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公開番号2025001804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101498
出願日2023-06-21
発明の名称画像形成装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G06F 11/34 20060101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像形成装置のハード構成の異常時にもログ保存を可能とする。
【解決手段】画像形成装置1は、画像形成装置1の動作制御を行うエンジン制御部2を備える。エンジン制御部2は、エンジン制御部2のログを一時保存するログ一時記憶部12を有する。ログ一時記憶部12は、エンジン制御部2のメモリ内の専用領域として常駐確保するものでは無く、画像形成装置1のハード構成の異常発生時に、通常時に印刷動作等で使用するメモリ領域の一部を開放して一時的に生成され、異常発生時のログを一時保存する。ログ一時記憶部12に一時保存された異常発生時のログが画像処理制御部3またはネットワーク制御部4に転送された後に、ログ一時記憶部12が開放される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置であって、
当該画像形成装置の動作制御を行うエンジン制御部と、
前記エンジン制御部のログを一時保存する常時ログ記憶部を有する画像処理制御部と、
前記エンジン制御部からの指令に応じて、前記常時ログ記憶部に保存された前記ログをネットワーク経由で他機器に、または、当該画像形成装置の記憶部に保存するネットワーク制御部と、
前記エンジン制御部と前記画像処理制御部との間、及び、前記画像処理制御部と前記ネットワーク制御部との間を通信可能に接続する通信線と、
前記エンジン制御部と前記ネットワーク制御部とを通信可能に接続し、前記指令を前記エンジン制御部から前記ネットワーク制御部に通知するための専用通信線と、
を備え、
前記エンジン制御部は、前記エンジン制御部のログを一時保存するログ一時記憶部を有し、
前記ログ一時記憶部は、前記エンジン制御部のメモリ内の専用領域として常駐確保するものでは無く、当該画像形成装置のハード構成の異常発生時に、通常時に印刷動作等で使用するメモリ領域の一部を開放して一時的に生成され、前記異常発生時のログを一時保存し、
前記ログ一時記憶部に一時保存された前記異常発生時のログが前記画像処理制御部または前記ネットワーク制御部に転送された後に、前記ログ一時記憶部が開放される、画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ハード構成の異常が、前記画像処理制御部、前記常時ログ記憶部、または、前記通信線に発生した異常である場合、
前記エンジン制御部は、前記異常の発生に関するログを前記ログ一時記憶部に保存し、前記ログ一時記憶部に保存された前記ログを、前記専用通信線を用いて前記ネットワーク制御部に転送して保存する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ハード構成の異常が、前記ネットワーク制御部のログ保存先に発生した異常である場合、
前記ネットワーク制御部は前記エンジン制御部にログ保存不可通知を送信し、前記ログ保存先の再起動を行い、再起動完了後に前記エンジン制御部にログ保存可能通知を送信し、
前記エンジン制御部は、前記ログ保存不可通知の受信から前記ログ保存可能通知を受信するまでの間のログを前記ログ一時記憶部に保存し、前記ネットワーク制御部から前記ログ保存可能通知を受信した後に前記ログ一時記憶部に保存された前記ログを前記画像処理制御部に転送する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記エンジン制御部は、前記画像処理制御部から前記常時ログ記憶部の利用可能通知を受信する以前に前記ハード構成の異常が発生した場合、
前記利用可能通知を受信するまでのログを前記ログ一時記憶部に保存し、前記画像処理制御部からの前記利用可能通知を受信した後に前記ログ一時記憶部に保存された前記ログを前記画像処理制御部に転送する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置を含む画像形成システムであって、
前記画像形成装置の動作制御を行うエンジン制御部と、
前記エンジン制御部のログを一時保存する常時ログ記憶部を有する画像処理制御部と、
