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公開番号2024179631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098622
出願日2023-06-15
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 21/14 20060101AFI20241219BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ウォームアップ動作においてADF読取速度を通常の速度より低速モードへ切り替えることなく印刷を開始できるようにする。
【解決手段】原稿を自動で搬送する自動原稿送り装置102と、原稿の画像を読取るスキャナ103と、記録媒体に形成されたトナー画像を加熱加圧する定着装置18とを有する画像形成装置100において、定着装置18のウォームアップ中に自動原稿送り装置102が動作したとき、自動原稿送り装置102の原稿搬送速度に応じて、定着装置18のウォームアップ時間を変更可能にしたことを特徴とする。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を自動で搬送する自動原稿送り装置と、記録媒体に形成されたトナー画像を加熱加圧する定着装置とを有する画像形成装置において、前記定着装置のウォームアップ中に前記自動原稿送り装置が動作したとき、前記自動原稿送り装置の原稿搬送速度に応じて、前記定着装置のウォームアップ時間を変更可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
原稿を自動で搬送する自動原稿送り装置と、記録媒体に形成されたトナー画像を加熱加圧する定着装置とを有する画像形成装置において、前記定着装置のウォームアップ中に前記自動原稿送り装置が動作したとき、前記自動原稿送り装置の原稿搬送速度に応じて、前記定着装置における前記記録媒体の搬送速度を変更可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記定着装置の温度がウォームアップ開始前に所定温度よりも低い場合にのみ、前記自動原稿送り装置の原稿搬送速度に応じて前記定着装置のウォームアップ時間を変更可能にし、
前記定着装置の温度がウォームアップ開始前に所定温度よりも高い場合は、ウォームアップ完了後に前記定着装置を作動させて印刷を開始することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
【請求項4】
前記記録媒体の排紙先がフィニッシャの場合にのみ、前記自動原稿送り装置の原稿搬送速度に応じて前記定着装置のウォームアップ時間を変更可能にし、
前記記録媒体の排紙先がフィニッシャではない場合は、ウォームアップ完了後に前記定着装置を作動させて印刷を開始することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
【請求項5】
前記自動原稿送り装置が、原稿搬送速度と消費電力が低い第1作動モードと、原稿搬送速度と消費電力が高い第2作動モードの少なくとも2つの作動モードを有し、
前記第1作動モードよりも前記第2作動モードで前記ウォームアップ時間を長くすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に係り、特に、消費電力が異なる少なくとも2つの作動モードを有する自動原稿送り装置を備える複合機(MFP)などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
オフィス向け複合機(MFP)は、コピーやプリンタによる印刷だけでなく、自動原稿送り装置(ADF)による自動原稿読取りや、フィニッシャによる後処理等の機能も備えている。一方、MFPの電源事情は、日本国内であれば通常は100Vであって、1か所の電源の上限が1500Wであることが多い。
【0003】
このため、通常は、1か所の電源につき所定の電力(国内は1500W)以下で、本体と周辺機等に電力を供給するようにしている。しかしながら、ADFやフィニッシャは印刷と同時に動作する場合があり、定着装置で必要な電力に対して配分電力が不足することがある。
【0004】
特許文献1(特開2005-24899号公報)の発明は、定着装置の温度が低い場合のウォームアップ動作において、定着装置への供給電力を引き上げるため、ADFを消費電力小の低速作動モードへ切り替えるようにしている。しかしながら、読取速度が印刷速度よりも遅い場合は、読取完了後に作像開始となるのでジョブ終了までの待ち時間が長くなるという課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ウォームアップ動作においてADF読取速度を通常の速度より低速モードへ切り替えることなく印刷を開始できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、原稿を自動で搬送する自動原稿送り装置と、原稿の画像を読取るスキャナと、記録媒体に形成されたトナー画像を加熱加圧する定着装置とを有する画像形成装置において、前記定着装置のウォームアップ中に前記自動原稿送り装置が動作したとき、前記自動原稿送り装置の原稿搬送速度に応じて、前記定着装置のウォームアップ時間を変更可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ウォームアップ動作においてADF読取速度を通常の速度より低速作動モードへ切り替えることなく印刷を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置のブロック図である。
画像形成装置で使用する定着装置の概略構成図である。
画像形成装置の配分電力を示すもので、(a)ADF低速度・ウォームアップ中、(b)ADF高速度・ウォームアップ中、(c)ADF低速度・印刷中、(d)ADF高速度・印刷中の各配分電力を示す図である。
画像形成装置のウォームアップから印刷開始までのフローチャートであって、ADF読取速度に応じてウォームアップ時間を変更する場合のフローチャートである。
画像形成装置のウォームアップから印刷開始までのフローチャートであって、ADF読取速度に応じて印刷開始後1~5枚目までの印刷速度を変更するフローチャートである。
画像形成装置のウォームアップから印刷開始までのフローチャートであって、ウォームアップ開始前の定着装置温度とADF読取速度に応じてウォームアップ時間を変更するフローチャートである。
画像形成装置のウォームアップから印刷開始までのフローチャートであって、印刷ジョブの排紙先に応じてウォームアップ時間を変更するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を適用した画像形成装置の一例として、電子写真方式のMFPの実施形態について説明する。図1Aは、本実施形態に係るMFP100の概略構成図である。また図1Bは、MFP100のブロック図である。このMFP100は、本体101と、自動原稿送り装置(ADF)102、画像読取手段としてのスキャナ103、後処理装置(フィニッシャ)104から構成されている。本体101とスキャナ103は、一体として構成されてもよいし、別体として構成されてもよい。
【0010】
MFP100は、操作パネルを備え、操作パネルで、記録紙設定、コピー画質、スキャナ設定などを変更可能となっている。さらに、MFP100は、図1Bに示すように外部の例えばパーソナルコンピュータ(PC)から送信された印刷ジョブを受信して印刷することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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