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公開番号
2025160743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-23
出願番号
2024063505
出願日
2024-04-10
発明の名称
駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02P
27/08 20060101AFI20251016BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】PWM制御を実施できるモータの回転数領域を確保することによって高調波重畳制御を実行可能な運転領域を確保可能な駆動装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る駆動装置は、直流電源と、直流電源の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、昇圧コンバータによって昇圧された直流電源の電圧を交流電圧に変換するインバータと、インバータによって変換された交流電圧を用いて車両を駆動するモータと、モータのトルク指令と回転数に応じて昇圧コンバータを制御する制御装置と、を備え、制御装置は、高調波重畳制御の実行及び停止の切替時に昇圧コンバータを制御することによって直流電源の電圧を昇圧し、モータの回転数及び回転数の変化率に基づいて最大値と通常値との間で昇圧値を選択する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
直流電源と、
前記直流電源の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、
前記昇圧コンバータによって昇圧された前記直流電源の電圧を交流電圧に変換するインバータと、
前記インバータによって変換された交流電圧を用いて車両を駆動するモータと、
前記モータのトルク指令と回転数に応じて前記昇圧コンバータを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、高調波重畳制御の実行及び停止の切替時に前記昇圧コンバータを制御することによって前記直流電源の電圧を昇圧し、前記モータの回転数及び当該回転数の変化率に基づいて最大値と通常値との間で昇圧値を選択する、
駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、指令信号に高調波を重畳させる高調波重畳制御を実行可能なモータの制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-195390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高調波重畳制御を実行するためには、PWM制御でキャリア周波数を高くする必要がある。このため、モータが高トルク状態や高回転状態となることによって電圧利用率が増加してPWM制御を実施できない場合、高調波重畳制御の実行を禁止する必要がある。しかしながら、モータの回転数が急増するシーンでは、モータの回転数の検出値と実際値との乖離によってモータの回転数が所定回転数を超えたとの判定が遅れ、高調波重畳制御の実行禁止が遅れる場合がある。このため、PWM制御を実施できるモータの回転数領域を確保することによって高調波重畳制御を実行可能な領域を確保可能な技術の提供が期待されていた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、PWM制御を実施できるモータの回転数領域を確保することによって高調波重畳制御を実行可能な運転領域を確保可能な駆動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る駆動装置は、直流電源と、前記直流電源の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータによって昇圧された前記直流電源の電圧を交流電圧に変換するインバータと、前記インバータによって変換された交流電圧を用いて車両を駆動するモータと、前記モータのトルク指令と回転数に応じて前記昇圧コンバータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、高調波重畳制御の実行及び停止の切替時に前記昇圧コンバータを制御することによって前記直流電源の電圧を昇圧し、前記モータの回転数及び当該回転数の変化率に基づいて最大値と通常値との間で昇圧値を選択する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る駆動装置によれば、PWM制御を実施できるモータの回転数領域を確保することによって高調波重畳制御を実行可能な領域を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態である車両の構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の一実施形態である昇圧電圧指令算出ルーチンの流れを示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施形態であるインバータ制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。
図4は、本発明の一実施形態である昇圧電圧指令算出ルーチンの変形例の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である車両の構成について説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態である車両の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である車両1は、駆動装置として、直流電源11と、直流電源11の電圧を昇圧する昇圧コンバータ12と、昇圧コンバータ12によって昇圧された直流電源11の電圧を交流電圧に変換するインバータ13と、インバータ13によって変換された交流電圧を用いて車両1を駆動するモータ14と、モータ14のトルク指令と回転数に応じて昇圧コンバータ12を制御するECU15と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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