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公開番号2024180189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099682
出願日2023-06-16
発明の名称書込装置、画像形成装置および書き込み方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 2/47 20060101AFI20241219BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ドットの再現性を高める。
【解決手段】画像データに応じて点灯制御される光源と、前記光源から出射される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検出し、同期検知信号を生成する同期検知手段と、前記同期検知信号をもとに、点灯制御信号を生成する点灯制御信号生成部と、前記点灯制御信号をもとに、主走査位置情報を生成する主走査位置情報生成部と、前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光源を点灯制御する光量制御電流を出力する光量制御部と、前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光量制御電流に対してOV(オーバーシュート)電流を付加するOV補正制御部と、を備え前記OV補正制御部は、前記主走査位置情報に基づく主走査位置のビーム径の広がりに応じてOV補正値を任意の値に変更して前記OV電流を生成する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
画像データに応じて点灯制御される光源と、
前記光源から出射される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検出し、同期検知信号を生成する同期検知手段と、
前記同期検知信号をもとに、点灯制御信号を生成する点灯制御信号生成部と、
前記点灯制御信号をもとに、主走査位置情報を生成する主走査位置情報生成部と、
前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光源を点灯制御する光量制御電流を出力する光量制御部と、
前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光量制御電流に対してOV(オーバーシュート)電流を付加するOV補正制御部と、
を備え、
前記OV補正制御部は、前記主走査位置情報に基づく主走査位置のビーム径の広がりに応じてOV補正値を任意の値に変更して前記OV電流を生成する、
ことを特徴とする書込装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとの前記OV補正値を記憶する情報記憶部を更に備え、
前記OV補正制御部は、前記情報記憶部に記憶された主走査位置ごとの前記OV補正値を、ビーム径の分布に応じて適用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の書込装置。
【請求項3】
前記OV補正制御部は、所望のビーム径と任意の主走査位置のビーム径との比率に基づき、ビーム径が広がる領域での前記OV補正値を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の書込装置。
【請求項4】
前記OV補正制御部は、
前記所望のビーム径を、像高中心のビーム径とし、
前記OV補正値を、像高中心のビーム径と各主走査位置でのビーム径との比率で決める、
ことを特徴とする請求項3に記載の書込装置。
【請求項5】
前記OV補正制御部は、目標の積分光量になるよう、前記光量制御部が出力する光量制御電流を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の書込装置。
【請求項6】
前記OV補正制御部は、OV補正にて増えた積分光量に対して、前記光量制御部が出力する光量制御電流を下げて超えている積分光量部分を低くすることで、目標の積分光量を達成する、
ことを特徴とする請求項5に記載の書込装置。
【請求項7】
請求項1ないし5の何れか一項に記載の書込装置と、
画像データに基づき画像を形成する画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
画像データに応じて点灯制御される光源と、
前記光源から出射される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検出し、同期検知信号を生成する同期検知手段と、
を備える書込装置における書き込み方法であって、
前記同期検知信号をもとに、点灯制御信号を生成する点灯制御信号生成ステップと、
前記点灯制御信号をもとに、主走査位置情報を生成する主走査位置情報信号生成ステップと、
前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光源を点灯制御する光量制御電流を出力する光量制御ステップと、
前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光量制御電流に対してOV(オーバーシュート)電流を付加するOV補正制御ステップと、
を含み、
前記OV補正制御ステップは、前記主走査位置情報に基づく主走査位置のビーム径の広がりに応じてOV補正値を任意の値に変更して前記OV電流を生成する、
ことを特徴とする書き込み方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、書込装置、画像形成装置および書き込み方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置において、光源を発光させる駆動電流の波形が画素と対応する矩形状の光パルスでなくなり、画素に出射される露光エネルギーも狙いよりも小さくなってしまうという問題に対し、露光エネルギー不足を改善するための技術としてOV(オーバーシュート)制御という技術が既に知られている。
【0003】
特許文献1には、画像の再現性を向上させるために、パルス幅が調整された基準パルス信号の複数の画素のうち特定画素に対応する部分の振幅を、複数の画素のうち特定画素以外の画素である通常画素に対応する部分の振幅よりも大きくし、かつパルス幅が調整された基準パルス信号の特定画素に対応する部分のパルス幅を通常画素に対応する部分のパルス幅よりも小さくすることで駆動信号を生成する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術によれば、画像データの処理に基づき補正を実施しているため、光学系の特性によって光学系の端部で発生するビーム径の広がりは補正をすることができない。そのため、ビーム径が広がる領域で不足する露光エネルギーを補おうとOV制御を実行する場合、駆動電流のレベルを上げることによって積分光量を上げてドット形成を行ってしまい、ドット再現性が低下するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ドットの再現性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像データに応じて点灯制御される光源と、前記光源から出射される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検出し、同期検知信号を生成する同期検知手段と、前記同期検知信号をもとに、点灯制御信号を生成する点灯制御信号生成部と、前記点灯制御信号をもとに、主走査位置情報を生成する主走査位置情報生成部と、前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光源を点灯制御する光量制御電流を出力する光量制御部と、前記主走査位置情報に基づく主走査位置ごとに、前記光量制御電流に対してOV(オーバーシュート)電流を付加するOV補正制御部と、を備え前記OV補正制御部は、前記主走査位置情報に基づく主走査位置のビーム径の広がりに応じてOV補正値を任意の値に変更して前記OV電流を生成する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ドットの再現性を高めることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成図である。
図2は、書込装置の概略構成の一例を示す図である。
図3は、画像形成装置のハードウェアの電気的接続の一例を示すブロック図である。
図4は、書込制御部および書込装置の詳細構成の一例を示すブロック図である。
図5は、LD駆動部が実行するOV制御例を説明する図である。
図6は、LD駆動部によるOV制御例と従来の制御例とを示す図である。
図7は、LD駆動部の機能構成を示すブロック図である。
図8は、ビーム径に応じたOV補正の例を示す図である。
図9は、主走査位置によるOV補正値の算出について説明する図である。
図10は、積分光量の変化について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、書込装置、画像形成装置および書き込み方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置1の概略構成図である。図1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Product)と称される画像形成装置1を一例として示している。
(【0011】以降は省略されています)

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