TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025003034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103479
出願日2023-06-23
発明の名称物体検出装置および物体検出方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/70 20170101AFI20241226BHJP(計算;計数)
要約【課題】検出結果を得るまでの時間を短くすることができる物体検出装置を提供する。
【解決手段】物体検知装置は、与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段93を2個以上備える。各検出手段93の検出動作の精度は、それぞれ異なる。分割手段91は、入力画像における部分領域を示す領域設定値と、その部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段93を指定する指定情報との組が与えられた場合に、入力画像を分割して、領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を得る。部分画像入力手段92は、個々の部分画像を、指定された検出手段93に入力する。各NMS手段94は、対応する検出手段93から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくす。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、前記バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段を2個以上備え、
各検出手段の検出動作の精度は、それぞれ異なり、
入力画像における部分領域を示す領域設定値と、前記部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段を指定する指定情報との組が与えられた場合に、前記入力画像を分割して、前記領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を得る分割手段と、
個々の部分画像を、指定された検出手段に入力する部分画像入力手段と、
個々の検出手段毎に設けられるNMS(Non-Maximum Suppression )手段とを備え、
各NMS手段は、対応する検出手段から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくし、
前記部分画像入力手段は、入力先となる検出手段が指定されていない部分画像をいずれの検出手段にも入力しない
ことを特徴とする物体検出装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
隣接する2つの部分画像のうちの一方の部分画像である第1部分画像から得られ、前記2つの部分画像の境界と重なる第1のバウンディングボックスと、もう一方の部分画像である第2部分画像から得られ、前記境界と重なる第2のバウンディングボックスとが重複する場合に、前記第1のバウンディングボックスと前記第2のバウンディングボックスのいずれかを除去する重複除去手段を備える
請求項1に記載の物体検出装置。
【請求項3】
前記重複除去手段は、
前記第1のバウンディングボックスと前記第2のバウンディングボックスのうち、スコアの低い方のバウンディングボックスを除去する
請求項2に記載の物体検出装置。
【請求項4】
前記重複除去手段は、
前記第1のバウンディングボックスと前記第2のバウンディングボックスのうち、検出動作の精度がより低い検出手段によって得られたバウンディングボックスのスコアに、所定の係数を乗算することによって前記バウンディングボックスのスコアを補正し、補正後のスコアと、もう一方のバウンディングボックスのスコアを比較し、小さい方のスコアに対応するバウンディングボックスを除去する
請求項2に記載の物体検出装置。
【請求項5】
前記重複除去手段は、
前記第1のバウンディングボックスの中心が、前記第1部分画像からはみ出している場合に、前記第1のバウンディングボックスを除去し、
前記第2のバウンディングボックスの中心が、前記第2部分画像からはみ出している場合に、前記第2のバウンディングボックスを除去する
請求項2に記載の物体検出装置。
【請求項6】
与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、前記バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段を2個以上備え、各検出手段の検出動作の精度が、それぞれ異なる物体検出装置における物体検出方法であって、
分割手段が、
入力画像における部分領域を示す領域設定値と、前記部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段を指定する指定情報との組が与えられた場合に、前記入力画像を分割して、前記領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を取得し、
部分画像入力手段が、
個々の部分画像を、指定された検出手段に入力し、
個々の検出手段毎に設けられるNMS(Non-Maximum Suppression )手段が、
対応する検出手段から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくし、
前記部分画像入力手段が、
入力先となる検出手段が指定されていない部分画像をいずれの検出手段にも入力しない
ことを特徴とする物体検出方法。
【請求項7】
重複除去手段が、
隣接する2つの部分画像のうちの一方の部分画像である第1部分画像から得られ、前記2つの部分画像の境界と重なる第1のバウンディングボックスと、もう一方の部分画像である第2部分画像から得られ、前記境界と重なる第2のバウンディングボックスとが重複する場合に、前記第1のバウンディングボックスと前記第2のバウンディングボックスのいずれかを除去する
請求項6に記載の物体検出方法。
【請求項8】
コンピュータを、
与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、前記バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段を2個以上備え、
各検出手段の検出動作の精度は、それぞれ異なり、
入力画像における部分領域を示す領域設定値と、前記部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段を指定する指定情報との組が与えられた場合に、前記入力画像を分割して、前記領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を得る分割手段と、
個々の部分画像を、指定された検出手段に入力する部分画像入力手段と、
個々の検出手段毎に設けられるNMS(Non-Maximum Suppression )手段とを備え、
各NMS手段は、対応する検出手段から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくし、
前記部分画像入力手段は、入力先となる検出手段が指定されていない部分画像をいずれの検出手段にも入力しない
物体検出装置として機能させる
ための物体検出プログラム。
【請求項9】
前記コンピュータを、
隣接する2つの部分画像のうちの一方の部分画像である第1部分画像から得られ、前記2つの部分画像の境界と重なる第1のバウンディングボックスと、もう一方の部分画像である第2部分画像から得られ、前記境界と重なる第2のバウンディングボックスとが重複する場合に、前記第1のバウンディングボックスと前記第2のバウンディングボックスのいずれかを除去する重複除去手段を備える物体検出装置として機能させる
