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公開番号2024178763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097151
出願日2023-06-13
発明の名称画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 1/387 20060101AFI20241218BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像の任意の箇所に対して実行させる処理の指定のための作業負担を軽減すること。
【解決手段】画像処理装置は、画像の中から第1の図形及び第2の図形を検出し、前記第1の図形に対応する第1の領域及び前記第2の図形に対応する第2の領域を特定する検出部と、前記第2の領域から記号を抽出する抽出部と、前記第1の領域に対して前記記号に応じた処理を実行する処理実行部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像の中から第1の図形及び第2の図形を検出し、前記第1の図形に対応する第1の領域及び前記第2の図形に対応する第2の領域を特定する検出部と、
前記第2の領域から記号を抽出する抽出部と、
前記第1の領域に対して前記記号に応じた処理を実行する処理実行部と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記抽出部は、前記第1の領域から文字列を抽出し、
前記処理実行部は、前記第1の領域から抽出された文字列に対して前記第2の領域から抽出された記号に応じた処理を実行し、処理結果に基づく画像を前記第1の領域に合成する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記検出部は、前記画像の中から複数の前記第1の図形及び複数の前記第2の図形を検出して、複数の前記第1の領域及び複数の前記第2の領域を特定し、
前記処理実行部は、複数の前記第1の領域ごとに、当該第1の領域との位置関係に基づいて特定されるいずれかの前記第2の領域から抽出された記号に応じた処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第1の領域に対して前記記号に応じた処理が実行された画像から前記第1の図形及び前記第2の図形を消去する消去部、
を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記検出部は、更に、前記第1の図形に第3の図形が付与されているか否かを判定し、
前記処理実行部は、前記第3の図形が付与されている前記第1の図形に係る前記第1の領域に対しては前記記号に応じた処理を実行しない、
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項6】
画像の中から第1の図形及び第2の図形を検出し、前記第1の図形に対応する第1の領域及び前記第2の図形に対応する第2の領域を特定する検出手順と、
前記第2の領域から記号を抽出する抽出手順と、
前記第1の領域に対して前記記号に応じた処理を実行する処理実行手順と、
をコンピュータが実行することを特徴とする画像処理方法。
【請求項7】
画像の中から第1の図形及び第2の図形を検出し、前記第1の図形に対応する第1の領域及び前記第2の図形に対応する第2の領域を特定する検出手順と、
前記第2の領域から記号を抽出する抽出手順と、
前記第1の領域に対して前記記号に応じた処理を実行する処理実行手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像処理装置において、原稿に識別情報が付与された領域を検出し、検出した領域にOCR処理などの処理を行う機能が提供されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、使用者が所定の用紙に付加する識別情報と、画像処理装置に実行させる処理とを対応付けることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、識別情報と実行すべき処理との対応関係を画像処理装置に対して登録するための作業負担がユーザに対して要求される。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、画像の任意の箇所に対して実行させる処理の指定のための作業負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで上記課題を解決するため、画像処理装置は、画像の中から第1の図形及び第2の図形を検出し、前記第1の図形に対応する第1の領域及び前記第2の図形に対応する第2の領域を特定する検出部と、前記第2の領域から記号を抽出する抽出部と、前記第1の領域に対して前記記号に応じた処理を実行する処理実行部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
画像の任意の箇所に対して実行させる処理の指定のための作業負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態における画像処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。
第1の実施の形態における画像処理装置10の機能構成例を示す図である。
第1の実施の形態における原稿の一例を示す図である。
第1の実施の形態における画像処理装置10が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
処理マークmrの検出処理を説明するための図である。
指示マークmeの検出処理を説明するための図である。
処理領域と指示領域との対応付けを説明するための図である。
処理領域と指示領域との対応関係の判定結果の一例を示す図である。
第1の実施の形態において各処理領域に対して指示領域の文字列に応じて実行される処理内容を説明するための図である。
第1の実施の形態における各処理領域に対する処理の実行結果の一例を示す図である。
マーク消去の実行結果の一例を示す図である。
第2の実施の形態における原稿の一例を示す図である。
第2の実施の形態における画像処理装置10が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
取り消し線の検出処理を説明するための図である。
第2の実施の形態において各処理領域に対して指示領域の文字列に応じて実行される処理内容を説明するための図である。
第2の実施の形態における各処理領域に対する処理の実行結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施の形態における画像処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。図1において、画像処理装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。
【0010】
コントローラ11は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD114、及びNVRAM115等を有する。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶される。NVRAM115には、各種の設定情報等が記憶される。
(【0011】以降は省略されています)

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