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公開番号
2024172929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090996
出願日
2023-06-01
発明の名称
システム及びその方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
H04W
48/18 20090101AFI20241205BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はフローを異なる特性を持つ複数の無線通信方式を用いて送信又は受信する場合に、通信の安定性又はセキュリティレベルの向上に寄与する。
【解決手段】1又はそれ以上のサーバを備えるシステム(1)は、特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメントの各々のユーザ端末(2)への送信又はユーザ端末(2)からの受信のために使用される無線通信方式を、各データセグメントの優先度又は特性に関する第1のパラメータ、及び各無線通信方式の特性に関する第2のパラメータに基づいて、複数の無線通信方式から選択する。第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさ、ハンドオーバの発生頻度、通信速度又は接続の安定性レベル、及びセキュリティレベルのうち少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はデータフローの各々のユーザ端末への送信又は前記ユーザ端末からの受信のために使用される無線通信方式を、各データセグメント又はデータフローの優先度又は特性に関する1又はそれ以上の第1のパラメータ、及び各無線通信方式の特性に関する1又はそれ以上の第2のパラメータに基づいて、複数の無線通信方式から選択する手段を備え、
前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさ、ハンドオーバの発生頻度、通信速度又は接続の安定性レベル、及びセキュリティレベルのうち少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを含む、
1又はそれ以上のサーバを備えるシステム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記1又はそれ以上の第1のパラメータは、前記アプリケーションサービスにおける各データセグメント又はデータフローの必須性に関するパラメータを少なくとも含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、通信速度又は接続の安定性レベルに関するパラメータを少なくとも含む、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記選択する手段は、データセグメント又はデータフローの必須性が高いほど、より高い通信速度又は接続の安定性レベルを有する無線通信方式に当該データセグメント又はデータフローが割り当てられるように、無線通信方式の選択を実行するよう適合される、
請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさに関するパラメータを少なくとも含む、
請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記選択する手段は、データセグメント又はデータフローの必須性が高いほど、より大きなアクセスポイントあたりのカバレッジエリアを有する無線通信方式に当該データセグメント又はデータフローが割り当てられるように、無線通信方式の選択を実行するよう適合される、
請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記特定のアプリケーションサービスは、視覚障がい者向けの歩行ナビゲーション・サービスを含む、
請求項1~6のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記複数の無線通信方式に含まれる第1の無線通信方式を介したデータセグメント又はデータフローの送信を止めるかを、前記第1の無線通信方式における前記ユーザ端末の通信状態の変化の予測に基づいて決定する手段をさらに備える、
請求項1~6のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項9】
特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はデータフローの各々のユーザ端末への送信又は前記ユーザ端末からの受信のために使用される無線通信方式を、各データセグメント又はデータフローの優先度又は特性に関する1又はそれ以上の第1のパラメータ、及び各無線通信方式の特性に関する1又はそれ以上の第2のパラメータに基づいて、複数の無線通信方式から選択することを備え、
前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさ、ハンドオーバの発生頻度、通信速度又は接続の安定性レベル、及びセキュリティレベルのうち少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを含む、
1又はそれ以上のサーバを含むシステムにより行なわれる方法。
【請求項10】
1又はそれ以上のサーバを含むシステムのための方法コンピュータに行なわせるためのプログラムであって、
前記方法は、特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はデータフローの各々のユーザ端末への送信又は前記ユーザ端末からの受信のために使用される無線通信方式を、各データセグメント又はデータフローの優先度又は特性に関する1又はそれ以上の第1のパラメータ、及び各無線通信方式の特性に関する1又はそれ以上の第2のパラメータに基づいて、複数の無線通信方式から選択することを備え、
