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公開番号
2025000063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-06
出願番号
2023099708
出願日
2023-06-18
発明の名称
RFタグ読取装置
出願人
個人
代理人
主分類
G06K
7/10 20060101AFI20241223BHJP(計算;計数)
要約
【課題】収容部100の上部に開口110を有し、開口110が開いた状態で収容部100の内部にあるRFタグ301から情報を読み取るRFタグ読取装置1において、収容部100の側面にRFタグ301と交信するためのアンテナを設置する。
【解決手段】底面部120と正面部121と背面部123は電波遮蔽層を含む。右側面部124は電波吸収層を含む。左側面部122の下部1221の内面に側面アンテナが設置されている。背面部123の上端と右側面部124の上端は側面アンテナの上縁より高い。右側面部124の他端は正面部121よりも正面側に所定の長さ張り出している。これらにより、側面アンテナから放射されて開口110から収容部100の外部に漏れる電波の強度が低下し、収容部100の内部にあるRFタグ301の情報を取得することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パッシブ型のRFタグが取り付けられた物品を出し入れ可能な開口を上部に有する収容部を備え、当該開口が開いた状態で当該収容部の内部に収容されている物品に取り付けられたRFタグから情報を読み取るRFタグ読取装置であって、
前記収容部が、
電波吸収層および/または電波反射層を含む底面部と、
電波吸収層および/または電波反射層を含む正面部と、
前記正面部に対向する背面部であって、電波吸収層および/または電波反射層を含んでおり、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記側面アンテナの上縁より上端が高い当該背面部と、
前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する側面アンテナと、
前記正面部の一端と前記背面部の一端とにそれぞれ一端と他端とが固着されている第1の側面部であって、前記側面アンテナが内面に設置されている当該第1の側面部と、
前記第1の側面部に対向しており、一端が前記背面部の他端に固着されており、他端が前記正面部よりも正面側に所定の長さ張り出しており、当該一端と当該他端との間に前記正面部の他端が固着されている第2の側面部であって、電波吸収層を含んでおり、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記側面アンテナの上縁より上端が高い当該第2の側面部と、
を備え、
前記背面部の上端と前記第2の側面部の上端が前記側面アンテナの上縁より高いこと、および前記第2の側面部の他端が前記正面部よりも正面側に所定の長さ張り出していることにより、前記側面アンテナから放射されて前記開口から前記収容部の外部に漏れる電波の強度が低下することによって、前記収容部の内部にあるRFタグの情報を取得することが可能となる、
RFタグ読取装置。
続きを表示(約 3,100 文字)
【請求項2】
前記底面部の上面に、前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する底面アンテナが設置されており、
前記第1の側面部が、電波吸収層および/または電波反射層を含む、
請求項1に記載のRFタグ読取装置。
【請求項3】
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に位置する第1の収容制限部であって、前記側面アンテナから放射された電波が上下左右に広がりながら伝搬する前記第1の側面部と当該第1の収容制限部の間の空間と、前記物品を収容可能な収容空間である当該第1の収容制限部と前記第2の側面部の間の空間とに当該収容部の内部を分ける当該第1の収容制限部と、
前記底面部の上方に位置する第2の収容制限部であって、前記底面アンテナから放射された電波が広がりながら伝搬する前記底面部と当該第2の収容制限部の間の空間と、前記収容空間である当該第2の収容制限部の上の空間とに当該収容部の内部を分ける当該第2の収容制限部と、
を備える、
請求項2に記載のRFタグ読取装置。
【請求項4】
パッシブ型のRFタグが取り付けられた物品を出し入れ可能な開口を上部に有する収容部を備え、当該開口が開いた状態で当該収容部の内部に収容されている物品に取り付けられたRFタグから情報を読み取るRFタグ読取装置であって、
電波吸収層および/または電波反射層を含む底面部と、
前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する正面アンテナと、
電波吸収層および/または電波反射層を含み、前記正面アンテナが内面に設置されている正面部と、
前記正面部に対向する背面部であって、電波吸収層を含み、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記正面アンテナの上縁より上端が高い当該背面部と、
前記正面部と前記背面部との間に位置する第3の収容制限部であって、前記正面アンテナから放射された電波が上下左右に広がりながら伝搬する前記正面部と当該第3の収容制限部の間の空間と、前記物品を収容可能な収容空間である当該第3の収容制限部と前記背面部の間の空間とに当該収容部の内部を分ける当該第3の収容制限部と、
前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する側面アンテナと、
