ヘッド側ステージの回転角度を複数回変化させて前記中心特定マークの画像を前記認識手段により取得し、複数の前記中心特定マークの位置情報から前記ヘッド側ステージの回転中心座標を算出する機能を有した実装装置を提供する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
チップ部品を基板に実装する実装装置であって、
前記チップ部品を保持するアタッチメントツールと、アタッチメントツールの位置をXYθ方向に調整するヘッド側ステージを有した実装ヘッドと、
前記実装ヘッドを前記基板に対して垂直なZ方向に昇降させる昇降手段と、
前記基板を保持する基板ステージと、
前記アタッチメントツールの面に垂直な方向から画像を取得する認識手段と、
前記実装ヘッド、前記昇降手段、前記基板ステージおよび前記認識手段に接続された制御部を備え、
前記アタッチメントツールと連動する部位に中心特定マークを設け、
前記制御部が、前記ヘッド側ステージの回転角度を複数回変化させて前記中心特定マークの画像を前記認識手段により取得し、
複数の前記中心特定マークの位置情報から前記ヘッド側ステージの回転中心座標を算出する機能を有した実装装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載の実装装置であって、
前記アタッチメントツールに前記中心特定マークを記した実装装置。
【請求項3】
請求項2に記載の実装装置であって、
前記実装ヘッドから外れた前記アタッチメントツールを保持するツール保持手段を備えた実装装置。
【請求項4】
請求項3に記載の実装装置であって、
前記中心特定マークと前記回転中心座標との相対位置を算出後、
前記実装ヘッドから前記アタッチメントツールを外した状態で、
前記ヘッド側ステージにより前記回転中心座標を前記中心特定マークの位置に合わせてから、
前記実装ヘッドが前記アタッチメントツールを保持する実装装置。
【請求項5】
請求項1に記載の実装装置であって、
前記アタッチメントツールにダミーチップを保持させ、前記ダミーチップに前記中心特定マークを記した実装装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5の何れかに記載の実装装置であって、
前記アタッチメントマークにX方向とY方向の少なくとも一方の方向を示す線を記した実装装置。
【請求項7】
請求項2から請求項4のいずれかに記載の実装装置であって、
前記アタッチメントツールの前記チップ部品を保持する面の中心に前記中心特定マークを記した実装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はチップ部品を基板に実装する実装装置に関する。特に、基板の所定位置にチップ部品を高精度に位置合わせする実装装置に係る。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
実装装置が、配線基板等の基板に半導体チップ等のチップ部品を実装するとき、図16に示すように複数の実装箇所SCを有する基板Sの個々の実装箇所SCにチップ部品Cを位置合わせして実装する。位置合わせに際しては、個々の実装箇所SCに付されている基板認識マークAS(対角線上に配置された基板認識第1マークAS1および基板認識第2マークAS2)を基準として用いている。
【0003】
チップ部品Cを基板Sの実装箇所SCに位置合わせするのは、基板Sの電極に対するチップ部品Cの電極位置を合わせて確実な導通を確保するためであり、チップ部品Cの位置合わせに用いるチップ認識マークは電極位置を高精度に認識できるよう電極面に付されている。
【0004】
このため、基板Sの電極とチップ部品Cの電極が同方向を向くフェイスアップ実装では、図17(a)に示すように、基板認識マークASとチップ認識マークAC(チップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2)が同方向を向く。また、基板Sの電極とチップ部品Cの電極が対向するフェイスダウン実装では、図17(b)に示すように、基板認識マークASとチップ認識マークAC(チップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2)が対向する。
【0005】
フェイスアップ実装とフェイスダウン実装において、基板認識マークASとチップ認識マークACを認識する手法は異なるが(例えばフェイスアップ実装で特許文献1、フェイスダウン実装で特許文献2)、両位置関係を認識した後の位置合わせ動作は共通している。すなわち、図18(a)のような基板認識第1マークAS1と基板認識マークAS2の付された基板Sに対して、チップ部品第1マークAC1とチップ部品AC2の付されたチップ部品Cの位置合わせを行う。すなわち、図18(b)のように、基板認識第1マークAS1に対してチップ認識マークAC1の相対位置と、基板認識第2マークAS2に対してチップ認識第2マークAC2の相対位置を合わせて、実装箇所SCにチップ部品Cが配置される。
【0006】
具体的な位置合わせ方法については図19を用いて説明する。まず、図19(a)は図17において、アタッチメントツール42がチップ部品Cを保持した状態であり、図17(a)のフェイスアップ実装と図17(b)のフェイスダウン方法では認識方法に違いがあるものの、基板認識第1マークAS1、基板認識第2マークAS2、チップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2を認識して、各位置情報を得る。ここで得た各認識マークの位置情報から、基板Sに対するチップ部品Cの回転角θと、実装箇所SC中心SCCに対するチップ部品中心CCの水平方向(X方向、Y方向)位置ズレが求まる。
【0007】
そこで、原理的にはチップ部品中心CCを中心にチップ部品Cを回転させて角度θ分の補正を行ってから、実装箇所中心SCCに対するチップ部品中心CCの位置ズレを補正すれば、位置合わせが完了となる。しかし、アタッチメントツール42の回転軸とチップ部品中心CCは必ずしも一致していない。そこで、図19(b)のように、まずアタッチメントツール42の回転軸が通る回転中心の位置を予測して仮想中心VCとし、仮想中心VCを中心にチップ部品Cが角度θ分の補正が行われることを前提に、回転角修正後の水平方向補正(X方向のΔX、Y方向のΔY)が算出され、図19(C)のようにΔX、ΔYの補正により、チップ部品Cは所定の実装箇所SCに位置合わせされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2017-208522号公報
特開2018-190958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図19における仮想中心VCは回転方向の補正における回転軸の中心座標の基準であり、アタッチメントツール42を回転角10°程度を回転させたときのチップ認識マークAC等を認識手段で撮像して画像処理した軌跡から演算して推定している。しかし、この仮想中心VCの位置の算出に際しては種々の誤差要因を含んでいて、実際の回転中心とは一致し難い。そこで、仮想中心が回転中心と一致しない影響について図20を用いて説明する。
【0010】
図20(a)はアタッチメントツール42がチップ部品Cを保持した状態であり、基板認識第1マークAS1、基板認識第2マークAS2、チップ認識第1マークAC1およびチップ認識第2マークAC2を認識して、各位置情報を得る。その後、アタッチメントツール42の仮想中心VCを回転中心としてチップ部品Cが角度θ分の補正が行われることを前提に、回転角修正後の水平方向補正(X方向のΔX、Y方向のΔY)が算出される。しかし、この段階で、仮想中心VCの位置は回転中心RCに対してX方向にdx1、Y方向にdy1の誤差を含んでいる(図20(b))。
(【0011】以降は省略されています)

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