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公開番号2025160978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063762
出願日2024-04-11
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/367 20210101AFI20251017BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】収容ケースの剛性の低下を抑制しつつ、蓄電スタックから排出されたガスを収容ケース外に排気可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置10は、第1蓄電スタック21および第2蓄電スタック22と、電気機器70と、収容ケース30とを備え、収容ケース30には、収容ケース30内に排出されたガスを排気可能なケース側排気弁41,42が設けられており、第1蓄電スタック21および第2蓄電スタック22は、第1方向に間隔をあけて並んで配置されており、電気機器70は、第1蓄電スタック21と第2蓄電スタック22の間の隙間Gに配置されており、第1蓄電スタック21と第2蓄電スタック22の間の隙間Gには、第1蓄電スタック21から排出されたガス、あるいは第2蓄電スタック22から排出されたガスが流動可能な空間部Sが設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックと、
前記第1蓄電スタックおよび前記第2蓄電スタックを制御するための電気機器と、
前記第1蓄電スタック、前記第2蓄電スタック、および前記電気機器を収容する収容ケースとを備え、
前記収容ケースには、前記収容ケース内に排出されたガスを排気可能なケース側排気弁が設けられており、
前記第1蓄電スタックおよび前記第2蓄電スタックは、第1方向に間隔をあけて並んで配置されており、
前記電気機器は、前記第1蓄電スタックと前記第2蓄電スタックの間の隙間に配置されており、
前記第1蓄電スタックと前記第2蓄電スタックの間の前記隙間には、前記第1蓄電スタックから排出された前記ガス、あるいは前記第2蓄電スタックから排出された前記ガスが流動可能な空間部が設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記収容ケースは、底壁部および前記底壁部に接続された周壁部を有し、
前記ケース側排気弁は、前記周壁部のうち、前記第1蓄電スタックと前記第2蓄電スタックの間の前記隙間に面する部分に設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第1蓄電スタックは、前記第1方向と直交する第2方向に配列された複数の第1単位セルを含み、
前記第2蓄電スタックは、前記第2方向に配列された複数の第2単位セルを含み、
前記複数の第1単位セルの各々には、前記第2蓄電スタック側に向けて前記ガスを排出可能な第1排気弁が設けられており、
前記複数の第2単位セルの各々には、前記第1蓄電スタック側に向けて前記ガスを排出可能な第2排気弁が設けられている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記電気機器は、前記第1方向において、複数の前記第1排気弁および複数の前記第2排気弁と重ならない位置に配置されている、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記電気機器は、電池ECUとジャンクションボックスとを含み、
前記電池ECUは、前記隙間において、前記第1方向に直交する第2方向の中央部に配置されており、
前記ジャンクションボックスは、前記第2方向に前記電池ECUと並ぶように配置されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の蓄電装置として、特表2022-516519号公報(特許文献1)には、複数の蓄電スタックを収容する収容ケースの一部を中空部材で構成し、当該中空部材の中空部を蓄電スタックから排出されたガスが通る流路として用いた構造が開示されている。収容ケースの底壁部あるいは側壁部には、上記ガスを流路に導入するための多数の吸気孔が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-516519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されるように、収容ケースの底壁部あるいは側壁部等に多数の吸気孔を設ける場合には、収容ケースの剛性が低下することが懸念される。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、収容ケースの剛性の低下を抑制しつつ、蓄電スタックから排出されたガスを収容ケース外に排気可能な蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電装置は、第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックと、上記第1蓄電スタックおよび上記第2蓄電スタックを制御するための電気機器と、上記第1蓄電スタック、上記第2蓄電スタック、および上記電気機器を収容する収容ケースとを備える。上記収容ケースには、上記収容ケース内に排出されたガスを排気可能なケース側排気弁が設けられている。上記第1蓄電スタックおよび上記第2蓄電スタックは、第1方向に間隔をあけて並んで配置されている。上記電気機器は、上記第1蓄電スタックと上記第2蓄電スタックの間の隙間に配置されている。上記第1蓄電スタックと上記第2蓄電スタックの間の上記隙間には、上記第1蓄電スタックから排出された上記ガス、あるいは上記第2蓄電スタックから排出された上記ガスが流動可能な空間部が設けられている。
【0007】
上記構成によれば、第1蓄電スタックおよび/または第2蓄電スタックから排出されたガスを、電気機器が配置された当該第1蓄電スタックと当該第2蓄電スタックの間の隙間を介してケース側排気弁から外部に排出することができる。これにより、各蓄電スタックからのガスを排出経路に導入するための多数の穴部を収容ケースに設けなくてもよいため、収容ケースの剛性を良好に維持することができる。
【0008】
上記本開示に基づく蓄電装置にあっては、上記収容ケースは、底壁部および上記底壁部に接続された周壁部を有していてもよい。上記ケース側排気弁は、上記周壁部のうち、上記第1蓄電スタックと上記第2蓄電スタックの間の上記隙間に面する部分に設けられていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、第1蓄電スタックと第2蓄電スタックの間の隙間に設けられた空間部に排出されたガスを、収容ケース外に最短で排出することができる。これにより、第1蓄電スタックおよび第2蓄電スタックがガスで加温されること抑制できる。
【0010】
上記本開示に基づく蓄電装置にあっては、上記第1蓄電スタックは、上記第1方向と直交する第2方向に配列された複数の第1単位セルを含んでいてもよく、上記第2蓄電スタックは、上記第2方向に配列された複数の第2単位セルを含んでいてもよい。上記複数の第1単位セルの各々には、上記第2蓄電スタック側に向けて上記ガスを排出可能な第1排気弁が設けられていてもよい。上記複数の第2単位セルの各々には、上記第1蓄電スタック側に向けて上記ガスを排出可能な第2排気弁が設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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