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公開番号
2024175465
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093263
出願日
2023-06-06
発明の名称
箔押し装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
29/66 20060101AFI20241211BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】箔フィルムの消費量を低減する箔押し装置を提供すること。
【解決手段】箔押し装置100は、箔フィルムを搬送する箔フィルム搬送部110と、箔を付着させるための接着剤で箔押し下地を予め形成した複数の記録媒体を搬送する記録媒体搬送部130と、箔フィルムの箔を記録媒体へ転写する転写部150と、を備える。記録媒体搬送部130は、先行する記録媒体の上に、後続する記録媒体をずらして重ねた状態で搬送する機能を有し、後続する記録媒体をずらして重ねる重ね合わせ量を可変とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
箔フィルムを搬送する箔フィルム搬送部と、
箔を付着させるための接着剤で箔押し下地を予め形成した複数の記録媒体を搬送する記録媒体搬送部と、
前記箔フィルムの箔を前記記録媒体へ転写する転写部と、を備えた箔押し装置であって、
前記記録媒体搬送部は、先行する前記記録媒体の上に、後続する前記記録媒体をずらして重ねた状態で搬送する機能を有し、後続する前記記録媒体をずらして重ねる重ね合わせ量を可変とすることを特徴とする箔押し装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
複数の前記記録媒体に形成された箔押し下地の有無を検出する画像検出部をさらに備え、
前記記録媒体搬送部は、前記箔押し下地の有無に基づいて決定された前記重ね合わせ量を用いて、後続する前記記録媒体をずらして搬送することを特徴とする請求項1に記載の箔押し装置。
【請求項3】
複数の前記記録媒体に形成された箔押し下地の画像情報を入力する操作部をさらに備え、
前記記録媒体搬送部は、前記画像情報に基づいて決定された前記重ね合わせ量を用いて、後続する前記記録媒体をずらして搬送することを特徴とする請求項1に記載の箔押し装置。
【請求項4】
前記転写部は、少なくとも一つ以上の熱源を備えた一対のローラを有し、複数の前記記録媒体をずらして重ねた状態で、各記録媒体のエッジが通過する時に、前記一対のローラを減圧する構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の箔押し装置。
【請求項5】
前記転写部は、少なくとも一つ以上の熱源を備えた一対のローラを有し、複数の前記記録媒体をずらして重ねた状態の重ね合わせた枚数に基づいて、前記一対のローラの間の距離を段階的に拡大する構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の箔押し装置。
【請求項6】
前記箔フィルム搬送部は、複数の前記記録媒体の後端まで搬送した後、前記箔フィルムを巻き戻すことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の箔押し装置。
【請求項7】
前記転写部は、少なくとも一つ以上の熱源を備えた一対のローラを有し、前記箔フィルム搬送部が前記箔フィルムを巻き戻すときには、前記熱源の加熱を停止することを特徴とする請求項6に記載の箔押し装置。
【請求項8】
前記転写部は、少なくとも一つ以上の熱源を備えた一対のローラを有し、前記記録媒体に箔押し下地が形成された画像面側のローラ硬度が、前記記録媒体の非画像面側のローラよりも低硬度であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の箔押し装置。
【請求項9】
後続する前記記録媒体を重ねる位置Ltは、前記記録媒体の搬送方向の長さをLmとすると、Lmを整数で割った値を、先行する前記記録媒体の搬送方向先端からずらした位置としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の箔押し装置。
【請求項10】
前記転写部は、前記一対のローラの離間動作により減圧を行うときに、前記一対のローラの離間量を、前記記録媒体が重なった状態の厚み分以上とすることを特徴とする請求項4に記載の箔押し装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、箔押し装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