前記正面部の一端と前記背面部の一端とにそれぞれ一端と他端とが固着されている第1の側面部であって、電波吸収層および/または電波反射層を含み、前記側面アンテナが内面に設置されている当該第1の側面部と、
前記第1の側面部に対向しており、一端が前記背面部の他端に固着されており、他端が前記正面部よりも正面側に所定の長さ張り出しており、当該一端と当該他端との間に前記正面部の他端が固着されている第2の側面部であって、電波吸収層を含んでおり、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記側面アンテナの上縁より上端が高い当該第2の側面部と、
を備え、
前記背面部の上端と前記第1の側面部の上端と前記第2の側面部の上端とが前記正面アンテナの上縁より高いことにより、前記正面アンテナから放射されて前記開口から前記収容部の外部に漏れる電波の強度が低下することによって、前記収容部の内部にあるRFタグの情報を取得することが可能となり、
前記背面部の上端と前記第2の側面部の上端が前記側面アンテナの上縁より高いこと、前記第2の側面部の他端が前記正面部よりも正面側に所定の長さ張り出していること、および前記側面アンテナから放射された電波が前記正面部と前記第3の収容制限部の間の空間を伝搬する間に減衰することにより、前記側面アンテナから放射されて前記開口から前記収容部の外部に漏れる電波の強度が低下することによって、前記収容部の内部にあるRFタグの情報を取得することが可能となる、
RFタグ読取装置。
【請求項5】
パッシブ型のRFタグが取り付けられた物品を出し入れ可能な開口を上部に有する収容部を備え、当該開口が開いた状態で当該収容部の内部に収容されている物品に取り付けられたRFタグから情報を読み取るRFタグ読取装置であって、
電波吸収層および/または電波反射層を含む底面部と、
前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する正面アンテナと、
電波吸収層および/または電波反射層を含み、前記正面アンテナが内面に設置されている正面部と、
前記正面部に対向する背面部であって、電波吸収層を含み、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記正面アンテナの上縁より上端が高い当該背面部と、
前記正面部と前記背面部との間に位置する第3の収容制限部であって、前記正面アンテナから放射された電波が上下左右に広がりながら伝搬する前記正面部と当該第3の収容制限部の間の空間と、前記物品を収容可能な収容空間である当該第3の収容制限部と前記背面部の間の空間とに当該収容部の内部を分ける当該第3の収容制限部と、
前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する側面アンテナと、
前記正面部の一端と前記背面部の一端とにそれぞれ一端と他端とが固着されている第1の側面部であって、電波吸収層および/または電波反射層を含み、前記側面アンテナが内面に設置されている当該第1の側面部と、
前記第1の側面部に対向しており、前記背面部の他端と前記正面部の他端とにそれぞれ一端と他端とが固着されている第2の側面部であって、電波吸収層を含み、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記側面アンテナの上縁より上端が高い当該第2の側面部と、
を備え、
前記背面部の上端と前記第1の側面部の上端と前記第2の側面部の上端とが前記正面アンテナの上縁より高いことにより、前記正面アンテナから放射されて前記開口から前記収容部の外部に漏れる電波の強度が低下することによって、前記収容部の内部にあるRFタグの情報を取得することが可能となり、
前記背面部の上端と前記第2の側面部の上端が前記側面アンテナの上縁より高いこと、および前記側面アンテナから放射された電波が前記正面部と前記第3の収容制限部の間の空間を伝搬する間に減衰することにより、前記側面アンテナから放射されて前記開口から前記収容部の外部に漏れる電波の強度が低下することによって、前記収容部の内部にあるRFタグの情報を取得することが可能となる、
RFタグ読取装置。
【請求項6】
前記第1の側面部と前記第2の側面部との間に位置する第1の収容制限部であって、前記側面アンテナから放射された電波が上下左右に広がりながら伝搬する前記第1の側面部と当該第1の収容制限部の間の空間と、前記収容空間である当該第1の収容制限部と前記第2の側面部の間の空間とに当該収容部の内部を分ける当該第1の収容制限部を備える請求項4または5に記載のRFタグ読取装置。
【請求項7】
前記開口が、前記物品が入った買物カゴを出し入れ可能であり、
前記収容空間が、前記買物カゴの一部または全部を収容可能である、
請求項3ないし5のいずれか1項に記載のRFタグ読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パッシブ型のRF(Radio Frequency)タグから情報を読み取るRFタグ読取装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、物品に付されたRFタグから情報を読み取る据置式の読取装置が記載されている。この読取装置は、アンテナとシールド部を備える。アンテナは、シールド部の内部に収容されており、RFタグと交信するための電波を放射する。シールド部は、物品を囲み、その物品よりも広い開口が上向きに形成されている。そして、この読取装置は、シールド部が上向きに開口した状態で、RFタグから情報を読み取る。
特許文献1に記載の読取装置において、アンテナから放射される電波は読取装置の外部では上方にのみ放射される。シールド部によって電波は読取装置の周囲に広がることが抑制され、他の機器に対する電波の影響を低減させることができる。また、シールド部によって読取装置の周囲にある他の機器からの電波が読取装置の内部に進入することも抑制され、電波の干渉に起因する読取精度の低下を低減させることができる。