前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさ、ハンドオーバの発生頻度、通信速度又は接続の安定性レベル、及びセキュリティレベルのうち少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを含む、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ送信又は受信のための複数の無線通信方式又はネットワークの間の選択に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、データ配信のためのネットワーク選択を開示している。特許文献1に開示された終端装置は、ユーザ端末へのデータ配信に使用するために、Public Safety Long Term Evolution(PS-LTE)ネットワークにより提供されるユニキャスト通信、PS-LTEネットワークにより提供されるマルチキャスト通信、及び商用LTEネットワークを経由する通信のうち1つを選択する。例えば、ユーザ端末に向けて送信されるデータのサイズ又はユーザ端末から受信したデータのサイズが閾値を超える場合に、終端装置は、商用LTEネットワークを経由する通信をデータ配信のために選択する。あるいは、例えば、PS-LTEネットワークの使用率が閾値を超える場合に、終端装置は、商用LTEネットワークを経由する通信をデータ配信のために選択する。
【0003】
特許文献2は、データ配信のためのビーム選択を開示している。特許文献2に開示されたデータ配信装置は、送信される複数のデータセグメントの各々に優先度を割り当てる。データ配信装置は、複数のビーム(又は送信ビームと受信ビームとのビームペア)をこれらの受信品質(e.g., Reference Signal Received Power (RSRP))に基づいてランク付けする。そして、データ配信装置は、優先度の異なる複数のデータセグメントを複数のビームに割り当てる。具体的には、データ配信装置は、最も高い優先度が割り当てられたデータセグメントをビーム・ランク(つまり受信品質)の最も高いビームで送信し、次に高い優先度が割り当てられたデータを2番目に高いのビーム・ランクのビームで送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/109986号
国際公開第2021/075105号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明者は、特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はフローを異なる特性を持つ複数の無線通信方式(systems)を同時に用いて送信するアーキテクチャを検討した。複数の無線通信方式は、複数の無線通信ネットワーク、複数の無線通信スキーム、又は複数の無線通信方法と言い換えられてもよい。特定のアプリケーションサービスは、限定でなく例として、視覚障がい者向けの歩行ナビゲーション・サービスであり得る。
【0006】
一観点では、当該アーキテクチャでのサービス提供の安定性を向上できることが好ましいかもしれない。特許文献1は、データ配信のための無線通信方式又はネットワークの選択のために、ネットワーク使用率が考慮されることを開示している。しかしながら、ネットワーク使用率の考慮のみでは、サービス提供の安定性の向上に十分に寄与できない可能性がある。一方、特許文献2は、配信される複数のデータセグメントの優先度と複数のビームの受信品質を考慮して、どのデータセグメントをどのビームで送信するかを決定する方法を教示している。しかしながら、特許文献2は、1つの基地局又はアクセスポイント内でのビーム選択を教示するのみである。言い換えると、特許文献2は、複数の無線通信方式又はネットワークの選択について教示していない。
【0007】
他の観点では、複数の無線通信方式の間のセキュリティレベルの違いがサービスの提供に支障をきたす可能性がある。例えば、システムは、機密性レベルの高い情報を運ぶデータセグメント又はフローをよりセキュリティレベルの高い無線通信方式で送信又は受信できることが好ましいかもしれない。特許文献1及び2は、この問題に対する適切な解決策を提供していない。
【0008】
本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はフローを異なる特性を持つ複数の無線通信方式を用いて送信又は受信する場合に、通信の安定性又はセキュリティレベルの向上に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様では、1又はそれ以上のサーバを備えるシステムは、特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はデータフローの各々のユーザ端末への送信又は前記ユーザ端末からの受信のために使用される無線通信方式を、各データセグメント又はデータフローの優先度又は特性に関する1又はそれ以上の第1のパラメータ、及び各無線通信方式の特性に関する1又はそれ以上の第2のパラメータに基づいて、複数の無線通信方式から選択するよう構成される。前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさ、ハンドオーバの発生頻度、通信速度又は接続の安定性レベル、及びセキュリティレベルのうち少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを含む。
【0010】
第2の態様では、1又はそれ以上のサーバを備えるシステムにより行なわれる方法は、特定のアプリケーションサービスに関する複数のデータセグメント又はデータフローの各々のユーザ端末への送信又は前記ユーザ端末からの受信のために使用される無線通信方式を、各データセグメント又はデータフローの優先度又は特性に関する1又はそれ以上の第1のパラメータ、及び各無線通信方式の特性に関する1又はそれ以上の第2のパラメータに基づいて、複数の無線通信方式から選択することを含む。前記1又はそれ以上の第2のパラメータは、アクセスポイントあたりのカバレッジエリアの大きさ、ハンドオーバの発生頻度、通信速度又は接続の安定性レベル、及びセキュリティレベルのうち少なくとも1つに関する少なくとも1つのパラメータを含む。
(【0011】以降は省略されています)
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