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公開番号
2024177066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024060127
出願日
2024-04-03
発明の名称
画像形成システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20241212BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】異常と判定されるシートの枚数が増大することを抑制することができる画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成システムは、シートに画像を印刷する印刷装置100と、印刷装置100により画像が印刷されたシートの検品を検査精度が異なる複数の検査レベルで行うことができる検品装置150と、CPU131と、を備える。CPU131は、印刷装置100による画像品質の調整を行う。CPU131は、検査レベルに応じて調整を行う調整頻度を決定する。CPU131は、調整頻度に基づいて調整を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに画像を印刷する印刷手段と、
複数の検査レベルのうちから設定された検査レベルに基づき、シートに形成された画像の検査を行う検品手段と、
前記印刷手段の画像形成条件を調整する調整手段と、
第1検査レベルが設定された場合、前記調整手段に、前記印刷手段により第1枚数のシートに画像が形成されると前記画像形成条件の調整を行わせ、第2検査レベルが設定された場合、前記調整手段に、前記印刷手段により第2枚数のシートに画像が形成されると前記画像形成条件の調整を行わせる制御手段と、を備え、
前記第2検査レベルは、前記第1検査レベルより検査レベルが高く、前記第2枚数は、前記第1枚数より少ないことを特徴とする、
画像形成システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1検査レベルが設定された場合に、前記調整を行う間隔として前記第1枚数を決定し、前記第2検査レベルが設定された場合に、前記調整を行う間隔として前記第2枚数を決定することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記検査レベルを設定するための入力手段をさらに備えており、
前記検品手段は、前記入力手段により前記検査レベルが設定され、設定された該検査レベルを前記制御手段に通知し、
前記制御手段は、前記検品手段から通知された前記検査レベルに応じて前記調整を行う間隔を示す枚数を決定することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記検査レベルを設定するための検査設定画面が表示される表示手段をさらに備えており、
前記入力手段は、前記検査設定画面により設定する前記検査レベルの情報が入力されることを特徴とする、
請求項3記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記表示手段は、前記検査設定画面による検査レベルの設定の際に、検査レベルと前記調整を行う間隔を示す枚数との関係を表す情報を表示し、
前記入力手段は、ユーザにより、前記表示に応じて設定する検査レベルの指示が入力されることを特徴とする、
請求項4記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記制御手段が前記調整を行う間隔を示す枚数を決定している場合に前記入力手段で設定される検査レベルが当該間隔に対応していなければ、当該間隔の変更を促す通知を出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする、
請求項3記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1検査レベルで前記第1枚数のシートに画像が形成される前に検査レベルが前記第2検査レベルに変更されると、前記第1検査レベルで画像が形成されたシートの枚数が前記第2枚数以上であれば、前記調整手段に前記調整を行わせることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記印刷手段が画像形成したシートの枚数をカウントするカウンタをさらに備えており、
前記制御手段は、前記第1検査レベルで前記第1枚数のシートに画像が形成される前に前記調整手段が前記調整を行うと、前記カウンタがカウントした枚数をクリアし、前記第2検査レベルで前記第2枚数のシートに画像が形成される前に前記調整手段が前記調整を行うと、前記カウンタがカウントした枚数をクリアすることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記入力手段は、前記検査設定画面によりエリア毎に検査レベルを設定することができ、
前記制御手段は、エリア毎の検査レベルで最も検査レベルが高い検査レベルに基づいて、前記調整を行う間隔を示す枚数を決定することを特徴とする、
請求項4記載の画像形成システム。
【請求項10】
シートに画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段により画像が印刷されたシートの検品を検査精度が異なる複数の検査レベルで行うことができる検品手段と、
前記印刷手段による画像品質の調整を行う調整手段と、
前記検査レベルに応じて前記調整を行う調整頻度を決定し、決定した前記調整頻度に基づいて前記調整手段に前記調整を行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像が印刷されたシート(成果物)の検査(検品)を行う検品装置を備えた画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置は、調整用チャートの読取結果に基づいて画像形成条件を変更する調整動作を、所定の時間間隔で行うことが知られている。調整用チャートは、画像形成条件の調整用画像が形成されたシートである。画像形成装置は、調整動作を行うことにより、構成部品やトナー等の使用材料の経時変化に起因した印字位置の変動、色味変動等を抑制することができる。また、従来、シートに形成された画像を、検品装置により読み取って当該画像を検査(検品)する技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-90999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
検品装置は、ユーザにより検品を行う際の検査レベルが設定可能である。しかし上述の経時変化により印字位置の変動、色味変動等の変動量が大きくなると、画像形成装置により形成される画像が、ユーザにより設定された検査レベルを満たさなくなる可能性がある。即ち、上述の調整動作が行われてから所定時間が経過すると、異常と判定されるシートの枚数が増大してしまう可能性がある。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑み、異常と判定されるシートの枚数が増大することを抑制することができる画像形成システムを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成システムは、シートに画像を印刷する印刷手段と、複数の検査レベルのうちから設定された検査レベルに基づき、シートに形成された画像の検査を行う検品手段と、前記印刷手段の画像形成条件を調整する調整手段と、第1検査レベルが設定された場合、前記調整手段に、前記印刷手段により第1枚数のシートに画像が形成されると前記画像形成条件の調整を行わせ、第2検査レベルが設定された場合、前記調整手段に、前記印刷手段により第2枚数のシートに画像が形成されると前記画像形成条件の調整を行わせる制御手段と、を備え、前記第2検査レベルは、前記第1検査レベルより検査レベルが高く、前記第2枚数は、前記第1枚数より少ないことを特徴とする。
本発明の他の態様の画像形成システムは、シートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段により画像が印刷されたシートの検品を検査精度が異なる複数の検査レベルで行うことができる検品手段と、前記印刷手段による画像品質の調整を行う調整手段と、前記検査レベルに応じて前記調整を行う調整頻度を決定し、決定した前記調整頻度に基づいて前記調整手段に前記調整を行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異常と判定されるシートの枚数が増大することを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成システムの説明図。
検品装置の説明図。
プリンタエンジンの構成図。
CISユニットの構成図。
検品の説明図。
検査設定画面の例示図。
色ずれ補正用の調整用画像の説明図。
階調濃度補正用の調整用画像の説明図。
印字位置調整用チャートの例示図。
(a)~(g)は、印字位置ずれ量の算出法の説明図。
印刷処理及び検品処理時の情報の受け渡しを示すシーケンス図。
画像品質の特徴の説明図。
印字枚数と担保される画像の色味品質の説明図。
検査レベルに応じたトナー階調濃度補正頻度の説明図。
検査レベルに応じた調整頻度の閾値決定処理を表すフローチャート。
調整動作実行判定処理を含む画像形成処理を表すフローチャート。
印刷処理及び検品処理時の情報の受け渡しを示すシーケンス図。
調整動作実行判定処理を表すフローチャート。
メッセージの例示図。
メッセージの例示図。
メッセージの例示図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
【0010】
(画像形成システム)
図1は、本実施形態の画像形成システムの説明図である。特に断らない限り、本発明の機能が実現されるのであれば、ネットワークを介して構成されて処理が行われるシステムであっても本発明を適用できることは言うまでもない。
(【0011】以降は省略されています)
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