【0003】
しかし、電波には反射と回折という性質がある。特許文献1に記載の読取装置は、天井における電波の反射や開口の周縁における電波の回折によって、アンテナとRFタグの交信範囲が読取装置の周囲にまで広がる。このため、この読取装置は、その周囲にあるRFタグの情報を誤読してしまうおそれがある。
また、アンテナに対するRFタグの向きによってはRFタグが受信する電波の強度が弱まる。更に、シールド内に複数のRFタグが存在する場合にそれら相互の位置関係によってはRFタグが受信する電波の強度が弱まる現象も知られている。
【0004】
従って、特許文献1に記載の読取装置は、アンテナから放射される電波を強めると、天井で反射した電波や開口の周縁で回折した電波等によってシールド外のRFタグが動作し、シールド外のRFタグから情報を読み出すおそれがある。一方、アンテナから放射される電波を弱めると、シールド内のRFタグから情報を読み落とすおそれがある。
【0005】
これらの点に鑑みて本願発明の発明者は、特許文献2に記載の発明について特許を取得した。
特許文献2に記載のRFタグ読取装置は、特許文献1に記載の読取装置と同様に、収容部(特許文献1に記載の読取装置におけるシールド部に相当)の上部に開口を有する。そして、底部アンテナを収容部の底部に備え、側部アンテナを収容部における正面側の側板に備える。底部アンテナと側部アンテナは、それぞれRFタグと交信するための電波を放射する。収容部の内部(側部と底部)は電波吸収層で覆われている。正面側の側板を除く側板は、側部アンテナから放射されて開口から収容部外部の背面側に漏れる電波の強度が十分に小さくなる高さである。
そして、このRFタグ読取装置は、正面側の側板の上端が他の側板の上端より低い。このため、正面側から物品や買物カゴを容易に出し入れすることができる。
【0006】
特許文献2に記載のRFタグ読取装置では、底部アンテナから放射されて天井で反射した電波や開口の周縁で回折した電波がRFタグ読取装置の周囲にあるRFタグに到達するときにはその電波は減衰している。また、側部アンテナから放射されて開口から収容部外部の背面側に漏れる電波は弱い。
このRFタグ読取装置は、例えば、底面に設置された底部アンテナから放射された電波を受信したRFタグから送信される応答電波から取得されたRSSI(Received Signal Strength Indicator,受信電波強度インジケーター)または応答電波の強度が小さく、かつ正面側に設置された側部アンテナから放射された電波を受信したRFタグから送信された応答電波から取得されたRSSIまたは応答電波の強度が小さい場合に、そのRFタグは収容部の外部にあると判別する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-190255号公報
特許第7280583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2に記載のRFタグ読取装置における収容部は、正面側の側板の上端が他の側板の上端より低い。このため、このRFタグ読取装置は、収容部の右側面と左側面にRFタグと交信するためのアンテナを設置すると、正面側の側板を超えて開口から収容部の外部に強い電波が漏れ、収容部の外部にあるRFタグから情報を誤って読み出すおそれがある。このため、このRFタグ読取装置は、収容部の右側面と左側面にアンテナを設置することができない。
【0009】
本発明の目的は、収容部の上部に開口を有し、開口が開いた状態で収容部の内部にあるパッシブ型のRFタグから情報を読み取るRFタグ読取装置であって、収容部の側面にRFタグと交信するためのアンテナを設置することができるRFタグ読取装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明のRFタグ読取装置は、
パッシブ型のRFタグが取り付けられた物品を出し入れ可能な開口を上部に有する収容部を備え、当該開口が開いた状態で当該収容部の内部に収容されている物品に取り付けられたRFタグから情報を読み取るRFタグ読取装置であって、
前記収容部が、
電波吸収層および/または電波反射層を含む底面部と、
電波吸収層および/または電波反射層を含む正面部と、
前記正面部に対向する背面部であって、電波吸収層および/または電波反射層を含んでおり、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記側面アンテナの上縁より上端が高い当該背面部と、
前記RFタグと交信するための電波を放射するとともに前記RFタグから送信される応答電波を受信する側面アンテナと、
前記正面部の一端と前記背面部の一端とにそれぞれ一端と他端とが固着されている第1の側面部であって、前記側面アンテナが内面に設置されている当該第1の側面部と、
前記第1の側面部に対向しており、一端が前記背面部の他端に固着されており、他端が前記正面部よりも正面側に所定の長さ張り出しており、当該一端と当該他端との間に前記正面部の他端が固着されている第2の側面部であって、電波吸収層を含んでおり、アンテナが設置されておらず、前記正面部の上端および前記側面アンテナの上縁より上端が高い当該第2の側面部と、
を備え、
前記背面部の上端と前記第2の側面部の上端が前記側面アンテナの上縁より高いこと、および前記第2の側面部の他端が前記正面部よりも正面側に所定の長さ張り出していることにより、前記側面アンテナから放射されて前記開口から前記収容部の外部に漏れる電波の強度が低下することによって、前記収容部の内部にあるRFタグの情報を取得することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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