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公開番号2025164350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068253
出願日2024-04-19
発明の名称車両用シート
出願人トヨタ自動車株式会社,トヨタ車体株式会社,レカロ株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60N 2/04 20060101AFI20251023BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用シートのリフター調整範囲を拡大する。
【解決手段】車両用シート10は、シート本体12と、シート本体12の側部外方に設けられたサイドブラケット20を備える。サイドブラケット20は、上ブラケット40と下ブラケット30を含む。上ブラケット40は、シート本体12の外側面13に締結されると共に、下ブラケット30に締結されている。下ブラケット30は、車両フロアに直接または間接的に締結されている。下ブラケット30と上ブラケット40は、シート本体12の前後方向に離間した前方締結部50と後方締結部60で締結されている。前方締結部50と後方締結部60はそれぞれ、下ブラケット30に対する上ブラケット40の上下方向または前後上下方向の位置を変更してそれらを互いに締結することを可能にする調整部52,62を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートであって、
シート本体と、
前記シート本体の側部外方に設けられたサイドブラケットと、を備え、
前記サイドブラケットは、上ブラケットと下ブラケットを含み、
前記上ブラケットは、前記シート本体の外側面に締結されると共に、前記下ブラケットに締結されており、
前記下ブラケットは、車両フロアに直接または間接的に締結されており、
前記下ブラケットと前記上ブラケットは、前記シート本体の前後方向に離間した前方締結部と後方締結部で締結されており、
前記前方締結部と前記後方締結部はそれぞれ、前記下ブラケットに対する前記上ブラケットの上下方向または前後上下方向の位置を変更してそれらを互いに締結することを可能にする調整部を含む、
車両用シート。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用シートであって、
前記サイドブラケットの前記上ブラケットに、シートベルトのバックルが締結されている、
車両用シート。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車両用シートであって、
前記前方締結部の前記調整部と前記後方締結部の前記調整部は、それぞれ、
前記下ブラケットと前記上ブラケットの少なくとも一方に設けられた、前記下ブラケットに対する前記上ブラケットの位置に応じて選択的に締結ボルトが挿通される複数のボルト挿通孔を含む、
車両用シート。
【請求項4】
請求項1または2に記載の車両用シートであって、
前記前方締結部の前記調整部は、前記下ブラケットに設けられた、前記下ブラケットに対する前記上ブラケットの前後上下方向の位置に応じて選択的に締結ボルトが挿通される複数のボルト挿通孔を含み、
前記後方締結部の前記調整部は、前記下ブラケットと前記上ブラケットのそれぞれに設けられた、前記下ブラケットに対する前記上ブラケットの前後上下方向の位置に応じて選択的に締結ボルトが挿通される複数のボルト挿通孔を含む、
車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特に車両用シートのリフター調整構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、シートが搭載されている。車両用シートとしては、乗員が着座するシートクッションと乗員の背もたれとしてのシートバックとが一体形成された、フルバケットシート(以下、バケットシートと言う)が知られている。
【0003】
バケットシートは、シート本体と、シート本体の左右両側の外方に設けられたサイドブラケットを備える。シート本体は、サイドブラケットを介して車両フロアに固定されている。特許文献1には、車両フロアに対するバケットシートの固定構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-10389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図6(A)は、従来技術のバケットシート110の一例を示す側面図である。バケットシート110は、シート本体112と、シート本体112の側部外方に設けられて、シートレール(不図示)を介して車両フロアに締結されたサイドブラケット120を備える。車両フロアに対するシート本体112の上下方向の位置を調整するために、サイドブラケット120の前部には、上下方向に延びる長孔156が設けられている。また、サイドブラケット120の後部には、上下方向に並ぶ複数のボルト挿通孔166が設けられている。
【0006】
サイドブラケット120の前部において、締結ボルト154が、長孔156の中に挿通されて、シート本体112の側面113に設けられた雌ねじに締結される。サイドブラケット120の後部において、締結ボルト164が、複数のボルト挿通孔166のいずれかに挿通されて、シート本体112の側面113に設けられた雌ねじに締結される。締結ボルト154の長孔156の中の位置、および、締結ボルト164を挿通させるボルト挿通孔166に応じて、サイドブラケット120(すなわち車両フロア)に対するシート本体112の上下方向の位置を変更することができる。
【0007】
ここで、シート本体112の上下方向の調整範囲を大きくすると共にシート本体112の前後方向の調整を可能にすることを考える。この場合、図6(B)に示すように、サイドブラケット120の前部に、前方かつ上方に張り出す拡張部181を設け、そこに長孔またはボルト挿通孔をさらに設ける必要がある。また、サイドブラケット120の後部にも、前方かつ上方に張り出す拡張部182を設け、そこに長孔またはボルト挿通孔をさらに設ける必要がある。
【0008】
しかし、例えばシート本体112のシートクッションの側部縁114が外方に突出していることがあるため、図6(B)の矢印N1に示すように、サイドブラケット120に対してシート本体112を低い位置で締結しようとすると、その側部縁114と拡張部181が干渉することになる。また、サイドブラケット120の後部には、シートベルトのインナバックル119が締結されている。サイドブラケット120の後部に拡張部182があると、矢印N2に示すように、拡張部182が、シートベルトのタングをインナバックル119に差し込むことを邪魔する問題がある。そのため、実際には、サイドブラケット120の前部と後部に、拡張部181,182を設けることができないか、或いは、設けることが難しい。
【0009】
なお、ここでは、シート本体112の前後上下方向の調整範囲の拡大について述べたが、図6(A)において、シート本体112の上下方向のみの調整範囲を拡大する場合にも、上記と同じ問題が生じるため、サイドブラケット120の前部と後部に、上方に張り出す拡張部を設けることができないか、或いは、設けることが難しい。
【0010】
そこで、車両フロアに対するシート本体の上下方向の位置調整、または、前後上下方向の位置調整において、調整範囲を拡大できる構造が望まれている。以下では、車両フロアに対するシート本体の上下方向の位置調整、または、前後上下方向の位置調整を、リフター調整と言う。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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