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公開番号
2024178588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-25
出願番号
2023096839
出願日
2023-06-13
発明の名称
画像処理装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20241218BHJP(計算;計数)
要約
【課題】領域同士のペアが成立しないペア漏れを低減する画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、第1図面データを第1図面データの一頁分の画像を表す第1領域から複数の第1部分領域に分割し、第2図面データを第2図面データの一頁分の画像を表す第2領域から複数の第2部分領域に分割し、第1部分領域が有する第1特徴点の第1特徴量と第2部分領域が有する第2特徴点の第2特徴量を抽出し、第1特徴点及び第2特徴点並びに機械学習を用いた特徴点マッチング手法により、第1特徴量と第2特徴量を比較し、比較結果により第1部分領域と第2部分領域のペアの成否を識別し、ペア成立の場合、第1部分領域と第2部分領域の差分を検出し、ペア不成立、かつ、ペア不成立の第1部分領域の第1特徴量と第2部分領域の第2特徴量の割合が閾値以上の場合、ペア不成立の第1部分領域への第2部分領域の移動操作を許容する、処理を実行する制御部を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1図面データを前記第1図面データの一頁分の画像を表す第1領域から複数の第1部分領域に分割し、第2図面データを前記第2図面データの一頁分の画像を表す第2領域から複数の第2部分領域に分割する処理と、
前記複数の第1部分領域それぞれが有する第1特徴点の第1特徴量と前記複数の第2部分領域それぞれが有する第2特徴点の第2特徴量を抽出する処理と、
前記第1特徴点と、前記第2特徴点と、機械学習を用いた所定の特徴点マッチング手法とに基づいて、前記第1特徴量と前記第2特徴量とをそれぞれ比較する処理と、
前記第1特徴量と前記第2特徴量との比較結果に基づいて、前記第1部分領域と前記第2部分領域のペアが成立するか否かを識別する処理と、
前記ペアが成立する場合、前記第1部分領域と前記第2部分領域との差分を検出する処理と、
前記ペアが成立せず、かつ、前記ペアが成立しない前記第1部分領域の前記第1特徴量と前記第2部分領域の前記第2特徴量との割合が閾値割合以上である場合、前記ペアが成立しない前記第1部分領域への前記第2部分領域の移動操作を許容する処理と、
を実行する制御部を有する画像処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
差分検出対象の2つの図面データの各頁の画像間の類似度をそれぞれ算出し、類似度に基づいて差分検出を行う頁の組を特定し、頁の組が特定された2つの図面データの差分検出を行う技術が知られている。また、1つの頁内で差分検出を行いたい領域が指定された場合に、指定された領域毎に領域同士の差分検出を行う技術も知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-045564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、領域同士の差分検出を行う場合、各領域が有する複数の成分同士の類似度を用いて差分検出を行う場合がある。複数の成分は、例えば画素値の平均や画素値のヒストグラムなどである。
【0005】
しかしながら、例えば領域同士の位置が大きく離れている場合、一方の領域に対する他方の領域が差分検出対象として検出されない可能性がある。この場合、領域同士のペアが成立しないペア漏れが発生する。ペア漏れが発生すると、領域同士の差分検出を行うことができないおそれがある。
【0006】
そこで、本発明では、領域同士のペアが成立しないペア漏れを低減する画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像処理装置は、第1図面データを前記第1図面データの一頁分の画像を表す第1領域から複数の第1部分領域に分割し、第2図面データを前記第2図面データの一頁分の画像を表す第2領域から複数の第2部分領域に分割する処理と、前記複数の第1部分領域それぞれが有する第1特徴点の第1特徴量と前記複数の第2部分領域それぞれが有する第2特徴点の第2特徴量を抽出する処理と、前記第1特徴点と、前記第2特徴点と、機械学習を用いた所定の特徴点マッチング手法とに基づいて、前記第1特徴量と前記第2特徴量とをそれぞれ比較する処理と、前記第1特徴量と前記第2特徴量との比較結果に基づいて、前記第1部分領域と前記第2部分領域のペアが成立するか否かを識別する処理と、前記ペアが成立する場合、前記第1部分領域と前記第2部分領域との差分を検出する処理と、前記ペアが成立せず、かつ、前記ペアが成立しない前記第1部分領域の前記第1特徴量と前記第2部分領域の前記第2特徴量との割合が閾値割合以上である場合、前記ペアが成立しない前記第1部分領域への前記第2部分領域の移動操作を許容する処理と、を実行する制御部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、領域同士のペアが成立しないペア漏れを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像処理装置の機能構成の一例である。
制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
(a)は第1媒体データの一例である。(b)は第2媒体データの一例である。(c)は移動操作の一例である。(d)は位置ずれの一例である。(e)は位置合わせの一例である。(f)は差異画像の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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