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公開番号2025163896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067515
出願日2024-04-18
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60W 20/15 20160101AFI20251023BHJP(車両一般)
要約【課題】要求動力が上昇して内燃機関の始動が要求されたときに車両に付加される動力の上昇が要求動力の上昇に対して遅れることを抑制できる車両制御装置を提供する。
【解決手段】車両制御装置10は、要求動力が上昇して機関始動判定閾値に達した場合、内燃機関20を始動させずにモータジェネレータ32から出力される動力により内燃機関を回転させた後、所定遅延時間が経過した時点で内燃機関を始動させる機関始動制御を実行する。車両制御装置は、車両100の走行中、内燃機関の温度と内燃機関の回転速度の目標値との少なくとも一方に基づいて所定遅延時間を設定し、設定した所定遅延時間だけ早く要求動力が機関始動判定閾値に達するように機関始動判定閾値を小さい値に設定する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関及びモータジェネレータを備え、これら内燃機関及びモータジェネレータから出力される動力により走行される車両に適用される車両制御装置であって、
要求動力が機関始動判定閾値よりも小さい場合、前記内燃機関の運転を停止させて前記モータジェネレータから出力される動力のみにより前記車両を走行させ、前記要求動力が前記機関始動判定閾値以上である場合、前記内燃機関及び前記モータジェネレータから出力される動力により前記車両を走行させるように構成されており、
前記要求動力が上昇して前記機関始動判定閾値に達した場合、前記内燃機関を始動させずに前記モータジェネレータから出力される動力により前記内燃機関を回転させた後、所定遅延時間が経過した時点で前記内燃機関を始動させる機関始動制御を実行するように構成された車両制御装置において、
前記車両の走行中、前記内燃機関の温度と前記内燃機関の回転速度の目標値との少なくとも一方に基づいて前記所定遅延時間を設定し、
前記設定した所定遅延時間だけ早く前記要求動力が前記機関始動判定閾値に達するように当該機関始動判定閾値を小さい値に設定する、
ように構成されている車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両の内燃機関を始動する場合、内燃機関を始動させずにスタータモータにより内燃機関を回転させることにより、内燃機関の運転が停止されている間に燃料噴射弁から漏れ出た燃料を処理してから、内燃機関を始動させるようにした車両制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-88672号公報
【発明の概要】
【0004】
ハイブリッド車両と呼ばれる車両においては、当該車両の走行中に要求動力が上昇して内燃機関の始動が要求されることがある。このとき、上述した従来の車両制御装置のように、スタータモータ等により内燃機関を回転させた後に内燃機関を始動させると、車両に付加される動力の上昇が要求動力の上昇に対して遅れてしまう。
【0005】
本発明の目的は、要求動力が上昇して内燃機関の始動が要求されたときに車両に付加される動力の上昇が要求動力の上昇に対して遅れることを抑制できる車両制御装置を提供することにある。
【0006】
本発明に係る車両制御装置は、内燃機関及びモータジェネレータを備え、これら内燃機関及びモータジェネレータから出力される動力により走行される車両に適用される。本発明に係る車両制御装置は、要求動力が機関始動判定閾値よりも小さい場合、前記内燃機関の運転を停止させて前記モータジェネレータから出力される動力のみにより前記車両を走行させ、前記要求動力が前記機関始動判定閾値以上である場合、前記内燃機関及び前記モータジェネレータから出力される動力により前記車両を走行させるように構成されている。更に、本発明に係る車両制御装置は、前記要求動力が上昇して前記機関始動判定閾値に達した場合、前記内燃機関を始動させずに前記モータジェネレータから出力される動力により前記内燃機関を回転させた後、所定遅延時間が経過した時点で前記内燃機関を始動させる機関始動制御を実行するように構成されている。そして、本発明に係る車両制御装置は、前記車両の走行中、前記内燃機関の温度と前記内燃機関の回転速度の目標値との少なくとも一方に基づいて前記所定遅延時間を設定し、前記設定した所定遅延時間だけ早く前記要求動力が前記機関始動判定閾値に達するように当該機関始動判定閾値を小さい値に設定するように構成されている。
【0007】
本発明に係る車両制御装置によれば、通常、要求動力が機関始動判定閾値に到達する前に機関始動制御が開始される。このため、要求動力が上昇して内燃機関の始動が要求されたときに車両に付加される動力の上昇が要求動力の上昇に対して遅れることを抑制することができる。
【0008】
本発明の構成要素は、図面を参照しつつ後述する本発明の実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る車両制御装置を示した図である。
図2は、本発明の実施形態に係る車両制御装置が実行するルーチンを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る車両制御装置について説明する。図1に、本発明の実施形態に係る車両制御装置10が示されている。車両制御装置10は、車両100に搭載される。図1に示したように、車両制御装置10は、制御装置としてのECU(電子制御装置)90を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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