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公開番号2025157960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-16
出願番号2024060343
出願日2024-04-03
発明の名称モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類H02K 7/04 20060101AFI20251008BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ロータのバランス調整を追加の部品なく効率的に実施できる技術を提供する。
【解決手段】モータ2は、一方の端部にフランジ12を有し他方の端部にナット16が締結可能なロータシャフト8と、ロータシャフト8にフランジ12とナット16とによって取り付けられたロータ4と、を備え、フランジ12及びナット16の少なくとも一方の外周縁部には、ロータシャフト8の軸方向に沿って所定長さで延在するとともにロータシャフト8の径方向外側に張り出すバランス調整用の被加工部位13、19とバランス調整孔13a、19aとを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
モータであって、
一方の端部にフランジを有し他方の端部にナットが締結可能なロータシャフトと、
前記ロータシャフトに前記フランジと前記ナットとによって取り付けられたロータと、
を備え、
前記フランジ及び前記ナットの少なくとも一方の外周縁部には、前記ロータシャフトの軸方向に沿って所定長さで延在するとともに前記ロータシャフトの径方向外側に張り出すバランス調整用の被加工部位とバランス調整孔とを有している、モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書が開示する技術は、モータに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
モータは、ロータとステータとを備える。ロータはロータシャフトを中心に回転する。ロータシャフトの軸方向に沿うロータの長さ方向でバランスを取るために、ロータの軸方向端部でロータシャフトに取り付けたエンドリングやバランス修正板などを切削したり穴開け加工したりすることで、バランス調整している（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１１８３０８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、バランス調整のためのエンドプレートの切削等の衝撃や振動のほか締結操作によって、ロータとシャフトの接触状態が変化することがあり、バランス調整工程を繰り返し行う必要が生じる場合もあった。
【０００５】
本明細書は、ロータのバランス調整を追加の部品なく効率的に実施できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書が開示する技術は、モータに具現化される。このモータは、一方の端部にフランジを有し他方の端部にナットが締結可能なロータシャフトと、前記ロータシャフトに前記フランジと前記ナットとによって取り付けられたロータと、を備える。前記フランジ及び前記ナットの少なくとも一方の外周縁部には、前記ロータシャフトの軸方向に沿って所定長さで延在するとともに前記ロータシャフトの径方向外側に張り出すバランス調整用の被加工部位とバランス調整孔とを有している。
【０００７】
このモータは、前記フランジと前記ナットの少なくとも一方の被加工部位とバランス調整孔とを有する。バランス調整孔によって、前記ロータのバランスを修正ないし調整できる。このため、前記ロータは、前記ロータシャフトに前記ロータを取り付けるのに必要な部品の他にバランス修正のための追加の部品を要しない。
【０００８】
また、このモータのロータシャフトには、バランス調整用の追加の部品が取付けられないため、モータ全体の軸長がこれらの部品によって長くなることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
ロータ及びロータシャフトにおけるバランス調整用の被加工部位とバランス調整用孔とを示す断面図である。
被加工部位に形成するバランス調整孔用を拡大して示す断面図である。
バランス調整用孔の他の態様を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示のモータの実施形態について、適宜図面を参照して説明する。なお、本明細書において、単に「軸方向」というとき、ロータシャフトの軸方向を意味し、単に「径方向」というとき、ロータシャフトの半径方向を意味する。
（【００１１】以降は省略されています）

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