トナーの粘着力を利用し、予めトナー印刷した用紙と箔フィルムを重ね送りし、加熱、加圧することで、トナー印字された部分のみに箔を転写させる箔転写技術として、例えば、特許文献1の技術が既に知られている。
箔フィルムをロール状に巻いた箔ロールを用いる箔押し装置では、箔ロールと記録媒体(用紙)とが一体化して搬送されるので、箔押しを形成する画像部分が全面でも用紙面内の一部でも、箔フィルムの消費量はほぼ用紙サイズと同じであった。すなわち、箔転写する部分の箔は用紙に転写されるが、非転写部分の箔はそのままフィルム上に残った状態で巻き取られて最終的に廃棄される。従って、印刷媒体(用紙)が大きく、箔押し面積が小さいような場合、箔の殆どが使用しない状態で巻き取られて消費されてしまうという課題があった。
【0003】
箔の種類も様々な物があり、特に意匠性の高い金属光沢箔のような高付加価値印刷が可能な箔ロールは高額のため、印刷業者、ユーザへのコスト負担が大きく、箔押し媒体の普及を阻害する要因の一つとなっていた。
このような課題に対して、特許文献2では、箔画像を転写する圧着動作を解除し、未使用領域の長さ分巻き戻す技術が開示されている。しかし、箔フィルムの一枚毎に巻き戻す必要があり、生産性の低下につながるため改善の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、箔フィルムの消費量を低減する箔押し装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、
箔フィルムを搬送する箔フィルム搬送部と、
箔を付着させるための接着剤で箔押し下地を予め形成した複数の記録媒体を搬送する記録媒体搬送部と、
前記箔フィルムの箔を前記記録媒体へ転写する転写部と、を備えた箔押し装置であって、
前記記録媒体搬送部は、先行する前記記録媒体の上に、後続する前記記録媒体をずらして重ねた状態で搬送する機能を有し、後続する前記記録媒体をずらして重ねる重ね合わせ量を可変とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、箔フィルムの消費量を低減する箔押し装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る箔押し装置の一例を説明する概略図である。
比較例の用紙の搬送状態例を説明する図である。
実施形態の箔押し装置の用紙重ね送りの状態例を説明する図である。
搬送部の構成例を説明する図である。
転写部の一対のローラを通過する用紙の重ね合わせの状態と、ローラ間の距離を説明する図である。
箔押し装置を通過した箔フィルムを展開した状態例を表した概略図である。
用紙が重なった部分に生じる用紙折れ跡の発生メカニズムを説明する図である。
ローラのニップ形状と用紙折れ跡との関係を説明する図である。
用紙の長さと用紙重ね位置とを説明する図である。
箔押し下地と用紙エッジが重なる例を説明する図である。
用紙長と用紙重ね位置と用紙エッジとの関係例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
【0009】
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態に係る箔押し装置の一例を説明する概略図である。
箔押し装置(「箔押機」、「箔転写装置」ともいう)100は、前処理(前工程)で、画像形成装置により箔押し下地(「箔押し画像」、「下地画像」ともいう)を形成した記録媒体が供給され、記録媒体の箔押し下地に箔を転写(付着)させる。
前処理において、画像形成装置は、記録媒体に箔を転写させるための接着剤で所望の箔押し下地を形成し、給紙部へ送る。このとき、画像形成装置は、例えば、同じ大きさの所望数の記録媒体に箔押し下地を形成する。画像形成装置は、例えば、電子写真プリンタ、インクジェットプリンタを用いることができる。箔押し下地を形成した複数の記録媒体は、給紙部に積載され、箔押し装置100に供給される。
【0010】
記録媒体(「媒体」ともいう)は、画像を形成する媒体であり、例えば、用紙である。以下、記録媒体を、適宜「用紙」ともいう。
接着剤は、記録媒体に箔押し下地を形成するために用い、箔を付着させる。接着剤は、例えば、黒トナー、黒インク等を用いる。また、接着剤で形成される、接着層となる画像形成部はトナーに限らす、インク、ニス等の粘性部材であればいずれでも良い。
(【0011】以降は省略されています)
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