前記エンジン制御部からの指令に応じて、前記常時ログ記憶部に保存された前記ログをネットワーク経由で他機器に、または、当該画像形成装置の記憶部に保存するネットワーク制御部と、
前記エンジン制御部と前記画像処理制御部との間、及び、前記画像処理制御部と前記ネットワーク制御部との間を通信可能に接続する通信線と、
前記エンジン制御部と前記ネットワーク制御部とを通信可能に接続し、前記指令を前記エンジン制御部から前記ネットワーク制御部に通知するための専用通信線と、
を備え、
前記エンジン制御部は、前記エンジン制御部のログを一時保存するログ一時記憶部を有し、
前記ログ一時記憶部は、前記エンジン制御部のメモリ内の専用領域として常駐確保するものでは無く、当該画像形成装置のハード構成の異常発生時に、通常時に印刷動作等で使用するメモリ領域の一部を開放して一時的に生成され、前記異常発生時のログを一時保存し、
前記ログ一時記憶部に一時保存された前記異常発生時のログが前記画像処理制御部または前記ネットワーク制御部に転送された後に、前記ログ一時記憶部が開放される、
画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置等の電子装置において、エンジン制御部のログ情報を取得して不揮発性メモリ等に保存することで、エラーや不具合が発生した前後の状況を解析することが既に知られている。
【0003】
特許文献1には、基板のコストアップを最小限に留め、エンジン制御部のログの常時保存を実現する目的で、ログの常時保存を実現するハード構成と制御が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のログ保存技術では、画像形成装置のハード構成(画像処理制御部(基板)、常時ログ記憶部(メモリ)、画像データ転送用通信線)の少なくとも一部に異常が発生した場合にログを保存できないという問題は解消できていない。
【0005】
本発明は、画像形成装置のハード構成の異常時にもログ保存を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一観点に係る画像形成装置は、当該画像形成装置の動作制御を行うエンジン制御部と、前記エンジン制御部のログを一時保存する常時ログ記憶部を有する画像処理制御部と、前記エンジン制御部からの指令に応じて、前記常時ログ記憶部に保存された前記ログをネットワーク経由で他機器に、または、当該画像形成装置の記憶部に保存するネットワーク制御部と、前記エンジン制御部と前記画像処理制御部との間、及び、前記画像処理制御部と前記ネットワーク制御部との間を通信可能に接続する通信線と、前記エンジン制御部と前記ネットワーク制御部とを通信可能に接続し、前記指令を前記エンジン制御部から前記ネットワーク制御部に通知するための専用通信線と、を備え、前記エンジン制御部は、前記エンジン制御部のログを一時保存するログ一時記憶部を有し、前記ログ一時記憶部は、前記エンジン制御部のメモリ内の専用領域として常駐確保するものでは無く、当該画像形成装置のハード構成の異常発生時に、通常時に印刷動作等で使用するメモリ領域の一部を開放して一時的に生成され、前記異常発生時のログを一時保存し、前記ログ一時記憶部に一時保存された前記異常発生時のログが前記画像処理制御部または前記ネットワーク制御部に転送された後に、前記ログ一時記憶部が開放される。
【発明の効果】
【0007】
画像形成装置のハード構成の異常時にもログ保存できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図
ログ一時記憶部を作成する制御の概略図
エンジン制御部、画像処理制御部、ネットワーク制御部のハードウェア構成図
実施形態の画像形成装置が実行するログ保存処理のシーケンス図
エンジン制御部の異常発生時のログ保存処理のシーケンス図
画像処理制御部の異常発生時のログ保存処理のシーケンス図
通信線の異常発生時のログ保存処理のシーケンス図
ログ保存先の異常発生時のログ保存処理のシーケンス図
画像形成装置の電源ON時または省エネモードからの復帰時のログ保存処理のシーケンス図
図9の起動処理中におけるハード異常発生時のログ保存処理のシーケンス図
画像形成装置の全体構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0010】
図1を参照して実施形態に係る画像形成装置1の構成を説明する。図1は、実施形態に係る画像形成装置1の機能ブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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