請求項8に記載の物体検出プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物体検出装置、物体検出方法および物体検出プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、物体検出技術として、例えば、YOLOX(You Only Look Once X)が知られている。YOLOXは、例えば、非特許文献1に記載されている。
【0003】
なお、検出動作とは、与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、そのバウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する動作である。この動作において、バウンディングボックス毎に、検出対象物の種別を示すラベルも導出される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Zheng Ge, et al., “YOLOX: Exceeding YOLO Series in 2021”, [online], [2023年5月19日検索], インターネット<URL: https://arxiv.org/pdf/2107.08430.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
YOLOX等の物体検出処理は、遅い。特に、YOLOX-Xの物体検出処理は遅い。例えば、YOLOXを採用した物体検出装置に、1枚の画像を入力した場合、検出結果を得るまでに時間がかかる。
【0006】
そこで、本発明は、検出結果を得るまでの時間を短くすることができる物体検出装置、物体検出方法および物体検出プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による物体検出装置は、与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段を2個以上備え、各検出手段の検出動作の精度は、それぞれ異なり、入力画像における部分領域を示す領域設定値と、その部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段を指定する指定情報との組が与えられた場合に、入力画像を分割して、領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を得る分割手段と、個々の部分画像を、指定された検出手段に入力する部分画像入力手段と、個々の検出手段毎に設けられるNMS(Non-Maximum Suppression )手段とを備え、各NMS手段が、対応する検出手段から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくし、部分画像入力手段が、入力先となる検出手段が指定されていない部分画像をいずれの検出手段にも入力しないことを特徴とする。
【0008】
本発明による物体検出方法は、与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段を2個以上備え、各検出手段の検出動作の精度が、それぞれ異なる物体検出装置における物体検出方法であって、分割手段が、入力画像における部分領域を示す領域設定値と、その部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段を指定する指定情報との組が与えられた場合に、入力画像を分割して、領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を取得し、部分画像入力手段が、個々の部分画像を、指定された検出手段に入力し、個々の検出手段毎に設けられるNMS(Non-Maximum Suppression )手段が、対応する検出手段から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくし、部分画像入力手段が、入力先となる検出手段が指定されていない部分画像をいずれの検出手段にも入力しないことを特徴とする。
【0009】
本発明による物体検出プログラムは、コンピュータを、与えられた画像に基づいて、検出対象物のバウンディングボックスと、バウンディングボックスの信頼性を示すスコアとを導出する検出動作を実行する検出手段を2個以上備え、各検出手段の検出動作の精度は、それぞれ異なり、入力画像における部分領域を示す領域設定値と、その部分領域に該当する部分画像の入力先となる検出手段を指定する指定情報との組が与えられた場合に、入力画像を分割して、領域設定値が示す部分領域に該当する部分画像を得る分割手段と、個々の部分画像を、指定された検出手段に入力する部分画像入力手段と、個々の検出手段毎に設けられるNMS(Non-Maximum Suppression )手段とを備え、各NMS手段は、対応する検出手段から出力された重複するバウンディングボックスにおいてバウンディングボックスの重複をなくし、部分画像入力手段は、入力先となる検出手段が指定されていない部分画像をいずれの検出手段にも入力しない物体検出装置として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、検出結果を得るまでの時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本電気株式会社
波長可変レーザ
28日前
日本電気株式会社
半導体光増幅素子
28日前
日本電気株式会社
システム及びその方法
29日前
日本電気株式会社
受信装置および通信装置
22日前
日本電気株式会社
対応付けシステムおよび方法
29日前
日本電気株式会社
無線通信装置及び無線通信方法
1か月前
日本電気株式会社
光源モジュール及び光出力方法
1か月前
日本電気株式会社
物体検出装置および物体検出方法
1日前
日本電気株式会社
提案装置、提案方法及びプログラム
29日前
日本電気株式会社
サーバ、推定方法、およびシステム
1日前
日本電気株式会社
評価装置、評価プログラム及び評価方法
29日前
日本電気株式会社
コード変換装置、方法およびプログラム
29日前
日本電気株式会社
量子デバイス及び量子デバイス製造方法
1日前
日本電気株式会社
海底分岐装置及び海底分岐装置の制御方法
2日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
1日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
15日前
日本電気株式会社
位置推定装置、位置推定方法及びプログラム
29日前
日本電気株式会社
制御装置、制御方法、および制御プログラム
29日前
日本電気株式会社
アンテナ装置、処理方法、およびプログラム
16日前
日本電気株式会社
変調制御装置、変調制御方法及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
デジタル署名システムと方法並びに記録媒体
1日前
日本電気株式会社
測定システム、処理方法、およびプログラム
29日前
日本電気株式会社
異常解析装置、異常解析方法、及びプログラム
29日前
日本電気株式会社
広告表示装置、広告表示方法、及びプログラム
22日前
日本電気株式会社
ハニカムコアを含む放熱板およびその製造方法
16日前
日本電気株式会社
点検支援装置、点検支援方法、及びプログラム
22日前
日本電気株式会社
物体検知装置、物体検知方法およびプログラム
1か月前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
1か月前
日本電気株式会社
運行支援装置、運行支援方法、及びプログラム
1日前
日本電気株式会社
原子発振器、制御方法、制御装置、プログラム
1日前
日本電気株式会社
行動判定装置、行動判定方法、及びプログラム
29日前
日本電気株式会社
異常判定システム、異常判定方法、プログラム
22日前
日本電気株式会社
複合材料、ボロメータ、及び複合材料形成方法
17日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
2日前
日本電気株式会社
デジタル署名システムと方法並びにプログラム
1日前
続きを見る