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公開番号2025002177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102155
出願日2023-06-22
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01H 9/00 20060101AFI20241226BHJP(測定;試験)
要約【課題】光ファイバケーブルの周囲の環境を精度よく認識することができないこと。
【解決手段】本開示の情報処理装置100は、敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得する取得部121と、予め設定された予測モデルを用いて、各計測信号から各計測地点の環境を表す予測環境を予測する予測部122と、各計測地点の予測環境と、各計測地点で計測された計測信号と、の比較に基づいて、予測環境を補正する補正部123と、を備える。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得する取得部と、
予め設定された予測モデルを用いて、各前記計測信号から各前記計測地点の環境を表す予測環境を予測する予測部と、
各前記計測地点の前記予測環境と、各前記計測地点で計測された前記計測信号と、の比較に基づいて、前記予測環境を補正する補正部と、
を備えた情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記補正部は、前記計測地点間における前記予測環境の関係性を表す第一関係性情報と、前記計測地点間における前記計測信号の関係性を表す第二関係性情報と、を生成して、前記第一関係性情報と前記第二関係性情報との比較に基づいて、前記予測環境を補正する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記補正部は、前記第一関係性情報と前記第二関係性情報との類似度に基づいて、前記予測環境を補正する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記予測部は、前記予測モデルを用いて、前記計測地点毎に、予め設定された複数種別の環境それぞれに対する予測値を前記予測環境として予測し、
前記補正部は、前記計測地点間における前記予測環境である前記予測値の関係性を前記第一関係性情報として生成する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置であって、
前記補正部は、2つの前記計測地点間における前記予測値の関係性を各要素とする前記第一関係性情報を生成し、2つの前記計測地点間における前記計測信号の関係性を各要素とする前記第二関係性情報を生成する、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記補正部は、前記第一関係性情報と前記第二関係性情報とにおける同一の2つの前記計測地点間に対応する前記要素間の類似度に基づいて、前記予測環境を補正する、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記補正部は、前記要素間の類似度に基づいて前記計測地点毎における前記予測環境の信頼度を算出し、前記計測地点毎の前記信頼度に基づいて前記予測環境を補正する、
情報処理装置。
【請求項8】
敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得し、
予め設定された予測モデルを用いて、各前記計測信号から各前記計測地点の環境を表す予測環境を予測し、
各前記計測地点の前記予測環境と、各前記計測地点で計測された前記計測信号と、の比較に基づいて、前記予測環境を補正する、
情報処理方法。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理方法であって、
前記計測地点間における前記予測環境の関係性を表す第一関係性情報と、前記計測地点間における前記計測信号の関係性を表す第二関係性情報と、を生成して、前記第一関係性情報と前記第二関係性情報との比較に基づいて、前記予測環境を補正する、
情報処理方法。
【請求項10】
敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得し、
予め設定された予測モデルを用いて、各前記計測信号から各前記計測地点の環境を表す予測環境を予測し、
各前記計測地点の前記予測環境と、各前記計測地点で計測された前記計測信号と、の比較に基づいて、前記予測環境を補正する、
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバセンシングと呼ばれる技術によって、光ファイバに沿った複数の地点において、光ファイバに加わる振動や音から周囲の環境を分析することが可能である。特許文献1では、光ファイバセンシングを用いて、光ファイバに沿った複数の地点で振動や音を検知することで、電柱の位置を特定する技術が開示されている。具体的に、特許文献1では、光ファイバケーブルから距離毎の振動データを計測し、固有パターンの振動データが生じている位置を電柱の位置として特定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2020/044648号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、振動データが固有パターンであるか否かを検出し、電柱の位置のみを特定しているだけである。このため、振動データが未知のパターンである場合には、電柱の位置を特定することができず、あらゆる物体の位置についても同様に特定することができない。さらには、上述した技術では、敷設された光ファイバケーブルの周囲の位置における電柱などの物体の存在を認識することに限らず、所定の位置における周囲の環境を精度よく認識することができない、という問題が生じる。
【0005】
このため、本開示の目的は、上述した課題である、敷設された光ファイバケーブルの周囲の環境を精度よく認識することができない、ことを解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態である情報処理装置は、
敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得する取得部と、
予め設定された予測モデルを用いて、各前記計測信号から各前記計測地点の環境を表す予測環境を予測する予測部と、
各前記計測地点の前記予測環境と、各前記計測地点で計測された前記計測信号と、の比較に基づいて、前記予測環境を補正する補正部と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本開示の一形態である情報処理方法は、
敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得し、
予め設定された予測モデルを用いて、各前記計測信号から各前記計測地点の環境を表す予測環境を予測し、
各前記計測地点の前記予測環境と、各前記計測地点で計測された前記計測信号と、の比較に基づいて、前記予測環境を補正する、
という構成をとる。
また、本開示の一形態であるプログラムは、
敷設された光ファイバケーブル上の複数の計測地点で計測された計測信号を取得し、
予め設定された予測モデルを用いて、各前記計測信号から各前記計測地点の環境を表す予測環境を予測し、
各前記計測地点の前記予測環境と、各前記計測地点で計測された前記計測信号と、の比較に基づいて、前記予測環境を補正する、
処理をコンピュータに実行させる、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、以上のように構成されることにより、敷設された光ファイバケーブルの周囲の環境を精度よく認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示にかかる情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。
本開示にかかる情報処理システムによる処理の様子を示す図である。
本開示にかかる第1の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示にかかる第1の情報処理装置による処理の様子を示す図である。
本開示にかかる第1の情報処理装置の処理動作を示すフローチャートである。
本開示にかかる第2の情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本開示にかかる第2の情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態1>
本開示について、図面を参照して説明する。なお、図面はいずれの実施形態においても関連しうる。
【0010】
本実施形態における情報処理システムは、光ファイバセンシングと呼ばれる技術を用いて、敷設されている光ファイバケーブルに沿った複数の地点において、光ファイバケーブルから計測した計測信号から各地点の周囲の環境を認識することに用いられる。例えば、情報処理システムは、まず、光ファイバケーブルに沿った複数の計測地点における、入射光に対する後方散乱光を計測信号として、音響や振動などの情報を時系列的に取得する。以降、この計測信号を音響信号または振動信号の時系列信号と記載する。そして、情報処理システムは、取得した時系列信号から、計測地点で生じているイベントを当該計測地点の環境として認識する。例えば、計測地点で生じているイベントを認識することの例としては、犬の鳴き声や人の歩行といった信号源を特定したり、市街地や森林、公園といった場所を特定することが挙げられる。以下、かかる構成を実現するための構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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