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公開番号
2024173853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-13
出願番号
2023090488
出願日
2023-05-31
発明の名称
半導体光増幅素子
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
主分類
H01S
5/50 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】波長可変レーザに適した半導体光増幅素子を提供する。
【解決手段】半導体を用いて光を増幅する第1の光増幅用導波路と、半導体を用いて光を増幅する第2の光増幅用導波路と、導波路のループを用いて光を反射するループ導波路型反射鏡と、を備え、第1の光増幅用導波路の一方は、ループ導波路型反射鏡と接続され、第1の光増幅用導波路の他方及び第2の光増幅用導波路の他方は、同一平面の無反射終端端面が形成され、第2の光増幅用導波路の一方は、無反射終端端面が形成される、半導体光増幅素子。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体を用いて光を増幅する第1の光増幅用導波路と、
前記半導体を用いて光を増幅する第2の光増幅用導波路と、
導波路のループを用いて光を反射するループ導波路型反射鏡と、を備え、
前記第1の光増幅用導波路の一方は、前記ループ導波路型反射鏡と接続され、
前記第1の光増幅用導波路の他方及び前記第2の光増幅用導波路の他方は、同一平面の無反射終端端面が形成され、
前記第2の光増幅用導波路の一方は、無反射終端端面が形成される、半導体光増幅素子。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記第1の光増幅用導波路は、前記第2の光増幅用導波路と同一の半導体チップに形成されている、請求項1に記載の半導体光増幅素子。
【請求項3】
前記第1の光増幅用導波路の他方は、波長可変フィルタと接続されている、請求項1に記載の半導体光増幅素子。
【請求項4】
前記第1の光増幅用導波路は、レーザ用半導体光増幅器であり、
前記第2の光増幅用導波路は、光出力用半導体光増幅器である、請求項1に記載の半導体光増幅素子。
【請求項5】
前記第1の光増幅用導波路は、前記第2の光増幅用導波路と接続されている、請求項4に記載の半導体光増幅素子。
【請求項6】
前記ループ導波路型反射鏡は、前記第1の光増幅用導波路の一方と1×2の方向性結合器を用いて接続されている、請求項1に記載の半導体光増幅素子。
【請求項7】
前記ループ導波路型反射鏡は、前記第1の光増幅用導波路の一方と、1×2のMMI(Multi-Mode-Interference)導波路を用いて接続されている、請求項1に記載の半導体光増幅素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は半導体光増幅素子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
波長可変レーザ用の半導体光増幅素子として、レーザ発振用のSOA(Semiconductor Optical amplifier)や光増幅用のSOA(レーザ発振用のSOAと区別するためBOA(Booster Optical Amplifier)と呼ぶこともある)が用いられている。特許文献1の図7には、第1SOAと第2SOAを備え、第1SOAに導波路型のミラーが接続されている光集積素子が開示されている。ここで、導波路型のミラーは、回折格子ミラーである。第1SOAの役割はレーザ発振用であり、第2SOAは光増幅用である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-98362号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、レーザ発振用の第1SOAに接続されている回折格子ミラーは、波長依存性があり、波長可変レーザのように幅広い波長帯域でレーザ発振を実現するための光利得を実現する用途としては適していない。また、回折格子ミラーは原理上、第1SOAの自然放出光全てを反射できるわけではなく、限られた波長帯域(波長可変レーザで使用する波長帯域)での反射を実現するよう設計される。そのため、使用波長帯域外の第1SOAの自然放出光は反射されずにチップ外に放出され、迷光となって波長可変レーザの動作を阻害してしまう。そこで、本開示の目的は、波長可変レーザに適した半導体光増幅素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の半導体光増幅素子は、
半導体を用いて光を増幅する第1の光増幅用導波路と、
前記半導体を用いて光を増幅する第2の光増幅用導波路と、
導波路のループを用いて光を反射するループ導波路型反射鏡と、を備え、
前記第1の光増幅用導波路の一方は、前記ループ導波路型反射鏡と接続され、
前記第1の光増幅用導波路の他方及び前記第2の光増幅用導波路の他方は、同一平面の無反射終端端面が形成され、
前記第2の光増幅用導波路の一方は、無反射終端端面が形成される、半導体光増幅素子である。
【発明の効果】
【0006】
本開示により、波長可変レーザに適した半導体光増幅素子が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態にかかる半導体光増幅素子の構成を示すブロック図である。
実施の形態にかかる半導体光増幅素子の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施の形態に限定するものではない。また、実施の形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0009】
(実施の形態にかかる半導体光増幅素子の説明)
図1は、実施の形態にかかる半導体光増幅素子の構成を示すブロック図である。図2は、実施の形態にかかる半導体光増幅素子の構成を示す概略図である。図1及び2を参照しながら、実施の形態にかかる半導体光増幅素子を説明する。半導体光増幅素子100は、半導体を用いて光を増幅し、レーザ光を出射する素子である。
【0010】
図1及び2に示されるように、半導体光増幅素子100は、半導体チップ105に、第1の光増幅用導波路101(SOA)と、第2の光増幅用導波路102(BOA)と、ループ導波路型反射鏡103とを備える。さらに図2に示されるように、半導体光増幅素子100は、半導体チップ105に取り付けられた波長可変フィルタ104と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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