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公開番号2025005075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105080
出願日2023-06-27
発明の名称収容部材、造形装置及び造形システム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B22F 12/30 20210101AFI20250108BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】所望の性質を有するシール部材を提供する。
【解決手段】底部48と、底部48の周囲に配置される側壁部49と、底部48と側壁部49との間を密閉するシール部材55とを有し、造形材料を収容する収容部材であって、シール部材55は、側壁部49に接触する第一シール層61と、底部48に接触する第二シール層62と、を有し、前記第一シール層と前記第二シール層の材質が異なる。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
底部と、
前記底部の周囲に配置される側壁部と、
前記底部と前記側壁部との間を密閉するシール部材とを有し、
造形材料を収容する収容部材であって、
前記シール部材は、
前記側壁部に接触する第一シール層と、
前記底部に接触する第二シール層と、
を有し、
前記第一シール層と前記第二シール層の材質が異なることを特徴とする収容部材。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記シール部材は、前記底部の周囲全体に渡って取り付けられている請求項1に記載の収容部材。
【請求項3】
前記底部が鉛直方向に移動する請求項1に記載の収容部材。
【請求項4】
前記底部が鉛直方向へ昇降した場合、前記シール部材は前記底部と一緒に昇降する請求項1に記載の収容部材。
【請求項5】
前記第一シール層と前記第二シール層は、少なくとも一面が接触する請求項1に記載の収容部材。
【請求項6】
前記第二シール層は、前記底部に埋没する請求項1に記載の収容部材。
【請求項7】
前記第一シール層と前記第二シール層は、耐熱性材質である請求項1に記載の収容部材。
【請求項8】
前記第二シール層は、前記第一シール層に比べ圧縮性が高い請求項1に記載の収容部材。
【請求項9】
前記第一シール層は、摺動性材質である請求項1に記載の収容部材。
【請求項10】
前記第一シール層がPTFEフェルトにより形成される請求項1に記載の収容部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収容部材、造形装置及び造形システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
金型を用いずに造形物を造形する方法として、収容部材内に収容される造形材料にレーザを照射したり造形液を付与したりして造形材料を結合させ、造形物を造形する方法が知られている。
【0003】
このような造形方法に用いられる収容部材は、一般的に、底部と、底部の周囲に配置される側壁部とを有する。また、底部が昇降可能に構成される場合など、底部と側壁部とが別部材で構成される場合がある。その場合、底部と側壁部との間から造形材料が漏出しないようにシール部材を設ける必要がある。
【0004】
例えば、特許文献1(特表2022-533466号公報)においては、粉末材料を支持するプレートアセンブリとプロセスチャンバの内壁との間を密閉する2つのシール部材として、第1のシールが第2のシールから離隔して配置されている。また、第1のシールが耐摩耗性に優れる例が挙げられている。
【0005】
ところで、密閉性及び耐久性など、複数の性質をバランス良く有するシール部材が求められることがある。しかしながら、単一の材質の中から、所望の性質を有する材質を選定することは困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明においては、所望の性質を有するシール部材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、底部と、前記底部の周囲に配置される側壁部と、前記底部と前記側壁部との間を密閉するシール部材とを有し、造形材料を収容する収容部材であって、前記シール部材は、前記側壁部に接触する第一シール層と、前記底部に接触する第二シール層と、を有し、前記第一シール層と前記第二シール層の材質が異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、所望の性質を有するシール部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態に係る造形システムの概略図である。
本発明の第一実施形態に係る造形システムによる造形工程を示すフローチャートである。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の構成を示す図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の制御部を示すブロック図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の動作を説明するための図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の動作を説明するための図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の動作を説明するための図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の動作を説明するための図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の動作を説明するための図である。
本発明の第一実施形態に係る造形装置の動作を説明するための図である。
本発明の第一実施形態に係る造形槽のシール構造を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るシール部材の断面図である。
本発明の第一実施形態に係る造形ステージに取り付けられる前のシール部材を単体で示す図である。
本発明の第一実施形態に係るシール部材が造形ステージに取り付けられた状態を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るシール部材の連結部の構成を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るシール部材の連結部の変形例を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るシール部材が圧縮されない無負荷状態での断面を示す図である。
本発明の第二実施形態に係るシール部材の断面図である。
本発明の第二実施形態に係る造形装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは同一の形状を有する構成要素については、判別が可能な限り同一の符号を付し、一度説明した後ではその説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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