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公開番号
2024170288
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2024048260
出願日
2024-03-25
発明の名称
画像形成装置及び塗膜調整方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20241129BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】クリーニングブレードと潤滑剤を用いた場合に、初期と経時でクリーニング不良を防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体3と、前記像担持体の表面に当接する弾性部材を有し、前記像担持体の表面の残留物を除去するクリーニングブレード62と、制御部と、を備える画像形成装置である。前記クリーニングブレードは、少なくとも前記像担持体と当接するエッジ部に潤滑剤の塗膜が形成されており、前記制御部は、初期に画像を形成する前に初期塗膜調整処理を行い、前記初期塗膜調整処理は、前記像担持体を回転させ、前記像担持体と前記クリーニングブレードとを摺動させ、前記クリーニングブレードに形成された潤滑剤の塗膜の一部を削り、前記クリーニングブレードのエッジ部を露出させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体の表面に当接する弾性部材を有し、前記像担持体の表面の残留物を除去するクリーニングブレードと、
制御部と、を備える画像形成装置であって、
前記クリーニングブレードは、少なくとも前記像担持体と当接するエッジ部に潤滑剤の塗膜が形成されており、
前記制御部は、初期に画像を形成する前に初期塗膜調整処理を行い、
前記初期塗膜調整処理は、前記像担持体を回転させ、前記像担持体と前記クリーニングブレードとを摺動させ、前記クリーニングブレードに形成された潤滑剤の塗膜の一部を削り、前記クリーニングブレードのエッジ部を露出させる
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記初期塗膜調整処理において、前記像担持体を画像形成時とは逆方向に回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記初期塗膜調整処理において、前記像担持体を30秒以上10分以下回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を有し、
前記制御部は、前記初期塗膜調整処理において、前記潤滑剤塗布手段による潤滑剤の塗布を行うか、行わないかの制御が可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記初期塗膜調整処理において、下記(1)~(3)のいずれかを行う
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
(1)前記像担持体の回転の開始にあわせて、前記潤滑剤塗布手段による潤滑剤の塗布を開始し、前記像担持体を回転させている間、潤滑剤を塗布する
(2)前記像担持体を回転させる前に、前記潤滑剤塗布手段による潤滑剤の塗布を開始する
(3)前記像担持体を回転させる期間のうち、一部の期間のみ前記潤滑剤塗布手段による潤滑剤の塗布を行う
【請求項6】
画像形成装置が行うクリーニングブレードの塗膜調整方法であって、
前記画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面に当接する弾性部材を有し、前記像担持体の表面の残留物を除去するクリーニングブレードと、を備え、
初期に画像を形成する前に初期塗膜調整工程を行い、
前記クリーニングブレードは、前記初期塗膜調整工程の前に、少なくとも前記像担持体と当接するエッジ部に潤滑剤の塗膜が形成されており、
前記初期塗膜調整工程は、前記像担持体を回転させ、前記像担持体と前記クリーニングブレードとを摺動させ、前記クリーニングブレードに形成された潤滑剤の塗膜の一部を削り、前記クリーニングブレードのエッジ部分を露出させる
ことを特徴とする塗膜調整方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び塗膜調整方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体をクリーニングするクリーニング装置にクリーニングブレードを用いることが知られている。クリーニングブレードは、像担持体と当接して像担持体の残留物を除去する。
【0003】
クリーニングブレードとしては、ポリウレタンゴム等の弾性部材と支持部材を用いたものが広く用いられており、弾性部材を像担持体に当接させる。クリーニングブレードには、像担持体の回転を阻害しにくくすること、像担持体との摩擦力を軽減すること等の観点から潤滑性が求められる。このため、金属石鹸等の潤滑剤をクリーニングブレードに付与している。潤滑剤は、クリーニングブレードから脱離しないようにするため、クリーニングブレードに対する付着力が求められる。
【0004】
例えば特許文献1~5では、フッ素系化合物を含有する潤滑剤が開示されており、フッ素系化合物としてフッ化ビニリデンを用いているものがある。また、特許文献6では、クリーニングブレードの像担持体に圧接する部分に、フッ素系不活性液体に分散させた潤滑剤分散液を塗布することが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
潤滑剤が付与されることで、クリーニングブレードにおける像担持体と当接する部分に潤滑剤の塗膜が形成される。しかし、従来技術では、潤滑剤の塗膜の厚みにより、クリーニングブレードにおける像担持体と当接する部分のエッジが丸くなり、像担持体の残留物を除去しきれないクリーニング不良が生じていた。従来技術では、画像形成を続けていくうちに、潤滑剤の塗膜が削れ、クリーニングブレードのエッジが露出する場合も考えられるが、初期のクリーニング不良を防止できていない。
【0006】
そこで本発明は、クリーニングブレードと潤滑剤を用いた場合に、初期と経時でクリーニング不良を防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面に当接する弾性部材を有し、前記像担持体の表面の残留物を除去するクリーニングブレードと、制御部と、を備える画像形成装置であって、前記クリーニングブレードは、少なくとも前記像担持体と当接するエッジ部に潤滑剤の塗膜が形成されており、前記制御部は、初期に画像を形成する前に初期塗膜調整処理を行い、前記初期塗膜調整処理は、前記像担持体を回転させ、前記像担持体と前記クリーニングブレードとを摺動させ、前記クリーニングブレードに形成された潤滑剤の塗膜の一部を削り、前記クリーニングブレードのエッジ部分を露出させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、クリーニングブレードと潤滑剤を用いた場合に、初期と経時でクリーニング不良を防止できる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の一例を説明するための要部概略図である。
本発明に含まれない例を模式的に説明するための概略図である。
本発明の一例を模式的に説明するための概略図である。
本発明の他の例を模式的に説明するための概略図である。
本発明の他の例を模式的に説明するための概略図である。
初期塗膜調整処理の一例である例1~例3を説明するための図である。
画像形成装置の他の例を説明するための概略図である。
初期塗膜調整処理の制御ブロック図の一例である。
初期塗膜調整処理のフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る画像形成装置及び塗膜調整方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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